ショスタコーヴィチ(1906-1975)

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CD 輸入盤

弦楽四重奏曲全集 マンデルリング四重奏団(5CD)

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
AU21411
組み枚数
:
5
レーベル
:
:
Germany
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


マンデルリング四重奏団の代表作
ショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲全集がCD5枚組の廉価セットでリリース!


作曲者歿後30周年を迎えた2005年に開始され、2009年に全曲の収録が完了したマンデルリング四重奏団によるショスタコーヴィチ・シリーズ。この間、結成25周年の節目となる2008年には初来日公演も果たし、マンデルリング四重奏団は日本の聴衆にも広くその名を知られるところとなりましたが、このたび、かれらの代表作である「ショスタコーヴィチ全集」が装いも新たに、通常CD5枚組セットで登場します。
当セットは、シュミット3兄弟を中心にした緊密なアンサンブルによる手堅い演奏内容とともに、録音の良さでもオーディオ・ファイルより注目を集めてきました。セット発売に際して、SACDハイブリッド仕様による分売リリースとの比較では、さらにお求め安い価格でのリリースとなっており、あらためて多くの方にお聴きいただけるものとおもわれます。なお、セットの仕様はコンパクトなクラムシェル・ボックス・タイプとなります。

【全15曲の概要】
 ディスク1には、有名な第5交響曲のあとに作曲され、軽快で簡潔な作風の「第1番」のほか、政治的な圧力や内面的葛藤が投影され始める「第2番」「第4番」を収録。
 ディスク2には、5楽章形式、中間3楽章の構成という点で、先行して書かれた第8交響曲と構想が酷似している「第3番」、シンプルなつくりと明るい表情が特徴の「第6番」、そして、第1交響曲、第10交響曲、チェロ協奏曲第1番ほか、自作からの大量の引用がみられる“戦争交響曲的な自伝的な内容の傑作「第8番」を収録しています。
 円熟期の作が並ぶディスク3は、作曲者の名前のイニシャルをあてはめた音型を主題にしている点で、第10交響曲の先駆けといえる「第5番」、簡潔なスタイルがいっそう洗練され、全15曲中でもっとも短く、最初の夫人ニーナに捧げられた「第7番」、対照的に5楽章と規模も大きく、内容的にも交響曲ばりの手ごたえ感じさせ、2番目の妻イリーナに捧げられた「第9番」を収めています。
 ディスク4には、楽しくオプティミスティックなムードと簡潔な手法に特徴があり、親友ワインベルクに献呈された第10番、演奏時間30分弱で2楽章形式、とくに長大な後半楽章のシンフォニックな規模と起伏のおおきなつくりや、12音技法を採用している点も注目される「第12番」、ゆかりのベートーヴェン四重奏団のシリンスキーに献呈され、チェロの動きに重点が置かれ、シンプルな書法からくる思索的な味わいも聴きとれる「第14番」を収録。
 ショスタコーヴィチ晩年の10年間に作曲され、これまでにもまして内省的、瞑想的な傾向を収めるディスク5。ロシア民謡や古来の典礼歌を織り込みながら、短い7つの楽章が切れ目なくつづく組曲仕立ての「第11番」、第12番に引き続き12音技法で書かれ、単一楽章とヴィオラが主役という点に特徴がある「第13番」、そして、世を去る前年の作で、6つのパートが切れ目なく演奏され、全15曲中最長規模の演奏時間を要する「第15番」を収めています。(輸入元情報)

【収録情報】
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集


Disc1 [72:52]
● 弦楽四重奏曲第1番ハ長調 Op.49
● 弦楽四重奏曲第2番イ長調 Op.68
● 弦楽四重奏曲第4番ニ長調 Op.83


 収録時期:2005年2月25日(第1番)、6月28日〜7月1日(第2番、第4番)

Disc2 [70:07]
● 弦楽四重奏曲第3番ヘ長調 Op.73
● 弦楽四重奏曲第6番ト長調 Op.101
● 弦楽四重奏曲第8番ハ短調 Op.110


 収録時期:2006年6月26-28日

Disc3 [67:54]
● 弦楽四重奏曲第5番変ロ長調 Op.92
● 弦楽四重奏曲第7番嬰ヘ短調 Op.108
● 弦楽四重奏曲第9番変ホ長調 Op.117


 収録時期:2007年5月10-12日

Disc4 [75:33]
● 弦楽四重奏曲第10番変イ長調 Op.118
● 弦楽四重奏曲第12番変ニ長調 Op.133
● 弦楽四重奏曲第14番嬰ヘ長調 Op.142


 収録時期:2008年4月23-25日

Disc5 [67:46]
● 弦楽四重奏曲第11番ヘ短調 Op.122
● 弦楽四重奏曲第13番変ロ短調 Op.138
● 弦楽四重奏曲第15番変ホ短調 Op.144


 収録時期:2009年5月27-29日

 マンデルリング四重奏団
  ゼバスティアン・シュミット(ヴァイオリン)
  ナネッテ・シュミット(ヴァイオリン)
  ローラント・グラッスル(ヴィオラ)
  ベルンハルト・シュミット(ヴィオラ)

 収録場所:すべてクリンゲンミュンスター
 録音方式:ステレオ/(デジタル/セッション)


ユーザーレビュー

総合評価

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分売の2枚がなかなか入荷されないのでお、...

投稿日:2016/11/20 (日)

分売の2枚がなかなか入荷されないのでお、思い切ってキャンセルして全集を注文し直しました。既知の第3番、第4番、第8番が良かったです。ケニチさんのレビューに同感です。SACDhybridの分売盤よりregular CDの本盤の方が再生がスムーズで音質も良いような気がします。錯覚でしょうか。

ガメラ さん | 群馬県 | 不明

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 どの曲も,スコアを正確に再現した模範的...

投稿日:2012/11/11 (日)

 どの曲も,スコアを正確に再現した模範的演奏.また,楽器に近接した鮮明な録音も手伝って,鋭く切り込むような力強さも兼ね備えている.  とりわけ,第11番第3楽章の烈しい響きは印象的.

ケニチ さん | 愛知県 | 不明

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ショスタコーヴィチ(1906-1975)

「わたしの交響曲は墓碑である」という“証言”の中の言葉によって象徴されるショスタコーヴィチの音楽と生涯への価値観の変質は、今もって盛んな議論と研究、演奏解釈によって再認識過程の最中にあるとも言えますが、作品によってはすでに演奏年数も75年に及び、伝統と新たな解釈の対照がごく自然におこなわれてきているとも言えそうです。 圧政と戦争の象徴でもあったソビエト共産主義社会の中に生き、そして逝ったショスタコ

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