CD 輸入盤

ピアノ五重奏曲(管弦楽版)、歌曲集『海の絵』(合唱と管弦楽版) ケネス・ウッズ&イギリス響、イギリス室内管、ロドルファス合唱団

エルガー(1857-1934)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
AV2362
組み枚数
:
1
レーベル
:
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


エルガー:ピアノ五重奏曲(管弦楽版)、歌曲集『海の絵』(合唱と管弦楽版)
ケネス・ウッズ&イギリス響、イギリス室内管、ロドルファス合唱団


世界初となったハンス・ガルの交響曲全曲録音で名を馳せたアメリカ人指揮者ケネス・ウッズ。新たな挑戦は、オーケストレーションが施されたエルガーのピアノ五重奏曲、そして合唱と管弦楽版に編曲された歌曲集『海の絵』という注目のプログラム。
 編曲はイギリス出身、現在はアメリカで指揮者、作曲家、プロデューサーとして活躍するドナルド・フレイザー。2015年にケネス・ウッズによって世界初演された2作品。英国音楽ファン、オーケストラ・アレンジ・ファンは要チェックのエルガーです!(東京エムプラス)

【エルガー】
近代イギリスを代表する作曲家、サー・エドワード・ウィリアム・エルガー(Sir Edward William Elgar)は、1857年6月2日、イギリス中西部ウスター近郊のブロードヒースで生まれました。経済的に恵まれなかったため正規の音楽教育を受けることができず、ほとんど独学で勉強したそうですが、ピアノ調律師で楽器商を営んでいた父親のウィリアムは、生業のかたわら聖ジョージ・ローマ・カトリック教会のオルガニストを務めていたそうですから、やはりその血の中には音楽家の資質が備わっていたということなのでしょう。
 ヴァイオリン教師、ピアノ教師として収入を得るようになると、若きエルガーはロンドンへ足しげく通ってはさまざまな音楽に接し、シューマン、ワーグナーの作品にはとりわけ強く影響を受けたとされています。1889年にピアノを教えていたキャロライン・アリス・ロバーツと結婚しますが、作曲家としてはまだ地元の合唱音楽祭から作品を委嘱される程度にとどまっていました。
 1899年、そんなエルガーに大きな転機が訪れます。代表作のひとつである『エニグマ(謎)』変奏曲(1898年)が7月19日にロンドンのセント・ジェームズ・ホールでハンス・リヒターの指揮によって初演され、当時既に42歳だったエルガーは一躍世の注目を集めます。翌1900年にはオラトリオ『ゲロンティアスの夢』が完成、リヒャルト・シュトラウスがこの作品を絶賛したことで、その名声はヨーロッパ中に広まります。
 エルガーのもっともポピュラーな作品である行進曲『威風堂々』第1番は、1901年に作曲されました。中間部の有名な旋律は、時のイギリス国王エドワード7世のために書かれた『戴冠式頌歌』(1901年)でも再び用いられ、今日『希望と栄光の国』として愛唱され、イギリス第2の国歌とまで称されています。
 これ以降、オラトリオ『使徒たち』(1903年)、オラトリオ『神の国』(1906年)、交響曲第1番(1908年)、ヴァイオリン協奏曲(1910年)、交響曲第2番(1911年)、交響的習作『フォールスタッフ』(1913年)、チェロ協奏曲(1919年)等々、近代音楽史上の傑作を矢継ぎ早に発表、1904年(47歳)にはナイトに叙されるなど、エルガーはイギリスを代表する作曲家として自他共に認める存在となります。
 しかし1920年に夫人と死別してからは創作意欲を失い、指揮者、演奏家としての活躍に重心を移します。この当時マイクロフォンによる電気吹き込みの技術が新しく開発され、エルガーは自身の代表作を次々とレコーディング、有名なEMIのアビー・ロード・スタジオで初録音をおこなったのはエルガーでした。1924年(67歳)に「国王の音楽師範」(Master of the King's Musick)の称号を受け、1931年(74歳)には准男爵にも叙されるなど、その声望が衰えることはなかったようです。
 晩年には再び作曲活動に挑み、交響曲第3番、歌劇『スペインの貴婦人』、ピアノ協奏曲などの大作を手掛けますが、いずれも完成させることなく、1934年2月23日に世を去りました。(HMV)

【収録情報】
エルガー:
1. ピアノ五重奏曲イ短調(フレイザー編曲、管弦楽版)
2. 歌曲集『海の絵』(フレイザー編曲、合唱と管弦楽版)

 ロドルファス合唱団(2)
 イギリス室内管弦楽団(2)
 イギリス交響楽団(1)
 ケネス・ウッズ(指揮)

 録音時期:2015年
 録音方式:ステレオ(デジタル)

収録曲   

  • 01. Elgar (Orch. Donald Fraser): Piano Quintet in a Minor
  • 02. Sea Pictures

ユーザーレビュー

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面白いCDが出たものだ。誰がエルガーのピア...

投稿日:2016/07/19 (火)

面白いCDが出たものだ。誰がエルガーのピアノ五重奏曲を管弦楽版に編曲することを予想できただろうか。3管編成のオーケストラで奏でられる壮大な音楽。そこには原曲から感じる青白い光も温もりも無い。よくもここまでエルガーらしく(悪い意味で)作り上げたものだ。ドンシャン、ドンシャンとうるさく鳴る打楽器群。耳をつんざく金管。あきれるくらいエルガーっぽい。しかし、聴き終えたときの倦怠感。よほどエルガーが好きでなくては聴いていられない。だが、最高に面白い。「海の絵」はつまらない。原曲が良いだけに途中で嫌になった。第5曲の最後、なぜ普通に終われないのか?ピアノ五重奏だけでも試しに聴いてみてはいかがかでしょうか(笑)

のだめノビルメンテ さん | 新潟県 | 不明

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エルガー(1857-1934)

近代イギリスを代表する作曲家、サー・エドワード・ウィリアム・エルガーは、1857年6月2日、イギリス中西部ウスター近郊のブロードヒースで生まれました。経済的に恵まれなかったため正規の音楽教育を受けることができず、ほとんど独学で勉強したそうですが、ピアノ調律師で楽器商を営んでいた父親のウィリアムは、生業のかたわら聖ジョージ・ローマ・カトリック教会のオルガニストを務めていたそうですから、やはりその血の

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