Blu-ray Disc

『オテロ』全曲 ウォーナー演出、アントニオ・パッパーノ&コヴェント・ガーデン王立歌劇場、ヨナス・カウフマン、アグレスタ、他(2017 ステレオ)

ヴェルディ(1813-1901)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SIXC28
組み枚数
:
1
:
日本
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
Blu-ray Disc

商品説明

カウフマンとパッパーノ、これぞ21世紀の『オテロ』!

2017年6月、英国ロイヤル・オペラで約30年ぶりに新演出上演されたヴェルディ『オテロ』。主役のオテロにロール・デビューとなるヨナス・カウフマンをむかえ高く評価された公演で、今年(2019年)9月のロイヤル・オペラの来日公演でも披露されます。
 表現力の豊かさ、声の強靭さとバリトンからテノールまでの声域の広さを要求されるテノールの中でも最大の難役オテロを歌ったカウフマンは、過去の名歌手ヴィナイ、ヴィッカーズ、あるいはドミンゴらに比肩するパワフルな歌唱と見事な演技力を披瀝し、『「オテロ歌い」として歴史に名を刻んだ』と絶賛されています。現在上り調子のイタリアのバリトン、マルコ・ヴラトーニャのイアーゴ、同じくイタリアの名花、マリア・アグレスタのデズデモナなど、共演歌手も魅力的。
 暗い舞台上で照明を効果的に用い、影と光でオテロの心理をドラマテイックに演出するウォーナーの舞台、豊麗かつメリハリの効いた音楽作りでヴェルディ後期の豊かで陰影のあるオーケストレーションの魅力をこれ以上ないほどに再現するパッパーノの指揮によって、このヴェルディ畢生の大作の本質を明らかにしています。(メーカー資料より)

【収録情報】
● ヴェルディ:歌劇『オテロ』全曲


 ヨナス・カウフマン(オテロ)
 マルコ・ヴラトーニャ(イアーゴ)
 マリア・アグレスタ(デスデモナ)
 フレデリック・アントゥーン(カッシオ)
 カイ・リューデル(エミーリア)
 トーマス・アトキンス(ロドリーゴ)
 イン・スン・シム(ロドヴィーコ)
 トーマス・バーナード(伝令)、他
 コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団
 ウィリアム・スポールディング(合唱指揮)
 コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
 アントニオ・パッパーノ(指揮)

 演出:キース・ウォーナー
 装置:ボリス・クドリチュカ
 衣裳:カスパー・グラーナー
 照明:ブルーノ・ポエト
 所作:マイケリ・バリー
 殺陣:ラン・アーサー・ブラウン

 収録時期:2017年6月28日
 収録場所:ロンドン、コヴェント・ガーデン、ロイヤル・オペラ・ハウス(ライヴ)

● 特典映像:
 1. アントニオ・パッパーノ、キース・ウォーナー、ヨナス・カウフマン、マリア・アグレスタ、マルコ・ヴラトーニャへのインタビュー(5分)
 2. アントニオ・パッパーノとヨナス・カウフマン、ヴェルディ「オテロ」のヴォーカル・パートについて語る(4分40秒)

 映像ディレクター:ジョナサン・ハスウェル
 収録時間:本編150分、特典10分
 画面:カラー、16:9、HD
 音声:PCMステレオ、DTS-HD Master Audio Surround
 Region All

 ブルーレイディスク対応機器で再生できます。

内容詳細

2017年6月に英・ロイヤル・オペラで約30年ぶりに新演出上演された歌劇『オテロ』を映像化。ロール・デビューのヨナス・カウフマンをオテロ役に、アントニオ・パッパーノを指揮に迎えた、必見のステージだ。(CDジャーナル データベースより)

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カウフマンの『オテロ』という前にパッパー...

投稿日:2018/08/25 (土)

カウフマンの『オテロ』という前にパッパーノの『オテロ』と呼ぶべきだろう。作品の求めるマッシヴな力の表現とデリケートな心理的あやの描出、この両面をこれほど完璧に満たした指揮は前代未聞。カラヤンやクライバー以上と言っても過言ではない。この演奏自体をHIPとは呼べないだろうが、弦楽器のセンシティヴな弾かせ方や金管の朗々たる鳴らしっぷりなどはHIPスタイルの最良の成果を踏まえていると感じられる。カウフマンももちろん凄い。ドミンゴ以上に声のポジションの低い、バリトナールなテノールだが、それだけにここでしばしば求められる高い音域での絶叫が一段と映える。イタリア・オペラでは最高の適役と言ってよい。声のテクニックを総動員して作り上げたオテロ像だが、演技のうまさも彼の大きな武器。だんだん狂ってゆく第3幕の迫真力など圧巻だ。ヴラトーニャもイヤーゴ役としては低い声の持ち主で、ほぼバスだが、この人も特筆すべき演技力(声の演技と身体・表情の演技の両方)の持ち主。イヤーゴ役は自分の仕掛けた陰謀の成り行きを超然と見ていることが多いが、ヴラトーニャのイヤーゴは彼の手を離れて自ら転がってゆく陰謀におののきつつ巻き込まれてしまっている。指揮者・演出家との共同作業で作られたイアーゴ像だろうが、第3幕の幕切れなど大変面白いし、説得力十分だ。手練手管満載のこの男性二人に挟まれるとアグレスタはやや影が薄いが、ひたすらピュアで一途な彼女の演唱もまた悪くない。 キース・ウォーナー演出はかつての新国立『指輪』とは全く違って、読み替えなしのストレート勝負。最後にオテロが自らイヤーゴを殺す(ように見える)のがほぼ唯一の新機軸だが、そんなにデコラティヴな装置を使わなくても場面の作り方にセンスがあるし、鏡・仮面といった小道具の使い方もとても効果的だ。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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人物・団体紹介

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ヴェルディ(1813-1901)

1813年10月10日、ジュゼッペ・フォルトゥニオ・フランチェスコ・ヴェルディは、カルロ・ヴェルディの10番目の子供として、ブッセート近郊レ・ロンコーレに誕生。この頃は政情が不安で、翌年1月には同地にロシア軍が侵攻しています。生家は旅館兼居酒屋を営み、宿泊客の旅芸人の音楽に幼少から惹かれていたとのこと。1821年、父親からスピネットを買ってもらい、やがてピエトロ・バイストロッキにオルガンの奏法も習

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