カルル・ハインリヒ・マルクス

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資本論 4

カルル・ハインリヒ・マルクス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003412541
ISBN 10 : 4003412540
Format
Books
Publisher
Release Date
April/1969
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

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  • 非日常口

    宇野の原理論を読んで大筋をおさえられているからか、エンゲルスの文体が個人的には読みやすく、1巻よりページがかなり軽く捲れた。逆に概括するところで振り落とされたアダム・スミスやディヴィッド・リカルドの批判の部分に時間をかける。宇野学派の「経済原論」数冊で循環論、不変資本・可変資本、固定資本・流動資本など基本的な言葉の意味を予めおさえ、随時参照して読むが、宇野が大きくマルクスの論理を組み替えた部分が実際どこだったのか、具体的にまだ指摘できない自分がいたので、資本論を通読したら「資本論研究」に移ろうと思う。

  • にゃんにゃんこ

    第一巻執筆後にマルクスが病死してしまい、後にエンゲルスによって編まれた、第二巻の始まりである。 散文的な原稿を、全て目を通して書き直し発刊されたものだが、マルクスが書いたものと遜色無いように思えた。余剰資金の再資本化や資本の回転などが、多くの数式で説明されるので、数式を理解しないと分からなくなる。私は1%位しか理解出来なかった。それを踏まえてのAスミスやリカードの批判に成る。全体的に難解で挫けそうに成ったが、取り敢えず読み終えた。資本論は、セミナーなどで勉強しないと無理だと思った。

  • まとめてるエンゲルス自身が、マルクスが本著で示した式がおかしいことを序文で示しているのでそのことを念頭に置いて読み進める必要がある(が、そこまで読み込める人はどれだけいるのだろうか)。ここまででも難しくなりつつあると感じていたものの、本書でより一層難しくなったように感じるのは分厚さ故だろうか。

  • またの名

    「回転の計算でマルクスは混乱し、矛盾した数字が出た結果あまり重要でないことを不当に重視するに至ったっぽい」と戸惑いを記す編者エンゲルス。同じ物質でも、例えば家畜が運搬手段としては固定資本だが食用としては流動資本とも言える混乱に、経済学の父スミスが気づかず素材的性質を抽象できてないと書く随所で俺頭良いだろ感の凄い著者にして、このミス。G−W…P…W'−G'…等の定式で示される資本の運動にしても、一つの過程が同時に別々な側面を持つ諸様式として機能しつつ動的な総体を成している複雑さを捉えんがための苦闘が見える。

  • 中年サラリーマン

    新しい思想はない。それは全て前3巻に含まれており、本巻は各論を議論している。あとAスミスやリカードへの反論など。ただ、抑えておくべきは資本回転率だろうか?資本主義のキモは超効率化なのでやはりここに話は及ぶ。ただ、これを資本論で学ぶ必要はない。現代では分かりやすいビジネス会計書が溢れているだろうから。逆を言うといまでも通用する考え方であるということ。資本論は同じ現象を異なった角度で見つめており景色が変わる。資本論を読むことで視点を一つ増やすというのが賢い読み方だと思う。

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