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ムラヴィンスキー1961ライヴ 〜これらはまさに戦慄の記録である(平林直哉)

2004年4月27日 (火)

ドリームライフ・レーベル
CD4タイトル同時発売緊急決定!
うち3タイトルは2枚組1995円(税込)のお買得価格!

ムラヴィンスキー・コンプリート・ライヴ 1961 in モスクワ音楽院大ホール
ロシア・ナショナル・アーカイヴ(ゴステレラディオフォンド)の幻の音源から1961年のムラヴィンスキーコンサートプログラムを完全再現!
初出多数他、アンコールも収録。当時のライヴとしては非常に優秀なモスクワ録音のクオリティを体感!


平林直哉
「ムラヴィンスキー・コンプリート・ライヴ 1961 について」

今回のシリーズは、まず何よりもひと晩の演奏会をそのまま全部聴けるというところがファンにはありがたい。そして、その内容も恐るべきものである。
 ムラヴィンスキーはかつて「音楽は神のために演奏するものである」と語っていた。ムラヴィンスキーにとって、想像を絶する、あの厳しいリハーサルを経て本番を迎える時、聴衆の存在は演奏の本質とは無関係だったようだ。
 しかし、ムラヴィンスキーとて人の子である。聴衆を前にして気持ちが高ぶらないはずはない。この一連のライヴでは、そのあり余る情熱の炎が、極限まで鍛えた細部をわずかながら犠牲にしながら突き進むという、きわめてスリリングな仕上がりなのである。
 たとえば、2月11日のグリンカ「ルスランとリュドミラ」序曲は過去最速の演奏だと思われるが、あのテンポで進みながらも、コーダではいっそう加速しているのである。
 チャイコフスキーの交響曲第5番、第6番「悲愴」の狂気のような進軍も唖然とするばかりだ。
 ショスタコーヴィチの交響曲第8番は、あまりの凄さに、それを適切に表現する言葉が見つからない。
 べートーヴェンの交響曲第3番「英雄」も、かつて1968年のライヴが初めて出た時、心の底から驚き、これ以上切りつめられた演奏はあり得ないと思っていたが、今回のライヴはそれをも超えてしまった。
 これらは、まさに戦慄の記録である。(ひらばやしなおや 音楽評論家)


ムラヴィンスキー・コンプリート・ライヴ 1961 Feb.9

DLCA-7001 モノラル 2CD

■グリンカ:ルスランとリュドミラ 序曲:5:08
■プロコフィエフ:交響曲 第6番:37:07
■チャイコフスキー:交響曲 第5番:41:09
■ムソルグスキー:ホヴァーンシチナ モスクワ川の夜明け:5:15
■ワーグナー:ローエングリン 第3幕への前奏曲:2:50
Total91:29

演奏 レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
指揮 エフゲニー・ムラヴィンスキー

収録:1961年2月9日
収録場所 モスクワ音楽院大ホール


ムラヴィンスキー・コンプリート・ライヴ 1961 Feb.11

DLCA-7002 モノラル 2CD

■グラズノフ:バレエの情景 前奏曲:5:13
■グラズノフ:バレエ「ライモンダ」から第2幕への間奏曲:3:54
■グラズノフ:バレエ「ライモンダ」から第3幕への間奏曲:3:54
■サルマノフ:交響曲 第2番:26:15
■チャイコフスキー:交響曲 第6番 悲愴:43:06
■グリンカ:ルスランとリュドミラ 序曲:4:57
Total87:19

演奏 レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
指揮 エフゲニー・ムラヴィンスキー

収録:1961年2月11日
収録場所 モスクワ音楽院大ホール


ムラヴィンスキー・コンプリート・ライヴ 1961 Feb.12

DLCA-7003 モノラル 2CD

■モーツァルト:交響曲 第33番:21:40
■ショスタコーヴィチ:交響曲 第8番:58:49
■グリンカ:ルスランとリュドミラ 序曲:4:57
Total85:26

演奏 レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
指揮 エフゲニー・ムラヴィンスキー

収録:1961年2月12日
収録場所 モスクワ音楽院大ホール


ムラヴィンスキー・コンプリート・ライヴ 1961 Apr.6

DLCA-7004 モノラル

■ベートーヴェン:交響曲 第3番 英雄:44:08
■ワーグナー:「ジークフリート」から森のささやき:8:16
■ワーグナー:「神々の黄昏」から葬送行進曲:7:16
■ワーグナー:「ワルキューレ」からワルキューレの騎行:4:07
■リャードフ:ババ・ヤガー3:06
Total66:53

演奏 レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
指揮 エフゲニー・ムラヴィンスキー

収録:1961年4月6日
収録場所 モスクワ音楽院大ホール


許光俊 「無類の音響に翻弄される被征服感〜ムラヴィンスキー1972年ライヴ」
驚きは第5番のフィナーレ。音がぐんとよくなって、印象が変わった。音楽が火の玉になって飛んでくる。ものすごい力強さで疾駆する。他の誰とも違う演奏だ。
平林直哉 スクリベンダムのムラヴィンスキー 1972年ボックス
スクリベンダムのムラヴィンスキーの第2弾がようやく届いた。結果は前回同様、素晴らしい音質でよみがえっており、またしても聴きまくった次第である。(平林直哉)
初出多数! SCORAの仰天ムラヴィンスキー新譜
初出づくしの第1弾・第2弾に続いて登場する第3弾(2タイトル)にも、幻の1961年音源など珍しいものが多数収録されています。ムラヴィンスキー好きには目の離せないレーベルです。
山崎浩太郎 「いさぎよき白のムラヴィンスキー」
かつてクレンペラーはテレビの映像について、ホルンが写り、指揮姿が少し、次にティンパニ、という切り替えが我慢できない、といっていた。ならばかれもこのムラヴィンスキーの映像には満足するのでは...
許光俊 「驚天動地のムラヴィンスキー!」
音質を向上させての再発売は昨今引きも切らないが、これほどまでに目覚ましい差違を示した例も珍しいに違いない。美女の身を隠していたヴェールがすべて剥ぎ取られたかのようだと言っても過言ではない。
山崎浩太郎 はんぶる・ドットこらむ 「浄闇と沈黙のワーグナー」
〈ワルキューレの騎行〉も凄まじい。快速のテンポだが、その進行は単純ではなく、背筋がゾクゾクする緊張感とスケール感がある。上下前後左右、すべての方向から、それもはるか彼方から超高速で...
許光俊「ムラヴィンスキーの1979年ライヴについて」
これは芸術を愛し、芸術に耽溺する人間なら、拝跪するしかないような、最高の芸術である。こんな芸術は人間から平和を奪う。社会性を奪う。常識を奪う。それどころか、人間を狂わせる。
『ムラヴィンスキーの真髄』 (10CD+特典盤)
ムラヴィンスキー生誕100年をめぐり、各社から熱心なリリースが続いておりますが、御大ビクターからはゴステレ音源による10枚組ボックス・セット(特典CD付き)が登場します。完全限定盤!
ムラヴィンスキーのショスタコ8番英国初演ライヴ
長期間品切れしていたアイテムが数量限定入荷。この演奏、異常なほどのエネルギー感で、ムラヴィンスキーの数ある同曲録音の中でも圧倒的な存在感。
日本ムラヴィンスキー協会主宰企画完結編
1977年のチャイ5が吉田秀和氏からも大絶賛された同シリーズに第4弾が登場! 強烈な『ワルキューレの騎行』ほか、1979年の公演を収めた注目盤が2タイトル。


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