ジブリ作品で一番好きな作品です。気の強いキキが修行に出て、アクシデントがありながらも魔女として成長していく姿がとても素敵です。

自分も親元を離れて知らない街で生きていきたいなと小さい頃は何度も夢見てしまいました。箒にまたがって飛ぶ真似もこの映画を見たら真似してしまいます。

たぬきたちの個性や世界観がとても面白かったです。たぬき目線なので、人間の勝手な行動はたぬきにはそう見えているのだと勉強になりました。

まさに多摩ニュータウンに在住の自分としてはたぬきを見かけるたびにこの映画を思い出します。たぬき目線のお話に人間側として反省しつつも、愉快なたぬき達に笑顔になりました。

ジブリにしては珍しく子ども向けというよりは大人向けのアニメ映画だと思います。ストーリーがそもそもあまり子ども受けする内容ではありませんし、子供の頃はあまり好きではありませんでした。ただ少し大きくなってから見ると面白さがわかり、ハマってしまいました。

小さい頃に観て、よくわからない面白くない作品だと思っていました。大人になって観てみると、理解が難しい部分がありながらも、しぶい作品だなと思えました。

ポルコのかっこよさはもちろん、マダム・ジーナのかっこよさが最高です。加藤登紀子さんの声がハマりすぎて、曲を聴くと何度でもうるっときます。大人になってから観ると大人の恋の切なさや戦間期の複雑さが深く沁みます。

主人公はなぜか豚だけど、これがまたかっこいいです。青い海に映える赤い飛行機がまた素敵です。雇われた女性たちが飛行機を作るシーンが大好きです。

甘酸っぱい雫と聖司の恋のお話、素敵な青春物語で、何回も見返しました。繊細な気持ちの表現がとても素晴らしいと思います。

独特の世界観がとても好きです。他のジブリ映画とは少し毛色が違いますが、面白くて映画館には２回観にいきました。鬼滅の刃に抜かれるまで興行収入一位だったことも納得の面白さです。個人的にはこういう世界観のジブリをもう一度観たいです。