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バッハ(1685-1750)

CD Sonatas & Partitas For Solo Violin: Szigeti

Sonatas & Partitas For Solo Violin: Szigeti

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  • ★★★★★ 

    jin  |  長野県  |  不明  |  2020年02月16日

    この無伴奏を聴いた印象は上手く言葉にできません。 あえて例えるなら、美しくて洒落た料理がある中で、シゲティは食材をそのまま鉈でぶちぎったままで出してきた。驚きつつも実際食べてみると食材そのものを味わうことができ、畏敬にも近い念を持った。という感じです。 なので日常の食事は向きません。気持ちに迷いがある時とか、心が弱くなっている時などは必ず何かを感じる演奏だと思います。

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  • ★★★★★ 

    せごびあ  |  愛知県  |  不明  |  2019年12月01日

    これがすべてだとは思いませんが、あえてコメントしてみます。音楽するとはどういうことなのかを教えてくれる名盤です。美しさに価値を感じていないのではないだろうかと思える演奏で、語っている、いや、説いているといったほうが良いかもしれない。聴き終えたときの疲労感たるや半端ではない。普通に聴く音楽とは別次元のすごさです。

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  • ★★★★★ 

    エルメス  |  東京都  |  不明  |  2018年06月03日

    数あるバッハ無伴奏の中でも孤高の名演。 私はハーンやグリュミオー等の美音系ヴァイオリンニストが好みです。 どちらかと言えばシゲティやクレーメルは苦手。 しかし、バッハの無伴奏についてはシゲティとクレーメル新盤とシェリング新盤はトップ3でしょう。 特にシゲティ盤は聴けば聴くほどハマってしまう。 まるでイカのスルメです。噛めば噛む程、味が出る。 私の願いは一日も早くハーンがバッハ無伴奏全曲を出して欲しい事。 デビュー盤のバッハは全曲ではないですが、今もって最高のバッハ無伴奏。 シゲティ盤はファーストチョイスとしては如何なものか、と感じますが、シェリングあたりを聴いた後で聴くといいかもしれません。

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  • ★★★★★ 

    黒熊怪  |  千葉県  |  不明  |  2014年09月15日

    バッハ無伴奏Vnの最高峰に君臨する演奏。同年齢で録音したミルシテインの絹の布に書かれた楽譜から響いてくるような演奏と比べると、音色・技術とも全く別の世界を感じるが、この巨大な曲ではそれを超える。シゲッティのバイオリンに透徹する世界観とその解釈は圧倒的に強い。これは、聞く演奏というよりも、観念でとらえた演奏のように想える。最晩年のヨァヒムがこのような無伴奏を演奏したらしい。古代のヘラクレイトスは、万物が煙になったら,鼻がすべてを識別するであろうという哲理を残した。この演奏は、万物がバイオリンの音になったら、かく響くのではないかという演奏。このバイオリンの背後に拡がるバッハの広大な精神世界と永遠に生き続ける心の鼓動は、人を惹きつけてやまない。おそらく人は、バッハの音楽を通して、自分自身と対峙し、自分の真の姿をその曲の中に見るのであろう。若い人には耐えられないかもしれない。しかし、これは人類の真の遺産といわざるおえない、バッハの人間的な高潔さを感じさせる実に壮大な演奏だと思う。

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  • ★★★★★ 

    greyfalcon  |  福岡県  |  不明  |  2013年06月16日

    もう30数年前に初めてこの演奏を聴いたときの衝撃は忘れられない。さんざん「下手くそ、音が汚い」という悪評を聞いていたので、おそるおそる針を落とした3秒後には居住まいを正していた。真剣の切っ先のような気迫が音にみなぎって迫ってくるのだ。 そもそもヴァイオリンを聞くのは美しい音色に魂を癒されたいからだ。美しくないヴァイオリンなど「萎れて枯れた花」であって商品価値はないはずだ。が、たどたどしくよろよろと弾いていく汚い音からほとばしる異常な気迫が、「嘘や飾りのない剥き出しの真実」を突きつけてくるのだ。峻厳な精神の追求の果てにたどり着いた孤高の境地が、こんなボロボロの外観でしか提供されないとはとても涙なくしては聴けないではないか。こんなに崇高で気高い無伴奏は他には聴けない。唯一無二の他をもって代え難い名演だと思う。もちろんグリュミオーを始めとする名だたる美音家の無伴奏も愛聴しているが、この演奏が無伴奏の一つの最高峰であることに変わりはない。

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  • ★★★★★ 

    カー吉  |  神奈川県  |  不明  |  2013年02月12日

    シゲティはSP時代のものしか知りませんでしたが、CDで生き返りました。始めて聴いて驚きました。これほど感動的なバッハがかつてあったでしょうか!私は電車の中でこれを聴きながら涙が止まりませんでした。 巧い人、テクニックの抜群の人、音のきれいな人は、いくらでもいます。シゲティはそのどれにもあてはまりません。無骨で、音もザラザラし、録音状態も決して良いとはいえません。しかし、ここには本物の音楽があります。バッハと向かい合い、対決する姿は崇高そのものです。耳を傾けながら、演奏するということの意味を深く考えさせる名演だと思いました。

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  • ★★★★★ 

    murr  |  東京都  |  不明  |  2012年06月01日

    びっくりするほど、現代の感覚でいえば技術的には下手です。精神性とかいうキーワードは、各自の自己満足の世界で語っていればいいと思います。現代の感性で言うメロディアスさとかも無いです。録音も決して良くはないでしょう。   この演奏については、それでもとてもいいと思いました。下手な鈍い音だからこそ伝わってくるものもありますし、他の演奏家とは全然違う謳い方をしています。個人的には、これほどヴァイオリンの音のぬくもりを感じさせる演奏は他に思いあたらないです。クラッシックというジャンルより、ジプシー音楽とか、そういった別のものに近いのかもしれません。 自分の固い頭でしか音楽を楽しむ気がない人にはお薦めしません。

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  • ★★★★★ 

    おっさん  |  神奈川県  |  不明  |  2011年11月20日

     この録音のレビューを書くのは難しい。昔は神様だったシゲティも、今となってはすっかり形無しだ。今では無名の若手でも技術的にはもっと上手に弾く。ある意味では、ブッシュとハーン、カザルスとモルクの比較ということだろう。切り口で評価は180度変わる。  手短に言えば、鋼のような無骨な演奏で、美しさを求める人には向かない。だが、芯のある強い演奏を聴こうというなら、たぶんこれ以上の演奏はないだろう。実演で衝撃を受けたという人が多いのもうなずける。いつも聴いて楽しむ演奏ではないが、現役の著名ヴァイオリニストもここから学ぼうとしたことの意味はあるはずだ。

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  • ★★★★★ 

    northeast57  |  東京都  |  不明  |  2011年08月05日

    LP時代の最後頃のこと(80年代前半)。たまたま、シゲティの廉価版を見つけて、「初めて聞くバッハの無伴奏ヴァイオリン」かつ「演奏者について何の予備知識もなし」に買って帰り、聞いた時の衝撃といったらなんと表現して良いものやら…  ■「これは何かの間違いなのか?」「なんだこの変な音?」「録音のせいか?」「変な失敗録音掴ませれたのか?」―  ■しかし、何回か聞いていくうちに、異なった印象が現れる。「これ、何か凄い迫力あるぞ!!」「ハートにビンビンと伝わってくるこの緊張感は何」「音楽室にあったしかめ面しい肖像画のバッハ大先生が、あの顔で演奏したらきっとこん曲になりそうな気がしてきた」―  ■「これはよく分からないが演奏史上一つの「基準」となる演奏なのではないか。」ということが薄薄分かってきたような気がしてきた(自信なし)―  ■その後、いろいろ予備知識も増えて、シゲティの演奏が論争的であることがわかってきた。やっぱりシゲティって凄い人だったらしい。  ■演奏から伝わって来る、真摯、緊張、燃え上がる精神性こそこの演奏の本質であり、長く聞かれ続けている理由であろう。シゲティに匹敵する演奏者は未だあらわれていない(と思う)。  ■バッハの無伴奏ヴァイオリンを聴くならシゲティはやはり外せないのだ。でも、最初にに聴くのは辞めたほうが良いと思う、現代の演奏家の名盤は数あるので、他の方のレヴューなどをご参照。でもいずれはシゲティも必ず聞くべきだ。  ■ここでわたしのおすすめは、シゲティとおなじハンガリーのヨハンナ・マルツィ。年齢は違えど同じハンガリー人が同じ曲を同じ頃に録音している。「無骨」なシゲティに対してマルツィは「流麗」まったっく異なる無伴奏ヴァイオリンを聞くことができる。  ■この2盤を聴き比べると、無伴奏ヴァイオリンという曲の重層的な解釈の可能性を知ることが出来るのではないかと思います。シゲティとマルティ二人の無伴奏ヴァイオリンを聴き比べ、音楽の多様性を楽しめるのはとても幸せです。 ■シゲティは(そしてマルツィも)★★★★★評価の名盤として記憶に残しておきたいと思います。

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  • ★★★★★ 

    再生へ向かうシニー  |  神奈川県  |  不明  |  2010年11月04日

    国内盤の自分のレビューに対しての意見に意見をのべるために、輸入盤のほうのレビューに書きます(笑) 確かにシゲティにしろロックのジミー・ペイジにしろ、彼らは演奏法としての必然としてあの演奏の仕方にたどりついたのではないかもしれない。 仰るとおり、(身体的な理由その他で)単に技術がなかっただけなのかもしれない(笑) 他の演奏家に普通にできることができなかった、と。 でも、あの演奏の仕方でないと伝えられないものもあるのでは、とは思います。 あの演奏の仕方しかできず、それを一生不器用にも貫いた人間にしか出せない音..そういう姿勢を貫いた人間にしか出せない音..。 世の中には多くの、テクニックもあり、耳触りの良い美音を出せる演奏家はたくさんいる中で、あえて私が(特に、作品の基本に宗教心があるバッハで)シゲティを選ぶのは、その一途さや不器用だが誠実な姿勢がしっかりと音の輝きとして出ているのがわかり、そこに感動するからだと思います。 シゲティを下手、音が汚いで切り捨てるのは簡単だと思います。 (それは人を外見で判断して中身を見ないのと似ています。→こんなことを言うとまた批判をくらうかもしれませんんが〜笑) でも、世の中にはこちらが年齢や経験を重ねていかないとその本当の良さがわからない、玄人好みの演奏家や指揮者が結構いて、わからない人には一生かけてもその良さがわからないが、わかる人には、ある時から、もう一生の宝のように思えるものを与えてくれたりするのです。 演奏家も色々いて、誰の演奏を聴くかはもちろん人の勝手で、好みでそれぞれ異なるのでしょうが、私のこのシゲティのバッハを長い間聴き続けてきた人間としての個人的な感想をあえて言わせてもらうと、やっぱりこの演奏は美しいし(精神的だのなんだのはわからないと、たとえ他の方達に言われようが)、深い感動を与えてくれる演奏だと思います。 どんな曲も誰のどの演奏をファーストチョイスにするかは、皆さん迷われると思いますが、僕は(!)バッハの無伴奏の全曲CDのファーストチョイスがシゲティでよかった、と心から思います。 このCDをファーストチョイスで買って、期待はずれだと思った方は、自分の直感力を恨んで、即中古屋にでも売って、他の演奏家のものを買えばいい(笑) でも、もしかしたら、後の人生で素晴らしい瞬間を味わうことができる機会を永遠に失うことになる可能性もある..。 でも、あとは人の勝手です!(笑)

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  • ★★★★★ 

    プレジデント  |  東京都  |  不明  |  2010年05月11日

    賛否両論がでるであろうこの演奏。しかしプロアマを問わず楽器を演奏する人間としては、この演奏はただただ感嘆するしかないものです。右手の滑らかさは確かになく、その点だけをとれば「下手」という人がいてもおかしくはありません。 しかし、左手のフィンガリングやヴィヴラート、一つ一つの音を鳴らす右手の意味づけ、そして何よりこの音色は、シゲティの飛びぬけた個性であり、しっかりと音楽の輪郭と中身をわれわれに伝えてくれるものです。

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  • ★★★★★ 

    snama  |  北海道  |  不明  |  2009年12月20日

    ここでのシゲティは確かにギコギコしていて、美音でも流麗でもない。純粋に技術的にいえば「へたくそ」といえるだろう。しかし、技術などは音楽を表現するための手段にすぎず、ある表現を実現するのに必要十分であればそれでいいのである。さらに、ここではその「下手」な技術が逆に、まるで大理石を鑿で削るようなエッジ感をもたらし、音楽の厳しさを際立たせる結果となっている。いうまでもなくシゲティがここで実現した音楽は、そういった点も含めて大変感動的なのである。私の言ってることが嘘であると思うなら、ほぼ同時期に録音されたハイフェッツ盤と比べてみられるがいい。ハイフェッツは超絶技巧を駆使し、シゲティとちがって易々とこの曲のすべてを完ぺきに音にしていている。しかしそれ以上ではなく、シゲティあった感動はない。

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  • ★★★★★ 

    崖っぷちのシニー  |  神奈川県  |  不明  |  2009年12月11日

    シゲティの他のCDのレビューで、彼の演奏法を“ヴァイオリンの微妙な音の感触を表現するための必然的な方法”というようなことをある方が仰っていましたが、まさにそのとおりで、シゲティのヴァイオリンの演奏をこれほど的確に表現した言葉は他に無い、と思いました! シゲティは、ロックのギタリストで言えばジミー・ペイジにあたるといえばおかしいでしょうか?? 彼も、決して小手先の上手さなどに興味が無く(下手ではなく、上手く、こぎれいに、スマートに弾くことに基本興味が無い)一つ一つの音を大事に、味わいながら弾いていくが故に、最終的にこういう表現方法に行き着いたのだ、と思います。 その音こそまさしくリアルです。 真実の音楽とはこういうものなのでは、と心から思います。

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  • ★★★★★ 

    黒熊怪  |  神戸  |  不明  |  2009年01月07日

    音楽は、人の心の糧となるものだけに、年齢や好みにより変化があり、様々な演奏や意見があってよいのだろう。それでこそ、真の人生というものだ。賛成や反対を、若い人達が真剣に議論し、多様な意見が許されてこそ、音楽の現場で苦労を重ね、人知れず茨の道を行く、才能ある若き音楽家の努力が報われ活路が見いだされる。一人一人の演奏者は、かけがえのない人だと思う。願わくば成功して欲しい。シゲッティやエネスコそしてブッシュを超える演奏を可能にし、乗り超えいって欲しい。そのような音楽家が、我が国日本に現れる日を、心から期待してやみません。

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  • ★★★★★ 

    黒熊怪  |  神戸  |  不明  |  2008年12月28日

    音楽は、それぞれの人の、心の糧となるものだけに、年齢や好みがあり変化し、様々な演奏や意見があって、よいのだろうと思う。それでこそ、真の人生というものだ。賛成や反対の意見を、多くの愛好家が真剣に議論し、多様な意見が許されてこそ、音楽の現場で苦労を重ね茨の道を歩く若い人達がうかばれる。我が国の音楽家が支えられ、生きてゆく活路が見いだされる。一人一人の演奏者は、かけがえのない人だと思う。願わくば成功して欲しい。シゲッティやエネスコそしてブッシュを超える偉大な演奏を可能にし、乗り超えいって欲しい。心から期待してやみません。

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