CD

インヴェンションとシンフォニア、フランス組曲第5番 フェルナー

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCE2075
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

2008年、世界5大都市(ウィーン、ニューヨーク、ロンドン、パリ、東京)でベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会をスタートさせたウィーン生まれのピアニスト、ティル・フェルナー(1972年生まれ)。2008年12月に東京、トッパンホールで行われた第1回演奏会はチケットがソールド・アウト。確実なテクニックは言うに及ばず、フェルナー自身が感じるがままに弾いたベートーヴェンは、満員の聴衆の心を完全にとらえ、このシリーズの今後をさらに楽しみなものにしました。
 フェルナーの最新録音となる本作は、バッハの「インヴェンションとシンフォニア」に「フランス組曲第5番」をカップリング。バッハにおいても、ピリオド奏法や伝統的な解釈にとらわれず、自らのインスピレーションから生まれたピアニズムで聴く者を魅了します。(ユニバーサルミュージック)

J.S.バッハ:
・2声のインヴェンションと3声のシンフォニアBWV.772〜801(全30曲)
・フランス組曲第5番ト長調BWV.816(全7曲)
 ティル・フェルナー(ピアノ)

 録音:2007年7月5〜7日、ウィーン、コンツェルトハウス、モーツァルト・ザール

内容詳細

近年はベートーヴェンに力を入れているようだが、新境地を開拓しているバッハも忘れていないのは嬉しい。ピアノの学習経験者にはいい思い出がないに違いない2声のインヴェンションですら、こんなに深く広がりのある世界を見せてくれる。バッハの継続録音を望みたい。(堀)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

  • 01. 2声のインヴェンション 第1番 ハ長調 Bwv772a
  • 02. 2声のインヴェンション 第2番 ハ短調 Bwv773
  • 03. 2声のインヴェンション 第3番 ニ長調 Bwv774
  • 04. 2声のインヴェンション 第4番 ニ短調 Bwv775
  • 05. 2声のインヴェンション 第5番 変ホ長調 Bwv776
  • 06. 2声のインヴェンション 第6番 ホ長調 Bwv777
  • 07. 2声のインヴェンション 第7番 ホ短調 Bwv778
  • 08. 2声のインヴェンション 第8番 ヘ長調 Bwv779
  • 09. 2声のインヴェンション 第9番 ヘ短調 Bwv780
  • 10. 2声のインヴェンション 第10番 ト長調 Bwv781
  • 11. 2声のインヴェンション 第11番 ト短調 Bwv782
  • 12. 2声のインヴェンション 第12番 イ長調 Bwv783
  • 13. 2声のインヴェンション 第13番 イ短調 Bwv784
  • 14. 2声のインヴェンション 第14番 変ロ長調 Bwv785
  • 15. 2声のインヴェンション 第15番 ロ短調 Bwv786
  • 16. 3声のインヴェンション(シンフォニア) 第1番 ハ長調 Bwv787
  • 17. 3声のインヴェンション(シンフォニア) 第2番 ハ短調 Bwv788
  • 18. 3声のインヴェンション(シンフォニア) 第3番 ニ長調 Bwv789
  • 19. 3声のインヴェンション(シンフォニア) 第4番 ニ短調 Bwv790
  • 20. 3声のインヴェンション(シンフォニア) 第5番 変ホ長調 Bwv791
  • 21. 3声のインヴェンション(シンフォニア) 第6番 ホ長調 Bwv792
  • 22. 3声のインヴェンション(シンフォニア) 第7番 ホ短調 Bwv793
  • 23. 3声のインヴェンション(シンフォニア) 第8番 ヘ長調 Bwv794
  • 24. 3声のインヴェンション(シンフォニア) 第9番 ヘ短調 Bwv795
  • 25. 3声のインヴェンション(シンフォニア) 第10番 ト長調 Bwv796
  • 26. 3声のインヴェンション(シンフォニア) 第11番 ト短調 Bwv797
  • 27. 3声のインヴェンション(シンフォニア) 第12番 イ長調 Bwv798
  • 28. 3声のインヴェンション(シンフォニア) 第13番 イ短調 Bwv799
  • 29. 3声のインヴェンション(シンフォニア) 第14番 変ロ長調 Bwv800
  • 30. 3声のインヴェンション(シンフォニア) 第15番 ロ短調 Bwv801
  • 31. フランス組曲 第5番 ト長調 Bwv816 アルマンド
  • 32. フランス組曲 第5番 ト長調 Bwv816 クーラント
  • 33. フランス組曲 第5番 ト長調 Bwv816 サラバンド
  • 34. フランス組曲 第5番 ト長調 Bwv816 ガヴォット
  • 35. フランス組曲 第5番 ト長調 Bwv816 ブーレ
  • 36. フランス組曲 第5番 ト長調 Bwv816 ルール
  • 37. フランス組曲 第5番 ト長調 Bwv816 ジーグ

ユーザーレビュー

総合評価

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この演奏はこの曲のトップといってよいと思...

投稿日:2020/07/01 (水)

この演奏はこの曲のトップといってよいと思います。 まるでライブのような白熱した演奏です。 しかし、バッハの音です。バッハの様式を熟知しています。 この曲のピアノ演奏には、ウェーバーシンケやニコラーェワ等の規範的な演奏があり、最近ではコロリオフ盤もあります。 しかし、この曲をまともに弾こうとすると、曲の性格上、あまり面白い仕上がりにはなりません。 フェルナーの今回の演奏は、快演というべきものです。 たしかに、音が割れそうになっている場面や音が濁るギリギリの場面があります。 これまでの考えでは、これらのことはピアノ弾きには絶対に許されないタブーでした。 しかし、無難な演奏のつまらなさと比べると「とるに足らない」ことなのかもしれません。  セッション録音であれば、後でいくらでも取り直しと切り貼りができるはず。 それを敢えてしなかったのは本人だけではなく、ECMの見識と考えます。 

ばんどうくじら さん | 福岡県 | 不明

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ティル・フェルナーというピアニストは、あ...

投稿日:2013/01/30 (水)

ティル・フェルナーというピアニストは、あまり日本で知られていないように思われる。 1972年ウィーン生まれのブレンデルの高弟と言われ、 93年クララ・ハスキル国際ピアノコンクールに オーストリア人として初めて優勝した人物である。 評者はこのピアニストを並々ならぬ逸材として評価する。 特筆すべきは、音楽作りのバランスの良さである。 けっして失われることのないメロディ創出方法の自覚や タッチの変幻自在な使い分けによる音作りへの配慮はこの上ない。 でき上がる音楽に奇抜なものはまったくなく、すべてに美しい調和を導き出す。 ピアノ音楽の「闇」を表現する意志など感じられない。 音楽に対する自分の哲学がはっきりと見て取れる。 ことさらにテクニックを見せつけることもなく、 音楽全体の中でのテクニックの役割を熟知している。 このようなピアニストは最近の個性派ぞろいのクラシック界には珍しい。 バッハ「平均律の第1巻」は、おそらくこの曲でのベスト盤と言ってもよい。 この「インヴェンションとシンフォニア」「フランス組曲第5番」も同様であろう。 是非お聴きいただきたい。 かつてブレンデルから学び取ったフェルナーの音楽作りの姿勢を示す次の発言には、 なるほどと頷けた。 「要するに音楽に没入しすぎてはならないということです。 ブレンデルは、曲全体を見渡しているような冷静さが必要であることを指摘してから 細部に関して丁寧に指導します。和音、音色、アーティキュレーション、 フレージングの全体把握とそれらの細部とのコンビネーション、バランスが大切であることを 彼から学びました。」 この発言にはブレンデルの偉大さを感じるが、この同じ言葉で語られた指導でも、 誰しもがそれを的確に継承し、それをさらに自分のものとして完成しゆくことが できるわけではなかろう。 それを可能にしているフェルナーの今後は、末恐ろしいものさえ感じる。 異なる逸材であるキーシンと同世代のピアニストとして、 今後のピアノ界をリードして行くことは間違いないであろう。 それが大いに楽しみである。

モデラート宮内 さん | 千葉県 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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