待望のグルベローヴァ、オペラ全曲CDは
ドニゼッティの傑作『ルクレツィア・ボルジア』!
グルベローヴァ・ファンの皆様、お待たせいたしました! 「NIGHTINGALE」からの新録音は、ドニゼッティの傑作『ルクレツィア・ボルジア』です。
ルクレツィア・ボルジア[1480-1519]は実在の人物で、15世紀末から16世紀初頭にかけて活躍したチェーザレ・ボルジアの妹。政治に利用された波乱万丈の人生で知られています。ドニゼッティは1833年、スカラ座のために『ルクレツィア・ボルジア』を作曲。オペラではルクレツィアは、邪魔者を暗殺する冷酷な女である一方、離れ離れになっていた息子ジェンナーロを愛する母という二面性で描かれています。1960年代からモンセラート・カバリエ、ジョーン・サザーランド、レイラ・ゲンチャー(ジェンチェル)と優れたプリマドンナがたびたび歌って、ドニゼッティの人気作の一つになりました。グルベローヴァは近年、ルクレツィアを頻繁に歌って好評を博しています。
今回の録音は2010年6月にケルンで行われた演奏会形式上演のライヴ録音。グルベローヴァが絶好調なのに加え、ジェンナーロ役のテノール、ホセ・ブロスや、男装役のシルヴィア・トロ・サンタフェと、優れた歌手が揃っています。指揮者のアンドリー・ユルケヴィッチはウクライナのズボリフ出身。アルベルト・ゼッダとジャンルイジ・ジェルメッティに学び、イタリア・オペラを得意にしています。ウクライナ国立歌劇場の音楽監督を務めるほか、ドイツ語圏を中心に大きな活躍しています。ここ数年、グルベローヴァはユルケヴィッチを重用してますますの注目を浴びています。(キングインターナショナル)
【収録情報】
・ドニゼッティ:歌劇『ルクレツィア・ボルジア』全曲
エディタ・グルベローヴァ(S ルクレツィア・ボルジア)
ホセ・ブロス(T ジェンナーロ)
フランコ・ヴァッサッロ(Br ドン・アルフォンソ)
シルヴィア・トロ・サンタフェ(Ms マッフィオ・オルジーニ)
ベルナルド・キム(T イェッポ・リヴェロット)
トーマス・ラスケ(Br アポストロ・ガゼッラ)
イル・ホン(Br アスカーニオ・ペトルッチ)
タンゼル・アクツェイベク(T オロフェルノ・ヴィテッロッツォ)
ゼバスティアン・ガイアー(Br グベッタ)
トマス・ブロンデル(T ルスティゲッロ)
シャディ・トルベイ(Bs アストルフォ)
ケルン歌劇場合唱団
ケルン西部ドイツ放送管弦楽団
アンドリー・ユルケヴィッチ(指揮)
録音時期:2010年6月
録音場所:ケルン
録音方式:デジタル(ライヴ)