ヒンデミット(1895-1963) レビュー一覧
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投稿日:2023/05/27
このような魅力に乏しい曲が売り上げ一位とは驚きだ。フルトヴェングラーの演奏は全部持っているから知っているが、わざわざフルトヴェングラーに演奏していただくような曲でもない。評価は曲の評価1点とフルトヴェングラーという名前に2点。合計3点。
顕 さん |60代
投稿日:2022/08/29
この曲の一部、「ヌシュ・ヌシの踊り」は、オールソップ盤で聴けたが、人形劇のための音楽・オペラが、歌も入って全曲聴けるのは嬉しい。演奏は、この手の曲なら最適と思われるアルブレヒトの指揮で、感情を出来るだけ排した、無機的ながらも、スコアにある音をすべてクリアーに並べて実在化させたような、見事なもので、聴き応えがある。ヒンデミット収集家としてはなくてはならない資料で、調性と無調の間を時にアジア的に、またバーバリックに彷徨う世界を、潤いを欠かない硬質な響きで満たしている。作品の本質を余す所なく表現していて心地よい。ヒンデミット狂必聴の1枚である。ジャケットのマティスも、頽廃音楽と謗られた内容に相応しく、見事なセレクト。WERGOらしい選曲、演奏者、演奏の充実、そしてセンス溢れる装丁である。
五右衛門 さん |60代
投稿日:2022/07/03
フルート、オーボエ、バスーン、クラリネット、ホルン、トランペット、イングリッシュホルン、トロンボーン、アルトサックス、チューバまである。ヒンデミットが管楽器とピアノのために書いたソナタ集。この分野を得意としたプーランクはじめフランス近代音楽家達のお株を奪うような、管楽器の特色を活かした見事な作品が並ぶ。英文のブックレットによると、作曲された時期は3期に分けられる。ヒンデミットは色々な楽器の奏法に長けた人だったようで、こだわりを持って取り組んでいたようだ。2018年から2019年にイタリアで録音されたもので、音質は特に問題無い。
saitaman さん
投稿日:2022/03/17
バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ、パルティータにあたる「無伴奏ビオラのソナタ」がヒンデミットの無伴奏ビオラソナタである。本来ビオラ奏者であったヒンデミットが渾身の勢力を注いで20世紀に作曲した「無伴奏ビオラソナタ」と「ビオラとピアノのためのソナタ」は注目に値する。ヴァイオリンに比べて地味なビオラという楽器は普段演奏会で取り上げられる機会は少ない。オーケストラでヴァイオリンとチェロの間の音程を受け持つビオラという楽器についての認識は少ないが、ヴァイオリンと同じ様な「高音域」からチェロと同じ様な「低域」までをカバーするビオラの魅力を一言で言い尽くすことはできないが、独奏楽器としての魅力は格別なものがある。 このLPはビオラの魅力をいかんなく表現している。 是非一度は聞いていて損はない。
ゲゲゲアサ さん
投稿日:2021/03/20
パウル・ヒンデミット(1895-1963)が自作を指揮してドイツ・グラモフォンに遺した録音の全てを集成した3CDsで、演奏はベルリン・フィル。 録音は1954-1957年。全てモノラル。 聴き始めはさすがに音の古さを感じるが、すぐ慣れてしまう。 意外と良い音だ。 代表作の他、あまり録音のない曲も含んでいるが、これらがまた非常にいい曲。 自分で録音するために選んだ曲なのだからそれも当たり前だろう。 ヒンデミットは指揮が巧かった事がよく判るし、改めてベルリン・フィルの機能性の高さも痛感させられる。
妻三郎 さん
投稿日:2021/03/11
20世紀前半はクラシック音楽の激動の時代だった。しかし、その時代のドイツ音楽はほとんど演奏されることがない。せいぜいリヒャルト・シュトラウスぐらいだが、演奏されるのはほとんど19世紀中の作品ばかり。フランスがドビュッシー、ラヴェルから、ルーセル、6人組、メシアンなど連綿と受け継がれているのに。 唯一の例外といえるのがヒンデミット。代表作は、ナチス政権になってから作曲されフルトヴェングラーが「ヒンデミット事件」を引き起こすこととなる交響曲「画家マティス」と、アメリカ亡命後に作曲された「ウェーバーの主題による交響的変容」だが、そこに至る過程で様々な試行錯誤をしていた作品が一連の「室内音楽」である。 この曲集にはアバドが指揮したベルリン・フィルによる録音もあり、そちらの方がアヴァンギャルド&ヴィルトゥオーゾ的で、第一次大戦後のワイマール共和国の百花繚乱な猥雑感が感じられる。それに対して、このシャイーの演奏は洗練されて優等生的なのでこの曲を客観的に味わうには向いているが、どちらをとるかは好みが分かれるところである。 このCDには、一連の「室内音楽」シリーズでありながらアバド盤には収録されていない木管五重奏曲の「小室内音楽、作品24-2」も収録されているのがうれしいところである。
Tan2 さん
投稿日:2021/03/10
20世紀前半はクラシック音楽の激動の時代だった。しかし、その時代のドイツ音楽はほとんど演奏されることがない。せいぜいリヒャルト・シュトラウスぐらいだが、演奏されるのはほとんど19世紀中の作品ばかり。フランスがドビュッシー、ラヴェルから、ルーセル、6人組、メシアンなど連綿と受け継がれているのに。 唯一の例外といえるのがヒンデミット。代表作は、ナチス政権になってから作曲されフルトヴェングラーが「ヒンデミット事件」を引き起こすこととなる交響曲「画家マティス」と、アメリカ亡命後に作曲された「ウェーバーの主題による交響的変容」だが、そこに至る過程で様々な試行錯誤をしていた作品が一連の「室内音楽」である。この曲集にはシャイーが指揮したコンセルトヘボウによる録音もあるが、このアバド指揮の方がアヴァンギャルド&ヴィルトゥオーゾ的で、第一次大戦後のワイマール共和国の猥雑感が感じられる。 シェーンベルクらの革新的な音楽とは別の、ドイツ音楽における調性の枠内での新しい試みを追体験する意味で、もっと演奏され聴かれてもよい曲たちではあるまいか。
Tan2 さん
投稿日:2021/03/05
ヒンデミットの管弦楽、体育会系の音楽って感じ、演奏はいつのもヤノフスキ、キッチリ細部までよくわかる指揮、録音も優秀、ちょっと癖になる曲。
ruri さん
投稿日:2021/02/07
面白い曲集である。古典風であったり、ストラビンスキー風であったり、ショスタコービッチ風であったりと、室内音楽という枠組みの中でいろいろな可能性が試されている。アンサンブルだけでなく様々なソロパートの出番も多く、表情が多彩であるため、技術だけでなく高い表現力が求められる。名手ぞろいのベルリンフィルは、さすが、の一言である。録音も良い。
saitaman さん
投稿日:2019/11/24
美しい綺麗なだけなメロディーに聴き飽きている方はどうしても こういう音楽が聴きたくなる時期が来るのでしょうね。 強い音、優しい音のどちらも美しく奏でられており、 演奏技術が最高であることは言うまでもなく、音楽の表現力が素晴らしく、 文句なしの★5つです! 私は、ヒンデミットの音楽がここまで美しく奏でられた演奏に出会ったことはないので。これは必聴でしょう!
nk さん
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ありがとうございました
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