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はろーきてぃ さんのレビュー一覧 

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     2021/03/07

    とにかくフィッシャー=ディースカウが若いです。声に濁りがなく綺麗で、それでいて後年のような表現力も十分に発揮されています。またムーアの伴奏も技巧的には絶頂期で微妙なニュアンスに溢れています。LPも持っていますが、甲乙つけがたく、LPには暖かみがあり、CDは音がシャープでダイナミックレンジに幅があります。録音は古いですが、全然問題ありません。フィッシャー=ディースカウの「冬の旅」の最高傑作と思います。

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     2018/10/21

    何だろう、この深々と沈潜した、それでいて灼熱した想いを内に秘めた歌の数々は。リヒャルト・シュトラウスの交響詩やオペラには感じられない「心より出でしもの」がここにはある。演奏者の彫りの深い表現によってそれが鮮やかに浮かび上がってくる。

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     2018/09/20

    オーケストラ・歌手ともに申し分ないのだが、この頃のRussiaレーベルの録音ははっきり言ってひどい。音の広がりが少なく、モノラルのようにも聴こえる。また、SPレコードのようにシャリシャリと高次倍音がきつくて、CD半分聴くと頭痛と肩こりに襲われる。今のところCD半分ずつ6回に分けて聴かざるを得ない。困ったことです。

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     2016/01/23

    ほんとうにびっくりしました。驚異的名演です。ハラシェヴィチは1955年のショパンコンクール優勝者ですが、そのとき2位だったアシュケナージの方が広く世に認められたのに対し、ハラシェヴィチは評論家などから冷遇され忘れられて来ました。それでも私は1950〜1970年代の録音を聴いて、これが最もショパンの心に触れる演奏ではないかと思っていました。ただ、当時のハラシェヴィチの演奏にはやや鈍重なところがあり、ショパンの曲は広く親しまれているにもかかわらず、それを正しく再現している人は誰もおらず、その演奏は難しいものだと感じていました。ところが今回のマズルカ全集ではハラシェヴィチが変身したというか、まことに切れ味が良く、しかもポーランド人にしかできない独特の間合いやアクセントをもって弾かれており、理想的な演奏になっています。1993年から2010年に掛けての録音というので78歳まで録音したということは一層の驚きです。ますます長生きして他の曲も再録音していただきたいと思います。

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     2015/12/31

    コルスティックの演奏はいささか乱暴ですがベートーヴェンの激しさがよく伝わってきます。また、予想に反してカンタービレの箇所は非常に優しく、歌に詩情があります。伝えられているところによると、ベートーヴェン自身もかなり乱暴な演奏をしたそうなので、この演奏はベートーヴェンの音楽を結構正しく再現しているのではないでしょうか。アシュケナージやバレンボイムのようにまとまりが良いだけの演奏をすると、ベートーヴェンの何か大切な要素が欠けてしまっているように思われます。

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     2015/03/29

    SACDということで期待して購入しましたが、リマスタリングがまずいと言うか、曲の微妙な味わいが飛んでしまっていて、音は美しいものの、のっぺりした感じになっています。私が持っているシューベルト歌曲全集での演奏(1971年8月録音なので恐らく同じ音源)のCD版の方がはるかに素晴らしいです。何でもSACDにすれば良いというものでなく、旧い録音ではCDのままの方が良いこともあるようです。

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     2015/02/28

    随分前にFM放送でシベリウスの歌曲を聴き、非常に感銘を受けたことがありますが、それ以後自分で購入したCDでは音色がいま一つで曲の良さをあまり感じることができませんでした。ところが、今回のシベリウス・エディションでは演奏も録音もすばらしく、シベリウスの歌曲を心ゆくまで堪能することができました。シベリウスと言えばまず交響曲、交響詩を思い浮かべますが、意外にもOp.1はクリスマスの歌曲なのですね。有節形式の簡素な曲ですがシベリウスの個性が既にはっきり出ています。(ただし、この曲の成立年代はかなり後とも言われています)。その後、作風は次第に手の込んだものになっていきますが、交響曲で前衛的な曲を書いていた時期も(これらの曲も好きですが)、歌曲では今まで通りのロマンティックな作品を書いているので、何となくほっとさせられます。

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     2015/02/21

    自由奔放を極めた演奏ですが、それでいながら異端のバッハという感じは全くしません、学究的で正統派の演奏と感じてしまうのはなぜでしょうか。6番のトッカータが当時としては極端にクロマティックなのにバッハの作風が前衛的と感じさせないのと同様かもしれません。3番、6番の深い情感は言うまでもありませんが、特筆すべきは4番の序曲とアルマンド、今までは美しいがちょっと退屈な曲だと思っていましたが、全くさにあらず。隅々まで見事な楽想が一杯詰まっていることに改めて気付かされました。

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     2014/09/06

    奏者のバッハに向き合う信仰にも通ずるような真摯な姿勢が感じられる。正統的でありながら自由奔放、テクニックも申し分なくこの曲集の最上の演奏に数えて良いと思う。特徴の一つとして使用しているチェンバロの音色の非常に鋭いことがあげられる。ストップ切り替えでも大体よく似た音色しか使っていないようだが、僅かに音をずらしたり、アルペジオにしたり、所々音価を伸ばしたりしてピアノに負けないくらいの豊かな表情を出している。楽譜にない音も多分に混ぜているが、バッハもそれくらいしていたのではということで許容範囲内ということだろうか。

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     2014/09/06

    奏者のバッハに向き合う信仰にも通ずるような真摯な姿勢が感じられる。正統的でありながら自由奔放、テクニックも申し分なくこの曲集の最上の演奏に数えて良いと思う。特徴の一つとして使用しているチェンバロの音色の非常に鋭いことがあげられる。ストップ切り替えでも大体よく似た音色しか使っていないようだが、僅かに音をずらしたり、アルペジオにしたり、所々音価を伸ばしたりしてピアノに負けないくらいの豊かな表情を出している。楽譜にない音も多分に混ぜているが、バッハもそれくらいしていたのではということで許容範囲内ということだろうか。

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     2014/07/13

    ハンガリー詩篇は20世紀の傑作と言ってもいいほどの作品で初演のときは大成功を収めたそうだが、このCDの入手には非常に苦労した。隠れた名作になってしまったのだろうか。それともドラティ盤があまり知られていないのか。この曲の演奏ではハンガリー出身のドラティの右に出るものはないと思うのだが。単純な民謡風のテーマが何度も出てくるがその度に変化のある和声付けがされており、クライマックスの盛り上がりと最後の消えるような終わり方が印象的である。

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