CD 輸入盤

『ピアノ・アルバム〜月の光、エリーゼのために、トロイメライ、他』 チョン・ミョンフン

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4810765
組み枚数
:
1
レーベル
:
Ecm
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ピアノで語るモノローグ
チョン・ミョンフン、初めてのピアノ・ソロ・アルバム!


1974年チャイコフスキー・コンクール・ピアノ部門第2位入賞後、ピアニストとしても活躍していた指揮者チョン・ミョンフン(ちなみに1974年は、優勝者ガヴリーロフ、第3位エゴロフ、第4位シフ、第5位アレクセーエフ、第6位エンゲラーというすごい年でした)。
 意外なことに今までピアノ・ソロ・アルバムをリリースした事は無く、今回が初ソロ・リリースとなります。
「ピアノという楽器は今も音楽的に私と最も親しく、愛すべき友人」と語るマエストロ。今回のアルバムは、2人の孫娘のためにアルバムを作ったら? というところから話が始まり、彼の人生の大切な節目を共にしてきた作品も収められました。ドビュッシーの『月の光』は、「月」という意味の名前をもつ孫娘のために、シューベルトの即興曲変ト長調は長男の結婚式で演奏した際の想いを込めて、チャイコフスキーコンクールで演奏した『秋の歌』はコンクール時の聴衆の熱い反応を思い出しつつ収録されました。そして、彼の音楽に最も大きな影響を与えたバイオリニストの姉、チョン・キョンファには、ショパンの夜想曲嬰ハ短調をささげています。
 孫娘を考えながら収録したアルバムだけに、誰もが一度は耳にしたことがあるなじみ深いメロディーの小品が集められ、極上のタッチが至福の時間を鮮やかに演出します。
 チョン・ミョンフン初のピアノ・ソロ・アルバムとなったこのアルバムは、ECMレーベルにとっても初のピアノ名曲集。これまで前衛的な音楽を中心としてきたレーベルだけに、ファンにとってはある意味衝撃的かもしれません。ピアノ名曲集とはいえ、いつものようにマンフレート・アイヒャーがプロデュースし、定評ある録音のクオリティは健在。アイヒャーとチョン・ミョンフンという二人のマエストロからの極上の贈り物と言っても過言ではないアルバムです。(ユニバーサルIMS)

【収録情報】
・ドビュッシー:月の光
・ショパン:夜想曲 変ニ長調 op.27-2
・ベートーヴェン:エリーゼのために
・チャイコフスキー:秋の歌
・シューベルト:即興曲 変ホ長調 D.899-2
・シューマン:トロイメライ
・シューマン:アラベスク
・シューベルト:即興曲 変ト長調 D.899-3
・ショパン:夜想曲 嬰ハ短調 遺作
・モーツァルト:キラキラ星変奏曲

 チョン・ミョンフン(ピアノ)

 録音時期:2013年7月
 録音場所:ヴェニス、フェニーチェ歌劇場
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

収録曲   

  • 01. Clair de Lune
  • 02. Nocturne in D-Flat Major Op. 27/2
  • 03. FR Elise
  • 04. Autumn Song
  • 05. Impromptu in E-Flat Major D899/2
  • 06. Trumerei
  • 07. Arabeske
  • 08. Impromptu in G-Flat Major D899/3
  • 09. Nocturne in C-Sharp minor Op. Posth
  • 10. Twelve Variations on Ah! Vous Dirais Je, Maman

ユーザーレビュー

総合評価

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その選曲の普遍性と、明鏡止水の境地に達し...

投稿日:2014/04/20 (日)

その選曲の普遍性と、明鏡止水の境地に達したかのような演奏ゆえに、時と場所を選ばず、聴くことができる傑作。 Myung-Whun Chung(1953年韓国生まれ)は、1974年チャイコフスキー国際コンクール・ピアノ部門で第2位に入賞したピアニスト。というよりも、指揮者として高名な方で、パリ・オペラ座音楽監督、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団音楽監督、ソウル・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督などを歴任してきました。 この「piano」というシンプルなタイトルのECM New Seriesからの初アルバムが、これまた初のピアノ・ソロになるのだそうで、還暦という人生の節目に、愛する家族そしてファンに向けたパーソナルなレコーディングのようです。録音は、2013年7月、ヴェニスにて。 ちなみに息子さんのSun Chungは、同じECMからプロデューサーとして、Aaron Parksの「Arborescence」、Yeahwon Shinの「Lua ya」を世に送り出し注目を浴びている方で、このアルバムのライナーノーツには、Manfred Eicherと共に、お父さんの演奏に耳を傾けているフォトが掲載されています。 さて、本作の収録曲はといえば、ドビュッシー「月の光」、ベートーヴェン「エリーゼのために」、シューマン「トロイメライ」、モーツァルト「キラキラ星変奏曲」など、耳に馴染みのある、というか音楽の教科書のような、基本中の基本のクラシックばかり。 オーナー・プロデューサーであるManfred Eicherの美意識を拠り所として、難解な現代音楽も積極的にリリースしているECMから、このアルバムが発表されたことに、私は驚きと同時に、何ともいえない安堵感を抱きました。 冒頭の詩的極まりないドビュッシーの「月の光」に先ず惹きこまれ、シューベルトの「即興曲 変ホ長調 D.899-2」では、生きる喜びのようなものを、そのピアノ演奏から感じ取りました。 密やかなショパンの「夜想曲 嬰ハ短調」。続いて演奏される、愛らしいモーツァルトの「キラキラ星変奏曲」への流れも素晴らしいと思います。

hiro さん | 愛知県 | 不明

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比較的優しさが出ているのであるが、思った...

投稿日:2014/04/20 (日)

比較的優しさが出ているのであるが、思ったほどではなかった。

segovia さん | 愛知県 | 不明

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