カール・t・バーグストローム

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デタラメ データ社会の嘘を見抜く

カール・t・バーグストローム

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784532177089
ISBN 10 : 4532177081
フォーマット
発行年月
2021年07月
日本
追加情報
:
416p;19

内容詳細

政治家は「ポスト真実」を主張し、自治体は疫学を無視した対策を立て、科学者は虚偽論文を発表する。高等教育機関は分析的思考ではなく思いつきを表彰し、スタートアップ企業は実現不能な計画でカネを引っ張り、TEDトークは難しい問題を超単純化したプレゼンで人々を騙す。広告界は見出し詐欺やパクリ記事にもカネが落ちるシステムを築いた。クリックさえ稼げればなんでもOKだ。こんな世界で真実を見抜くには?あなたの一生役に立つ「つまらない戯言に騙されない方法」を伝授する。

目次 : 第1章 世の中はデタラメだらけ/ 第2章 メディア、メッセージ、偽情報/ 第3章 デタラメの特徴/ 第4章 因果関係/ 第5章 数字で描くたわごと/ 第6章 選択バイアス/ 第7章 データ・ビジュアライゼーション/ 第8章 ビッグデータとデタラメ/ 第9章 科学のもろさ/ 第10章 デタラメを見破る/ 第11章 デタラメを正す

【著者紹介】
カール・T.バーグストローム : ワシントン大学生物学部教授。進化生物学者。伝染病の蔓延過程を研究。細胞内の遺伝子発現からソーシャルメディア上の誤情報の拡散にいたるまで、あらゆる種類の情報の流れを研究している

ジェヴィン・D.ウエスト : ワシントン大学情報学大学院准教授。科学技術学および技術の社会的影響について研究。同大学のeサイエンス研究所にてデータサイエンス教育のコーディネーターを務める。同大学のデータラボの共同所長

小川敏子 : 翻訳家。東京生まれ、慶應義塾大学文学部英文学科卒業。小説からノンフィクションまで幅広いジャンルで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • チャー さん

    データ社会に氾濫するデタラメに警鐘を鳴らした本。フェイクニュースやメディアの記事等ではよく聞くが、統計の見方やグラフの表示のさせ方等、世の中に蔓延するいい加減な情報や意図的な表現を多数引き合いに出し紹介している。普段接しない桁数の膨大な数字で主張されたとき一瞬無意識的に受け入れてしまうことも多いが、冷静にフェルミ推定の手法を使い自分で試算することで、内容があり得ない数字かそうでないかに気付くことができるという主張は大いに納得。偽陽性や偽陰性、数えられなかった数値や報告されなかった数値を想像することが重要。

  • turtle さん

    読み応え抜群でした。 ある意図を持って作られたグラフや図の例がふんだんに盛り込まれ、その意図を見破るには、正しい比較が行われているか、話がうますぎないか、数字の桁は合っているか、などに注意する必要があると教えてくれます。 難しい印象のあるフェルミ推定についても簡単な計算方法が示されており、もう少し勉強してみようかな、という気にさせてくれます。 それにしても、ディープフェイクなどの技術がどんどん進化していくと、いつ我々もロシア国民のように国に騙されてしまうか、わからないです。

  • 読人 さん

    ワシントン大学の講義内容がベースということなので、よくある統計に騙されない本、的な軽い内容かと思ったら思いの外しっかりした内容で大変参考になった。冒頭の数値の扱い(絶対値vs比率)や相関と因果の取り違いは割りと知られているが、選択バイアスやGIGOの豊富な実例、P値ハッキングなどは参考になる。特に出版バイアスが原因でP=0.05以下の論文でも単なる偶然になる可能性は、きちんと意識しておかないとダメだなぁと感心した。この講義を受けられる学生が羨ましい。手許においておきたい一冊。

  • 竜玄葉潤 さん

    ここで出てくるデタラメは、テレビや雑誌で分かりやすくみせるテクニックとして使ってるものも多い。悪意なく使っている人も多い気も、それだけに厄介かも。

  • yahiro さん

    世に蔓延る「デタラメ」な言説について注意喚起を促す本。政治家や企業が発表するトンデモないグラフなどが紹介されていて、「本当に?」と疑いたくなるが、流暢なスピーチとともに流れで表示されたら疑問に思うよりも受け入れてしまうんだろうな、と思った。

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