シューマン、ロベルト(1810-1856)

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CD 輸入盤

交響曲全集 クリスティアーン・ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデン(2018年東京ライヴ)(2CD)

シューマン、ロベルト(1810-1856)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
19075943412
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


シューマン:交響曲全集〜ライヴ・アット・サントリーホール
ドレスデンが誇る伝統と格式と、革新のシューマン。
空前のサントリー・ホール・ライヴが早くもディスク化!


シュターツカペレ・ドレスデン首席指揮者、ザルツブルク復活祭音楽総監督を兼任し、名実ともにドイツ音楽の世界的巨匠と目されるクリスティアーン・ティーレマン。ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートを指揮して、初登場ながらその見事な音楽づくりで絶賛されてスタートした2019年2度目のソニー・クラシカルのリリースで、4月1日に60歳となることを記念して、手兵とのシューマン:交響曲全集がリリースされることになりました。
 しかもこれは2018年10月〜11月にかけて北京、広州、マカオと行われたアジア・ツアーの最終地点である東京サントリーホールにおいて、二夜連続で演奏されたチクルス全曲のライヴ録音(終演後の拍手はカット)。交響曲は番号順に演奏され、「豪放磊落、疾風怒濤の激烈な演奏」「仁王のような力感と、強靭なエネルギーがあふれるシューマン像」と評された、豪胆かつ個性的な解釈を優れた音質でご堪能いただけます。長年DGで録音制作をつとめてきたヴェテランのアーレント・プローマンがこの収録のためにドイツから来日し、プロデュースを担っているのもポイントです。
 シューマンの交響曲4曲はティーレマンにとって最も重要な交響曲のレパートリーの一つであり、録音キャリア初期の1996〜2001年に録音されたイギリスの名門フィルハーモニア管との全集があり、今回は約17年ぶりの再録音となります。ティーレマンは2018年10月来日時のクラシカ・ジャパンへのインタビューで、「シューマンの交響曲は常に極端な感情表現を要求する」、「強い抒情性と、曲調の大きな変化に説得力を持たせることが大切」、「信じがたいほど強い精神的なコントラストに富んでいながら、一つの交響曲の中にまとめられ、しかも各楽章が全く違うものになっている」と語り、さらに「感情豊かで時に意味が分からないほど常軌を逸している」と述べるなど、作品の本質を鋭く見抜いた慧眼ぶりを披露しています。ティーレマンは、また日本人の繊細な国民性ゆえに、「日本の聴衆はシューマンの交響曲にぴったり」と自信たっぷりに述べています。
 ティーレマンは、オーケストラの配置をヴァイオリンを両翼に置くいわゆる古典配置にすることで、シューマンが第2ヴァイオリンに託した動きが通常よりも明確になり、音楽の骨格が明確に浮かび上がっています。またシューマンが記した不規則なアクセントを強調することで独特の無骨な強弱が生まれ、そこにティーレマンならではの大胆かつ個性的なフレージングが加わっているのが聴きどころといえるでしょう。ティンパニを抑え気味にし、豊かな表情を盛り込んだ弦楽器主体のバランスを実現しているのも興味深い点です。随所に聴かれる思い切ったテンポや表情の変化(第1番第1楽章再現部、第2番第4楽章や第3番第5楽章のコーダなど)も、躍動するシューマンの魂を伝えてやみません。
 シュターツカペレ・ドレスデンのシューマンといえば、1972年EMI録音のサヴァリッシュ指揮の全集がLP時代の定番であり、1992〜93年DG録音のシノーポリ盤でも作品とオーケストラの親和性が改めてクローズアップされました。それから20年以上を経て、ティーレマン時代の一つのクライマックスともいえる成熟ぶりが当演奏にくっきりと刻み込まれています。
 クリスティアーン・ティーレマンは1959年ベルリン生まれ。シュテルン音楽院で学び、カラヤンのアシスタントに。ベルリン・ドイツ・オペラ音楽総監督、ミュンヘン・フィル音楽監督を経て、2012年〜シュターツカペレ・ドレスデン首席指揮者、2013年〜ザルツブルク復活祭音楽総監督。ワーグナー、シュトラウス、ブルックナーを中心とするドイツ音楽の巨匠です。(輸入元情報)


【収録情報】
シューマン:交響曲全集


Disc1
1. 交響曲第1番変ロ長調 Op.38『春』
2.交響曲第2番ハ長調 Op.61

Disc2
3.交響曲第3番変ホ長調 Op.97『ライン』
4.交響曲第4番ニ短調 Op.120

 シュターツカペレ・ドレスデン
 クリスティアーン・ティーレマン(指揮)

 録音時期:2018年10月31日(1,2)、11月1日(3,4)
 録音場所:東京、サントリーホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

ユーザーレビュー

総合評価

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ティーレマンのシューマン交響曲集が東京ラ...

投稿日:2022/06/03 (金)

ティーレマンのシューマン交響曲集が東京ライブで発売されたので、ドレスデン・ステーツカペレの音を楽しみに購入しました。しかし、期待していたシューマンとは異なって、スッキリしすぎた安全運転の演奏でした。 昔のサバリッシュの演奏もスピード感はありましたが、ドレスデンの少しくすんだ音がシューマンのロマン的な音をもたらしていたのに、少し残念です。ライブでの収録を意識して、ティーレマンが少しコントロールしすぎたのかもしれません。

RN さん | 東京都 | 不明

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14型対向配置の弦楽5部と2管編成はシューマ...

投稿日:2019/10/28 (月)

14型対向配置の弦楽5部と2管編成はシューマンにしては少し大きいかもしれないが、音量をシューマン仕様に幾らか抑え深い森へと誘うクリスティアン・ティーレマンの呼吸と解釈、ドイツ語の発音に沿って作曲しているシューマンの語りは秀逸。シュターツカペレ・ドレスデンの柔軟なイントネーションと響きは、濃厚でありながら仄暗く美しい。第1番と第3番はオーケストラ独自の持ち味が活き、第2番と第4番はトップ奏者を入れ替えティーレマン色に、と練りに練った仕上がり。シュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者に就任してから8年目、若い頃から思い入れのあるシューマン・ツィクルスの商品化は2回目。

Sturm und Drang さん | 東京都 | 不明

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2018年サントリーホールでの来日公演に行け...

投稿日:2019/07/19 (金)

2018年サントリーホールでの来日公演に行けなかったので、CDを購入したが何と表現をしたら良いのか!聴き手にシューマンのロマン派的な熱い情熱がまったく感じられない独りよがりの解釈と演奏とでも言いましょうか。何かティーレマンは内面での葛藤があるのかすっきりせず残念ですね。

音楽の中の魂 さん | 東京都 | 不明

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シューマン、ロベルト(1810-1856)

ロベルト・シューマン(Robert Alexander Schumann)は、 1810年6月8日にドイツのツヴィッカウに生まれました。5人兄弟の末っ子で、出版業者で著作もあったという父親のもとで早くから音楽や文学に親しみ、作曲や詩作に豊かな才能を示したといいます。  ロベルト16才の年にその父親が亡くなり、安定した生活を願う母親の希望で法学を選択、1828年にライプツィヒ大学に入学しますが、音

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