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yuriko さんのレビュー一覧 

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     2022/08/07

    演奏は素晴らしいのですが(序曲に観客が拍手してしまっているのですが、気持ちは分かる)、録音が今一つな気がする。録音がいいと言っているレビュアーさんもいるし、私はそんなに超高級な再生装置は使っていないので、あれこれ言う資格はありませんが、ソリストの男声が揃って遠く聴こえる一方、ソプラノだけが変に強調されている。重唱の一部はソプラノしか聞こえない。この男声陣が揃ってシリアの声量に押されるわけはないので、彼女にフォーカスしているのですかね?(そういえば、クレンペラー最後のベートーベンチクルスの第9も、四重唱ではソプラノだけが目立っていた。映像でもマイクはソプラノの前。イギリスの伝統?)ジャケット表紙もタイトルロールのアダムではなくてシリアだし… よく分かりません。よく分からないので星は三つ。もう一度聴いてみます。合唱のドイツ語がちょっとゆるいのは御愛嬌。スタジオ録音で、オランダ船の船員の合唱に入っていた妙な電子音はありません。

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     2022/07/24

    購入して聴こうか迷って、まずは「ラインの黄金」と「神々の黄昏」だけを配信音源で聴きました。悪くはないが、特徴もないかな。なんというか、部分部分の管弦楽的パートにはいいところ、美しい演奏もあるのですが、オペラとして聴いたときにはダイナミックな感じがしないので、ストーリーに入り込めず、結果的にBGM的に流し聴きになってしまいます。スタジオ録音で丁寧な演奏とはいえます。効果音は微妙。歌手は録音時のベストメンバーなのでしょうかね。ソプラノ陣が全体に金切声系の声なのが気になりました。男声陣はなかなかです。私はモリスさんのヴォータンは若干苦手なのですが、客観的にはいい歌唱だと思います。バイロイトで歴代最長の13年もヴォータンを歌っていて、ワーグナー好きなら聴いたことが一度はあるはずのテオ・アダムにアルベリッヒをオファーしたのは誰なのでしょうか。マエストロですかね?ご本人もよくオファーを受けたなと思いますが、このキャスティングはちょっと謎です。先入観なしに聴けば、威圧感を出すところは迫力もあるし、渋くてなかなか聴かせるとは思うのですが、先入観なしというのがそもそも難しい。ヴォータンとのやり取りのシーンは、モリスが人間臭い声なのもあって、妙にノーブルで瞑想的な声をしたアダムのアルベリッヒが歌い出すと、どっちがヴォータンか分からなくなって混乱します。まあ、数あるリングの聴きくらべに一回聴いたらいいかなと思いました。私はやはりベーム盤が好きです。

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     2022/07/01

    最近クラシックを聴き直しています。今更ですが、もう一度マエストロ・コンヴィチュニーを聴きましたが、特に合唱の部分、意外と今聞いても古びた感じはなくて、重っ苦しくない爽やかな印象にびっくりしました。ドイツの伝統的合唱団の実力はやはりすごい。ソリストでは、アダムさんは安定の彼の歌唱。楽々と「ヲ〜〜フロォォォ〜〜〜インデ」のドラマチックな歌い出しでぐっと心をつかみます。テノールがバッハで名を成したハンス・ヨアヒム・ロッチュさんで、かなり軽くて明るい声なので、好き嫌いが分かれそうですが、私は今改めて聴くと良いなと思いました。ちょっと能天気にも聴こえますが、早めのテンポと合わせてこの演奏の爽やかさを生み出していると感じます。

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     2022/06/17

    音楽は大変素晴らしい。大したことのない再生装置で聴いても、豊かな響きオーケストラの美しさにはうっとりします。フルートも素晴らしい!!なのですが、このCD、やはり廉価版のためか、何だかしっくりこないというか、雑音がするような気がします… 盤面には傷はないはずなのですが… デンオン版に買い替えようかな… とりあえず再生装置のレンズ掃除をしてみます。ちなみに歌手はというと、シュライアーは素晴らしい、まさにはまり役。パパゲーノは、ベリーとかプライと比べると、ちょっと弱いかな。よく弁者を歌っているアダムのザラストロは珍しい。純然たるバスではないので、バスらしい低音を期待していると、聴きなれない感じはしますが、ノーブルで悪くないです。大好きな歌手、ジークフリート・フォーゲルが弁者ですが、この人はレポレロとかうまいので、彼がパパゲーノではダメだったのかなと思いますが、録音が1970年だから、彼はまだ若手ですね。ゲスティーは素晴らしいコロラトゥーラ歌手ですが、この夜の女王だけはちょっと好き嫌いがありそうです。声は実に素晴らしいし、テクニックも申し分なしですが、低音にあまりドスが効いていない軽やかな声で、さらにフレーズの最後をわざとブツッと切る歌唱法なので、物足りなく感じる人もいそうです。彼女のコロラトゥーラはバロックオペラの方がいいかな。台詞のドイツ語はあまり芝居がかっていない、抑えた感じ。その分、非常に明瞭で、台本を見ずに聞き流してもすべて聞き取れます。

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     2022/06/11

    古い日本版を持っていますが、新しいCDだと音が良くなっているかなと思って、買ってみました。独特すぎる声のせいか、(特に昔ながらの重厚系ワーグナーが好きな愛好家の間では)とかく評価がわかれるようですが、私はテオ・アダムのザックスがとても好きなので、数年前に亡くなった今、彼のザックスが、いい演奏といいアンサンブルと共に、こうしてスタジオ録音の形で残っているのはうれしいです。過度に思索的でも、人間味あふれるいい人でも、ユーモラスなおじさんでもないザックスです。自分の思念に悩み、苦しみ、なんとか折り合いをつけてゆく、gebrochenな人物としての、知的なザックスですが、この役作りがアダムの独特の声と合っていると思います。ルネ・コロの、伝統的ヘルデンテノールより軽めで明るい声もいいですね。ペーター・シュライヤーのダーヴィットは、後に彼の代表的な役になりましたが、もったいないくらいの美声で、とてもうまいです。さすがに長年の同僚、アダムとの掛け合いもバッチリです。と、好きな歌手について長々と書きましたが、こういうのは、「ワーグナーとは、マイスタージンガーとはかくあるべし」とか難しく考えず、自分の耳で聴いてみて、自分が好きであればそれでいいと思います。世界のビッグハウスを股にかけて歌い、オペラの全曲録音に参加できるような歌手や、ドイツ語圏の国立管弦楽団メンバーや、その主任指揮者は皆さん本当に素晴らしい芸術家なのですから、演奏も出来ない一愛好家は、マエストロやカンマーゼンガーの皆さんに敬意を表するのみです。

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     2022/06/11

    そもそもベームが好きだからという理由で、何も知らずに若い頃に最初に「指輪」を聴いたCDです。その後、調べるといろいろ好みがわかれるみたいですが、日本の古い音楽批評家の変に陶酔的で神秘めかしたワーグナー理解は好きではないので、このモダンでスピード感のある演奏が私には好みに合います。(ただの好みの問題です。かねてより、「音楽批評家」さんたちには、自分が演奏も歌唱も出来ないのに、よくえらそうなことが言えるな〜と感心しています。)
    歌手は当時の最高の歌手がそろっていますね。これまた異論の多いテオ・アダムですが、私はこの歌手が大好きです。(一般に評価の高ホッターさんは、私にはもわ〜っとして聞こえます。神秘的なワーグナーが好きな方にはぴったりの歌手だと思う。)アダムより「美しい声」の歌手はたくさんいると思います。しかし、彼の非常にノーブルで、明晰な、パキッとした発声なのに、ちょっと破れたような声がたまらない。(知り合いのプロのオペラ歌手さんが、酒の席でものまねをしてくれて、アダムの歌い方をしていたら、普通の歌手はすぐに声をだめにするよと言っていたので、プロの歌い手から見てもいろいろ独特なのでしょうね。)この録音の当時はまだ若くて、表現の方は後にもっとよくなったのになとも思いますが、でもやはり素晴らしい歌唱です。P.シュライヤー曰く、根っからの舞台人の彼なので、やはりライブの方がいい演奏が多いように思います。さらに、アダムはものすごく舞台映えする容姿の持ち主なので、映像がまだ無かったことが惜しいですね。バイロイトの大阪公演のライブ映像を録画で見たことがありますが、「ワルキューレ」のラスト、ブリュンヒルデをハグするシーンは感動しました。最近CDが出ましたが、DVDも出ないかな〜
    と、他の人があまり書いていないので、長々とテオ・アダムについて書きましたが、ほかの歌手ももちろん素晴らしいです。オペラというジャンルが、かつてはどれほど高いステイタスを芸術家たちにもたらすものだったかがよくわかります。

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