Blu-ray Disc 輸入盤

『オテロ』全曲 ウォーナー演出、アントニオ・パッパーノ&コヴェント・ガーデン王立歌劇場、ヨナス・カウフマン、アグレスタ、他(2017 ステレオ)

ヴェルディ(1813-1901)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
88985491969
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
Blu-ray Disc
その他
:
輸入盤

商品説明


ドミンゴもデル・モナコももう要らない! これぞ21世紀の『オテロ』!
「タマーニョ以来100年待ったオテロの到来」と絶賛された
カウフマン初の『オテロ』が早くも映像ソフトとして登場!


2017年6月、コヴェント・ガーデン王立歌劇場(ロイヤル・オペラ)で新演出上演されたヴェルディ『オテロ』の映像です。何といってもこの公演の話題は、世界的テノール、ヨナス・カウフマンにとっての初役だったことでしょう。オテロ役は、表現力の豊かさ、声の強靭さとバリトンからテノールまでの声域の広さを要求されるヴェルディ・オペラのテノールの中でも最大の難役で、カウフマンはその要求を見事にクリアし、満場の聴衆の圧倒的な喝さいを浴びたのでした。
「カウフマンの、年を重ねることに自信をもった歌声。オテロ歌いとして有名だったラモン・ヴィナイ、ジョン・ヴィッカーズを呼び起こすものだった」(ニューヨーク・タイムズ)、
「彼は間違いなく、ドミンゴ以来、この役の最も素晴らしい声と肉体的なカリスマ歌手」(デイリー・メール)、
「ヨナス・カウフマンは『オテロ歌い』として歴史に名を刻んだ」(OperaWire)など、各誌論評で絶賛されています。現在上り調子のイタリアのバリトン、マルコ・ヴラトーニャのイアーゴ、同じくイタリアの名花、マリア・アグレスタのデズデモナなど、共演歌手も魅力的です。
 イギリスの名オペラ演出家キース・ウォーナーは、彼の特徴でもある暗い舞台上で照明をスポット的に当て、影と光で心理戦を象徴し、オテロの心理をドラマテイックに演出。指揮のパッパーノは豊麗かつメリハリの効いた音楽作りでヴェルディ後期の豊かで陰影のあるオーケストレーションの魅力をこれ以上ないほどに再現し、オーケストラこそが『オテロ』の真のドラマ、と称されることも多いこのオペラの本質を明らかにしています。
 ボーナスト・ラックとして、パッパーノやカウフマンのインタビューを収録した「An introduction tothe opera」(約5分)、パッパーノとカウフマンがオテロについてリハーサルし語り合う映像(約5分)が収録されています。(輸入元情報)

【収録情報】
● ヴェルディ:歌劇『オテロ』全曲


 ヨナス・カウフマン(オテロ)
 マルコ・ヴラトーニャ(イアーゴ)
 マリア・アグレスタ(デスデモナ)
 フレデリック・アントゥーン(カッシオ)
 カイ・リューデル(エミーリア)
 トーマス・アトキンス(ロドリーゴ)
 イン・スン・シム(ロドヴィーコ)
 トーマス・バーナード(伝令)、他
 コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
 アントニオ・パッパーノ(指揮)

 演出:キース・ウォーナー

 収録時期:2017年6月28日
 収録場所:ロンドン、コヴェント・ガーデン、ロイヤル・オペラ・ハウス(ライヴ)

 映像ディレクター:ジョナサン・ハスウェル
 画面:カラー、16:9、HD
 音声:PCMステレオ、DTS-HD Master Audio Surround
 字幕:英・仏・独・伊
 Region All

 ブルーレイディスク対応機器で再生できます。

収録曲   

  • 01. Opening Credits 0:25
  • 02. Act I : Una vela! Un vessillo 4:36
  • 03. Esultate! L'orgoglio musulmano 2:21
  • 04. Roderigo, ebben, che pensi? 2:26
  • 05. Fuoco di gioia! 2:49
  • 06. Roderigo, beviam! 1:38
  • 07. Innaffia l'ugola! 3:51
  • 08. Capitano, v'attende la fazione ai baluardi 1:16
  • 09. Abbasso le spade! 3:27
  • 10. Gia nella notte densa 10:15
  • 11. Act II : Non ti crucciar 3:03
  • 12. Credo in un Dio crudel 5:46
  • 13. Cio m'accora - Che parli? 5:05
  • 14. Dove guardi splendono 3:59
  • 15. D'un uom che geme 5:48
  • 16. Tu? Indietro! Fuggi! ... Ora e per sempre addio 4:36
  • 17. Era la notte, Cassio dormia - Oh, mostruosa colpa! 4:20
  • 18. Si, pel ciel marmoreo giuro! 2:13
  • 19. Act III : La vedetta del porto 3:30
  • 20. Dio ti giocondi, o sposo 5:06
  • 21. Esterrefatta fisso 5:18
  • 22. Dio! Mi potevi scagliar 4:22
  • 23. Vieni, l'aula e deserta 5:13
  • 24. Quest'e il segnale 2:37
  • 25. Il doge ed il senato 5:02
  • 26. A terra! Si, nel livido fango 6:29
  • 27. Fuggite! - Ciel! 2:38
  • 28. Act IV : Era piu calmo? 4:53
  • 29. Piangea cantando nell'erma landa 7:14
  • 30. Ave Maria, piena di grazia 4:56
  • 31. Chi e la? Otello? 6:18
  • 32. Calma come la tomba - Aprite! Aprite! 3:34
  • 33. Niun mi tema 5:55
  • 34. Bows and Closing Credits 6:09
  • 35. Antonio Pappano, Keith Warner, Jonas Kaufmann, Maria Agresta and Marco Vratogna on the characters in Shakespeare's Othel 5:00
  • 36. Antonio Pappano and Jonas Kaufmann on Verdi's vocal writing for Otello 4:40

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カウフマンの『オテロ』という前にパッパー...

投稿日:2018/08/25 (土)

カウフマンの『オテロ』という前にパッパーノの『オテロ』と呼ぶべきだろう。作品の求めるマッシヴな力の表現とデリケートな心理的あやの描出、この両面をこれほど完璧に満たした指揮は前代未聞。カラヤンやクライバー以上と言っても過言ではない。この演奏自体をHIPとは呼べないだろうが、弦楽器のセンシティヴな弾かせ方や金管の朗々たる鳴らしっぷりなどはHIPスタイルの最良の成果を踏まえていると感じられる。カウフマンももちろん凄い。ドミンゴ以上に声のポジションの低い、バリトナールなテノールだが、それだけにここでしばしば求められる高い音域での絶叫が一段と映える。イタリア・オペラでは最高の適役と言ってよい。声のテクニックを総動員して作り上げたオテロ像だが、演技のうまさも彼の大きな武器。だんだん狂ってゆく第3幕の迫真力など圧巻だ。ヴラトーニャもイヤーゴ役としては低い声の持ち主で、ほぼバスだが、この人も特筆すべき演技力(声の演技と身体・表情の演技の両方)の持ち主。イヤーゴ役は自分の仕掛けた陰謀の成り行きを超然と見ていることが多いが、ヴラトーニャのイヤーゴは彼の手を離れて自ら転がってゆく陰謀におののきつつ巻き込まれてしまっている。指揮者・演出家との共同作業で作られたイアーゴ像だろうが、第3幕の幕切れなど大変面白いし、説得力十分だ。手練手管満載のこの男性二人に挟まれるとアグレスタはやや影が薄いが、ひたすらピュアで一途な彼女の演唱もまた悪くない。 キース・ウォーナー演出はかつての新国立『指輪』とは全く違って、読み替えなしのストレート勝負。最後にオテロが自らイヤーゴを殺す(ように見える)のがほぼ唯一の新機軸だが、そんなにデコラティヴな装置を使わなくても場面の作り方にセンスがあるし、鏡・仮面といった小道具の使い方もとても効果的だ。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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人物・団体紹介

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ヴェルディ(1813-1901)

1813年10月10日、ジュゼッペ・フォルトゥニオ・フランチェスコ・ヴェルディは、カルロ・ヴェルディの10番目の子供として、ブッセート近郊レ・ロンコーレに誕生。この頃は政情が不安で、翌年1月には同地にロシア軍が侵攻しています。生家は旅館兼居酒屋を営み、宿泊客の旅芸人の音楽に幼少から惹かれていたとのこと。1821年、父親からスピネットを買ってもらい、やがてピエトロ・バイストロッキにオルガンの奏法も習

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