CD 輸入盤

クラリネット三重奏曲、クラリネット・ソナタ第1番、第2番 ラファエル・セヴェール、ラルーム、ジュリアン=ラファリエール

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MIR250
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

20歳の若手クラリネット奏者ラファエル・セヴェール
ブラームスの晩年の珠玉のクラリネットの名作に挑む!


名作クラリネット五重奏をはじめとした晩年のブラームスのクラリネット作品の陰には、当時の名手ミュールフェルトの存在があったことは周知のこと。作曲家として引退を決意していたブラームスに再び創作への意欲を駆り立てたのが、マイニンゲン宮廷管弦楽団のクラリネット奏者リヒャルト・ミュールフェルトでした。その後ブラームスは立て続けにクラリネット三重奏曲、クラリネット五重奏曲を書き上げ、その後2つのクラリネット・ソナタを作曲しています。
 中でもクラリネット三重奏曲は、ブラームス自身のお気に入りの作品。冒頭から哀愁漂わせる旋律をチェロ、そしてクラリネットと奏でられ、静かに作品の世界にいざないます。2つのクラリネット・ソナタはブラームスが残した最後の室内楽作品。クラリネットの特性を生かし、晩年のブラームスの円熟した技法で生み出された見事な表現力を発揮させた曲。また、ここに収録されている3作品はヴィオラのレパートリーとしても親しまれています。
 クラリネットを演奏するのは、1994年生まれのラファエル・セヴェール。2010年にフランスのヴィクトワール・ド・ラ・ミュージックに選出された注目の若手。14歳でパリ国立音楽院に入学。これまでジェラール・コセ、アンリ・ドマルケット、エベーヌ四重奏団、チェコ・フィル、シンフォニア・ヴァルソヴィアなどと共演しています。ふくよかで美しい音を持ち、豊かな音楽性、安定したテクニックで将来が楽しみな奏者です。
 ピアノを担当するのは、2009年クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールの優勝者アダム・ラルーム。彼の寄り添うようなピアノも光っています。チェロは、アダム・ラルームと梁美沙と共にトリオ・レゼスプリで活動しているヴィクトル・ジュリアン=ラファリエールが務めています。(キングインターナショナル)

【収録情報】
ブラームス:
● クラリネット三重奏曲イ短調 op.114
● クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調 op.120-1
● クラリネット・ソナタ第2番変ロ長調 op.120-2

 ラファエル・セヴェール(クラリネット)
 アダム・ラルーム(ピアノ)
 ヴィクトル・ジュリアン=ラファリエール(チェロ)

 録音時期:2014年1月6-8日
 録音場所:パリ、サル・ガヴォー
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
1987年生まれのアダム・ラルームは、2009年...

投稿日:2021/03/12 (金)

1987年生まれのアダム・ラルームは、2009年のクララ・ハスキル国際コンクールで優勝したピアニスト。「クララ・ハスキル」の名を冠したコンクールでの優勝に相応しい演奏をする人で、楽譜を深く読み込み、楽想に応じた色彩感や郷愁が薫るような表現に長けている。そんなラルームとブラームスの音楽は相性が良いようだ。特に、ブラームス晩年の傑作、クラリネット(又はヴィオラ)ソナタのピアノ伴奏では、これ以上ないといっても良いくらいの、ツボにはまった表現を聴かせてくれる。クラリネットの瀬ヴェールは1994年生まれというのだから、さらに若い。当盤が録音された2014年の時点で、まだ20歳。その若さでありながら、この楽曲に相応しい哀愁や寂寥を音色に乗せて奏でる様はこころにくいほどで、ラルームのピアノとあいまって、歴史上数々あるこれらの楽曲の名演・名録音たちとならべても遜色ない、むしろ録音が良い分だけ、音源の価値としては上回っていると言っても過言ではないほどの素晴らしい内容となっている。中でもソナタ第1番の第2楽章は出色の出来栄え。さらに1990年生まれのヴィクトル・ジュリアン=ラファリエールによるチェロが加わった三重奏曲も、清潔感と寂寥感が感じられる品のある名演となっている。

ココパナ さん | 北海道 | 不明

0

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

プロフィール詳細へ

ブラームス(1833-1897)に関連するトピックス

室内楽曲 に関連する商品情報

おすすめの商品