シューマン、ロベルト(1810-1856)

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CD 輸入盤

室内楽曲、ピアノ曲集 アルゲリッチ、ルノー・カプソン、ナカリャコフ、グートマン、今井信子、他(3CD限定盤)

シューマン、ロベルト(1810-1856)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
6426732
組み枚数
:
3
レーベル
:
Emi
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

シューマン:室内楽ボックス(初回限定生産盤)
アルゲリッチ&フレンズ


若い頃はピアノ曲を中心に作曲していたシューマンですが、30代になると室内楽にも熱心に取り組むようになり、ときに情熱的で大胆、ときに繊細でメランコリックという多彩な情感表現が盛り込まれた傑作を数多く生み出すことになります。
 アルゲリッチは近年は室内楽をメインに演奏活動をおこなっており、気心知れたアーティスト達と共演した演奏の数々はレコーディングからも窺うことができます。
 アルゲリッチはまた、シューマンの音楽を大変好んでいることでも有名で、ピアノ曲やピアノ協奏曲はもちろん、室内楽の小品にいたるまで、数多くの作品をとりあげています。
 今回、シューマン生誕200年企画として限定発売されるこのセットには、近年のアルゲリッチが親しいアーティストとおこなったレコーディングから、シューマンの作品が集められて3枚のCDに収められており、『子供の情景』からピアノ五重奏曲に至る幅広い室内作品を楽しむことができます。
 登場するアーティストは、カプソン兄弟にグートマン、今井信子、マイスキー、モンテーロ、ナカリャコフなど実に多彩。充実した演奏が揃ったお買得なセットの登場です。(HMV)

【収録情報】
CD1
シューマン:
・子供の情景 作品15(全13曲)
 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 録音:2007年6月、ルガーノ

・アンダンテと変奏曲(2台のピアノのための) 作品46
 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 ガブリエラ・モンテーロ(ピアノ)
 録音:2007年6月、ルガーノ

・幻想小曲集 作品73(全3曲)
 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 セルゲイ・ナカリャコフ(フリューゲル・ホルン)
 録音:2006年6月、ルガーノ

・おとぎ話の挿絵 作品113(全4曲)
 今井信子(ヴィオラ)
 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 録音:1994年9月18日、オランダ

CD2
・ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調
 ゲザ・ホスツ=ルゴツキー(ヴァイオリン)
 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 録音:2004年6月、ルガーノ

・ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調 作品121
 ルノー・カプソン(ヴァイオリン)
 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 録音:2008年6月、ルガーノ

・幻想小曲集 作品73(全3曲)
 ナターリャ・グートマン(チェロ)
 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 録音:1994年9月18日、オランダ

・幻想小曲集 作品88(全4曲)
 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 ルノー・カプソン(ヴァイオリン)
 ゴーティエ・カプソン(チェロ)
 録音:2009年6月、ルガーノ

CD3
・アンダンテと変奏曲 変ロ長調 作品46
 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 アレクサンドル・ラビノヴィチ=バラノフスキー(ピアノ)
 録音:1994年9月18日、オランダ

・ピアノ四重奏曲 変ホ長調 作品47
 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 ルノー・カプソン(ヴァイオリン)
 リダ・チェン(ヴィオラ)
 ゴーティエ・カプソン(チェロ)
 録音:2006年6月、ルガーノ

・ピアノ五重奏曲変ホ長調 作品44
 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 ドーラ・シュヴァルツベルグ(ヴァイオリン)
 ルノー・カプソン(ヴァイオリン)
 ノラ・ロマノフ=シュヴァルツベルグ(ヴィオラ)
 マルク・ドブリンスキー(チェロ)
 録音:2002年6月、ルガーノ

総合評価

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94年オランダ・ナイメヘンでのライヴからと...

投稿日:2011/01/15 (土)

94年オランダ・ナイメヘンでのライヴからと、過去何回か出たルガーノ音楽祭ライヴ・シリーズからアルゲリッチが加わったシューマン作品がセレクトされていて、「こんな形でまとめてもらえないかな」という願い通りの企画でたいへんありがたかったです。最も印象に残ったのは聞き知らない名前のヴァイオリン奏者とのソナタ第1番。この痛み震えるような表現。なお「ピアノ四重奏曲」は94年盤ではラビノヴィチが弾いていましたから、知る限りここに収録された演奏がアルゲリッチ唯一のものではないでしょうか。「加」「乗」に酔うようなあのラビノヴィチ盤と比べて、繊細な「減、除の美学」が感じられ私は好きです。また2曲の「アンダンテと変奏」は94年盤がチェロ(マイスキーとグートマン)とホルンを加えた原典版、07年盤はモンテーロとの2台ピアノ版です。そしてピアノ五重奏曲ですがここに収録の演奏は私は持っていなかったので幸いでしたが、表現としては94年盤が忘れられませんでした。その終楽章で強靭な打鍵に叱咤されて弦も高鳴っていく昂揚感は比類がなかったです。とはいえいずれをとっても凛とした細身の熱い音で、自分と仲間とシューマンにまっすぐに向き合うアルゲリッチをこれだけまとめて聴ける喜びはかけがえがありません。

Maya さん | 熊本県 | 不明

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いつものように、ごく普通に、思いのまま、...

投稿日:2010/12/19 (日)

いつものように、ごく普通に、思いのまま、おそらく弾いているのだろう。しかし、とても真似どころか、同じ雰囲気を醸しだすことは、アルゲリッチ以外、誰も出来得ない世界。例えば、トロイメライ。冒頭アフタクトで入る旋律に合いを入れる最初の和音。その濁りが去ってから上昇音形に進む演奏がほとんどなのに、律儀に、まるでコンピュータで入力したみたいに、あっさりと進んでいく。しかし、その頂点に達しようとする瞬間、すべての進みを一瞬止める。そのパウゼの後、全くテンポを無視。低音からしっかりした響きで分散和音を積み重ねた一番上に、麗々しく頂点を築く。しかし、作為的な雰囲気は微塵もない。ウーム出来ない。共演者が新たに加わろうが、入れ替わろうが、全く変わりがない。まあ、若干、我儘かなとも思うが、おそらく、でなければ築き上げられない世界なのだろう。シューマンではなく、アルゲリッチの宇宙を聴く3枚として最高の評価を。

蓮華人 さん | 千葉県 | 不明

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子供の情景は本当に素晴らしい。天性のダイ...

投稿日:2010/11/22 (月)

子供の情景は本当に素晴らしい。天性のダイナミズムに優しさと柔らかさが加わったようだ。しかし今度こそはと期待したピアノ四重奏曲Op.47は、やはり好きに慣れない演奏だ。1994年の演奏と同様に、テンポの設定が速すぎたり、遅すぎたりで馴染めない。第3楽章のアンダンテカンタービレはスムーズに涙が出るように美しく演奏して欲しいのだが、今回もやたら遅い。

Dinkelbrot さん | 群馬県 | 不明

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シューマン、ロベルト(1810-1856)

ロベルト・シューマン(Robert Alexander Schumann)は、 1810年6月8日にドイツのツヴィッカウに生まれました。5人兄弟の末っ子で、出版業者で著作もあったという父親のもとで早くから音楽や文学に親しみ、作曲や詩作に豊かな才能を示したといいます。  ロベルト16才の年にその父親が亡くなり、安定した生活を願う母親の希望で法学を選択、1828年にライプツィヒ大学に入学しますが、音

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