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ニュー・ドリーム・プライス1000

Tuesday, October 5th 2004

ユニバーサル・ミュージック
ニュー・ドリーム・プライス1000(限定盤)

ユニバーサルの3大メジャー・レーベルのカタログから、定評ある名盤を税込み1000というお買得価格でご提供します。内訳はドイツ・グラモフォン50点、デッカ25点、フィリップス25点。
 ベームのチャイコフスキー4番やショルティの『展覧会の絵』、メータの新世界、バレンボイムのドビュッシーなど個性的な注目演奏も目白押しです。

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交響曲
管弦楽曲
協奏曲
室内楽曲
器楽曲
オペラ&声楽曲
古楽


【交響曲】


UCCP9549
ベートーヴェン
@交響曲第5番ハ短調作品67《運命》
A交響曲第6番ヘ長調作品68《田園》

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:ベルナルト・ハイティンク
録音:1986年1月(@)、1986年4月(A)アムステルダム〈デジタル録音〉

1988年度レコード・アカデミー賞を受賞したハイティンク指揮のベートーヴェン交響曲全集から、最も人気の高い2曲をカップリングした一枚です。コンセルトヘボウ管弦楽団の常任指揮者・芸術監督を四半世紀にわたって務めたオランダの名指揮者ハイティンクが、重厚で雄大なスケールの演奏を繰り広げています。
UCCP9550
ベートーヴェン
交響曲第9番ニ短調作品125《合唱》

ルチア・ポップ(ソプラノ)
キャロライン・ワトキンソン(アルト)
ペーター・シュライアー(テノール)
ロベルト・ホル(バス)
オランダ放送合唱団
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:ベルナルト・ハイティンク
録音:1987年12月アムステルダム〈デジタル録音〉

ハイティンクが長年にわたって常任指揮者・芸術監督を務めた手兵コンセルトヘボウ管弦楽団を指揮した「第九」です。歌唱陣に実力者を揃え、指揮者、オーケストラ、合唱団、独唱者が一体となって、ベートーヴェン晩年の畢生の大作を高らかに歌い上げています。1988年度レコード・アカデミー賞を受賞した名盤です。
UCCD9242
ベルリオーズ
@幻想交響曲作品14
A序曲《ローマの謝肉祭》作品9

ニューヨーク・フィルハーモニック(@)
クリーヴランド管弦楽団(A)
指揮:ズービン・メータ(@)、ロリン・マゼール(A)
録音:1979年10月ニューヨーク(@)
   1975年8月クリーヴランド(A)
〈デジタル録音@〉

幅広いレパートリーを誇るメータは、特に大編成のオーケストラ作品でその優れた手腕を最大限に発揮する指揮者です。色彩的な管弦楽法を駆使したベルリオーズの傑作《幻想交響曲》では、曲が進行するにしたがって緊張の度合いが増進していく、スリリングで緊張感に満ちたスケールの大きな演奏を繰り広げています。
UCCG9544
ブルックナー
交響曲第7番ホ長調

ドレスデン国立管弦楽団
指揮:ジュゼッペ・シノーポリ
録音:1991年9月ドレスデン
〈デジタル録音〉

抒情的な美しさと宗教的な荘厳さを湛えるこの交響曲に対して、シノーポリはテンポの変化と強弱法を大胆に駆使し、従来のブルックナー演奏とは一線を画した解釈を施して、濃厚なロマン主義的性格を余すところなく表現しています。シノーポリがドレスデン国立管弦楽団の首席指揮者に就任する前年、1991年の録音です。
UCCG9545
ドヴォルザーク
@交響曲第8番ト長調作品88
A交響曲第9番ホ短調作品95《新世界より》

ドレスデン国立管弦楽団
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
録音:1990年11月、12月(@)、1994年11月(A)ドレスデン
〈デジタル録音〉
《4Dオーディオ・レコーディングA》

レヴァインがドレスデン国立管弦楽団を指揮して、ドヴォルザークの最も人気の高い交響曲2作品を収録したアルバムです。名門オーケストラ独特の柔らかい響きを充分に生かしながら安定したテンポで展開する演奏で、引き締まったバランスのよい表現が素晴らしく、ドヴォルザークの名作に新鮮な魅力をもたらしています。
UCCD9245
ドヴォルザーク
@交響曲第9番ホ短調作品95《新世界より》
シューベルト
A交響曲第8番ロ短調D.759《未完成》

ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団(@)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(A)
指揮:ズービン・メータ
録音:1975年5月ロサンゼルス(@)
1977年2月テルアヴィヴ(A)

1962年から15年もの長期間にわたって音楽監督を務めたロサンゼルス・フィルハーモニーと、1977年以来音楽監督のポストにあるイスラエル・フィルハーモニー。メータがゆかりの深いふたつのオーケストラを指揮して、聴き古された感のあるあまりにも名高い2曲の傑作交響曲を、新鮮かつ純音楽的な表現で蘇らせています。
UCCD9246
マーラー
交響曲第1番ニ長調《巨人》

クリーヴランド管弦楽団
指揮:クリストフ・フォン・ドホナーニ
録音:1989年3月クリーヴランド〈デジタル録音〉

ドホナーニが音楽監督に就任して以来、クリーヴランド管弦楽団にセルの時代を偲ばせる第二の黄金時代を築いたと評される名コンビによる、マーラー交響曲シリーズの一枚。オーケストラ・ビルダーとしてのドホナーニの優れた手腕が窺える演奏で、緻密なアンサンブルがロマン的抒情を共感を持って歌い上げています。
UCCD9247
マーラー
交響曲第4番ト長調

シルヴィア・スタールマン(ソプラノ)
スティーヴン・スターリク(ヴァイオリン・ソロ)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
録音:1961年2月アムステルダム

ショルティ初のマーラー交響曲録音となった記念碑的アルバム。後のシカゴ交響楽団との全集が示すとおり、マーラーはショルティにとって中心的なレパートリーのひとつでした。現在のようにマーラーが頻繁に演奏されなかった時代に、この交響曲の魅力を広く世に知らしめた名録音として忘れることの出来ない一枚です。
UCCG9546
マーラー
交響曲第5番嬰ハ短調

バイエルン放送交響楽団
指揮:ラファエル・クーベリック
録音:1971年1月ミュンヘン

クーベリックが手兵であったバイエルン放送交響楽団と完成したマーラーの交響曲全集からの一枚。誠実味溢れる音楽性で世界中の音楽ファンを魅了し続けたクーベリックがライフワークとしたマーラー演奏は、現在聴いてもまったく色褪せません。映画にも用いられた第4楽章アダージェットにおける入魂の演奏が胸に迫ります。
UCCG9542
メンデルスゾーン
@交響曲第3番イ短調作品56《スコットランド》
A交響曲第4番イ長調作品90《イタリア》

イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:レナード・バーンスタイン
録音:1979年8月ミュンヘン(@)、1978年10月テルアヴィヴ(A)

バーンスタインにとってゆかりの深いオーケストラであったイスラエル・フィルハーモニーを指揮した、メンデルスゾーンの交響曲の名作2曲を収録しています。「彼の強烈な個性はロマン派の音楽において最大限に発揮される」と評されたバーンスタインならではの、情熱の発露と濃密な表現が刻印されたアルバムです。
UCCG9540
モーツァルト
@交響曲第40番ト短調K.550
A交響曲第41番ハ長調K.551《ジュピター》

イングリッシュ・コンサート
指揮、チェンバロ:トレヴァー・ピノック
録音:1994年6月(@)、1995年1月(A)ロンドン
〈デジタル録音〉《4Dオーディオ・レコーディング》

ピノック自身「心に生き続ける作曲家」と語っているように、彼のモーツァルトに対するオマージュともいえる交響曲全集からの一枚です。オリジナル楽器の第一人者として数々の演奏の成果と蓄積を踏まえた、自発性と共感に溢れた演奏です。そして演奏には『新モーツァルト全集』を用いており、第40番はクラリネットを伴う第2稿を使用。
UCCG9547
プロコフィエフ
@交響曲第5番変ロ長調作品100
A組曲《キージェ中尉》作品60

アンドレアス・シュミット(バリトンA)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:小澤征爾
録音:1990年1月、11月(@)、1990年11月(A)ベルリン
〈デジタル録音〉

小澤征爾はベルリン・フィルハーモニーと組んで、1989年から1992年にかけてプロコフィエフの交響曲全集を録音しました。20世紀の最も重要な交響曲に数えられるこの第5交響曲では、小澤は端正かつ引き締まった演奏で、民族的な感覚に深く根ざす豊かな楽想と力強い古典的構成感を余すところなく表現しています。
UCCG9541
シューベルト
交響曲第9番ハ長調D.944《ザ・グレート》

ドレスデン国立管弦楽団
指揮:カール・ベーム
録音:1979年1月ドレスデン〈ライヴ・レコーディング〉

ベーム晩年の1979年1月にドレスデン国立管弦楽団を指揮した演奏会のライヴ・レコーディングによる《ザ・グレート》です。この名門オーケストラ特有の豊かでバランスのよい響きを充分に生かした、古い伝統を継承するドイツ的な肌ざわりを持った音楽を聴かせています。「ライヴのベーム」の定評を裏付ける一枚です。
UCCD9243
シューマン
@交響曲第1番変ロ長調作品38《春》
A交響曲第2番ハ長調作品61

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
録音:1969年9月ウィーン

巨匠ショルティが遺した唯一のシューマン交響曲全集からの一枚。幸福感の横溢する明朗快活な第1番と、苦悩に満ちた闘争的な雰囲気を孕んだ第2番という、対照的な内容の2曲を収録しています。長い伝統を感じさせるオーケストラの豊饒な響きと高度な能力を駆使して、作品の性格の違いを見事に描き分けた演奏です。
UCCD9244
シューマン
@交響曲第3番変ホ長調作品97《ライン》
A交響曲第4番ニ短調作品120

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
録音:1967年11月ウィーン

ライン地方の明るい性格を反映した、新鮮な感覚に溢れる第3番。憂愁と幻想的な雰囲気が漂う、デモーニッシュな第4番。ロマン派の化身ともいうべきシューマンの傑作交響曲2曲で、ショルティがウィーン・フィルハーモニーを見事に統率した入魂の演奏を聴かせます。巨匠が遺した唯一のシューマン交響曲全集からの一枚。
UCCD9249
ショスタコーヴィチ
@交響曲第1番ヘ短調作品10
A交響曲第15番イ長調作品141

モントリオール交響楽団
指揮:シャルル・デュトワ
録音:1992年5月モントリオール〈デジタル録音〉

デュトワとモントリオール交響楽団による初のショスタコーヴィチの交響曲録音となったアルバム。18歳の時にペトログラード音楽院作曲科の卒業作品として書かれた第1番、最後の交響曲で自伝的な内容を持つ第15番の2曲を収録。ロシアの作品を得意とするデュトワならではの、色彩的な感覚に優れた会心の一枚です。
UCCG9548
ショスタコーヴィチ
交響曲第8番ハ短調作品65

ロンドン交響楽団
指揮:アンドレ・プレヴィン
録音:1992年10月ロンドン〈デジタル録音〉《4Dオーディオ・レコーディング》

第二次大戦中に作曲されたショスタコーヴィチの第8交響曲には、厭世的な観点から冷静に世界を見据えていた作曲家の様々なメッセージが込められています。ともすれば難解になりがちなこの大作を、才人プレヴィンは絶対音楽として捉えており、明晰な表現で万人に訴えかける力を備えた演奏を繰り広げています。
UCCD9248
R.シュトラウス
@家庭交響曲作品53
マーラー
A交響曲第10番ヘ短調―アダージョ

ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ズービン・メータ
録音:1969年8月(@)、1976年4月(A)ロサンゼルス

作曲家の個人的な家庭生活を主題とした《家庭交響曲》は、ドイツ・ロマン派最後の巨匠と称されるR.シュトラウスの人間味溢れる作品です。メータが手兵ロサンゼルス・フィルハーモニーを自由自在に操り、豊麗な音響と細部にわたる生き生きとした性格描写で、実に巧みに聴かせます。マーラーのアダージョを併録。
UCCG9543
チャイコフスキー
交響曲第4番ヘ短調作品36

ロンドン交響楽団
指揮:カール・ベーム
録音:1977年12月ロンドン

1977年にロンドン交響楽団の名誉会長に推されたベームが、それを記念して録音したチャイコフスキーの後期三大交響曲からの一枚。いかにもベームらしい強靭な古典的造型感と明晰性を感じさせる、表現主義的ともいえる演奏です。特に終楽章における情熱的でシンフォニックな壮美の世界は必聴の価値があります。
UCCP9551
チャイコフスキー
@交響曲第6番ロ短調作品74《悲愴》
Aスラヴ行進曲作品31

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:ベルナルト・ハイティンク
録音:1978年10月(@)、1972年9月(A) アムステルダム

ハイティンクがコンセルトヘボウ管弦楽団を指揮した《悲愴》は、この名門オーケストラの持てる能力をフルに発揮させた快演で、指揮者とオーケストラが長年の共同作業で培ってきた親密な協調関係が見事に結実した演奏といえるでしょう。終楽章アダージョでの絶望感や悲嘆の表現は、聴く者に強く訴えかけてきます。

【管弦楽曲】


UCCG9560
バルトーク
@管弦楽のための協奏曲Sz116
A弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽Sz106

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1965年9月、11月(@)、1969年9月(A)ベルリン

バルトーク特有の厳しい作風と華やかな演奏効果で知られる《管弦楽のための協奏曲》、民族的要素が抽象的に昇華された《弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽》、これらは名実ともに作曲者の代表作といえるものです。カラヤンの緻密で彫りの深い表現やベルリン・フィルハーモニーの壮絶な響きが、これら名作2曲の本質を鋭く抉り出しています。
UCCD9252
ブラームス
ハンガリー舞曲集(全21曲)

ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヴァルター・ヴェラー
録音:1982年5月ロンドン〈デジタル録音〉

ジプシー音楽をもとに4手ピアノ連弾用として作曲、のちに作曲者自身やドヴォルザークなどのオーケストラ編曲版によってより広く親しまれるようになった、ブラームスの《ハンガリー舞曲集》。巧みな語り口で全曲を指揮するヴェラーは、ウィーン・フィルハーモニーのコンサートマスターとして活躍したことでも知られています。
UCCD9251
ブラームス
@セレナード第1番ニ長調作品11
Aセレナード第2番イ長調作品16

ロンドン交響楽団
指揮:イシュトヴァン・ケルテス
録音:1967年10月ロンドン

ブラームスの青年時代における管弦楽分野の習作ともいえる、若々しい幸福感に満ちた第1番。ヴァイオリンを欠いた小編成のオーケストラの暗い響きが、深く渋い味わいを醸し出す第2番。交響曲全集が今日でも極めて高い評価を得ているケルテスとロンドン交響楽団の名コンビによる、ブラームスのセレナード集です。
UCCG9561
《オペラ間奏曲集》
@歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》―間奏曲(マスカーニ)
A歌劇《アドリアーナ・ルクヴルール》―第2幕への間奏曲(チレア)
B歌劇《マノン・レスコー》―第3幕への間奏曲(プッチーニ)
C歌劇《道化師》―間奏曲(レオンカヴァッロ)
D歌劇《タイス》―瞑想曲(マスネ)
E歌劇《マドンナの宝石》―第3幕への間奏曲(ヴォルフ=フェラーリ)
F歌劇《椿姫》―第1幕への前奏曲(ヴェルディ)
G歌劇《椿姫》―第3幕への前奏曲(ヴェルディ)
H歌劇《ノートル・ダム》―間奏曲(シュミット)
I歌劇《ホヴァンシチナ》―第4幕への間奏曲(ムソルグスキー)
J歌劇《修道女アンジェリカ》―間奏曲(プッチーニ)
K歌劇《フェドーラ》―第2幕への間奏曲(ジョルダーノ)
L歌劇《友人フリッツ》―間奏曲(マスカーニ)
M歌劇《ホフマン物語》―舟歌(オッフェンバック)
N歌劇《ジョコンダ》―時の踊り(ポンキエッリ)

エーテボリ交響楽団
指揮:ネーメ・ヤルヴィ
録音:1989年6月、9月エーテボリ〈デジタル録音〉

オペラ上演の幕間に演奏される間奏曲には優れた作品が数多くあり、それらはオペラから独立して人々に愛され続けてきました。そうした人気の高い間奏曲の名作ばかりを選りすぐった、洒落たコンセプトによるアルバムです。演奏はヤルヴィ指揮するエーテボリ交響楽団。間奏曲の魅力をたっぷり味わってください。
UCCD9254
ドヴォルザーク
@スラヴ舞曲集作品46(全8曲)
Aスラヴ舞曲集作品72(全8曲)

ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:アンタル・ドラティ
録音:1983年1月、9月、10月ロンドン〈デジタル録音〉

ハンガリー出身の名指揮者ドラティは《スラヴ舞曲》を好んで指揮したようで、この全曲盤はステレオ初期の初録音から数えて3回目の録音となります。欧米を股にかけて幅広い指揮活動を続けたドラティは、オーケストラ・ビルダーとしても名を馳せましたが、彼の作り出す響きの厳格さはこの演奏にも見事に貫かれています。
UCCG9556
グリーグ
@ホルベルク組曲(ホルベアの時代から)作品40
A2つの悲しき旋律作品34
チャイコフスキー
B弦楽セレナードハ長調作品48

オルフェウス室内管弦楽団
録音:1986年12月ニューヨーク
〈デジタル録音〉

1972年に創設されたオルフェウス室内管弦楽団は「指揮者を置かないオーケストラ」として知られ、その卓越した演奏技術や溌剌としたリズム感によって世界的に高い評価を得ています。このアルバムでも磨きがかけられたアンサンブルと若々しい感性に裏付けられた演奏で、作品の本質を魅力的に表現しています。
UCCD9250
リスト
@交響詩《前奏曲》S.97
A交響詩《タッソ、悲劇と勝利》S.96
B交響詩《プロメテウス》S.99
Cメフィスト・ワルツ第1番S.110の2

ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(@B)
パリ管弦楽団(AC)
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
録音:1977年4月ロンドン(@B)、1974年6月パリ(AC)

リストによって創始された交響詩は、標題音楽の発展に重要な役割を果たしました。そのリストの交響詩集をショルティはLP時代に2枚録音しましたが、このCDはそのなかから有名な4曲をセレクトしたものです。彼がパリ管弦楽団を指揮した唯一のアルバムからの《タッソ》と《メフィスト・ワルツ》は、特に貴重な録音といえましょう。
UCCG9550
モーツァルト
@ディヴェルティメント第17番ニ長調K.334(320b)
Aセレナード第6番ニ長調K.239
《セレナータ・ノットゥルナ》

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1965年8月(@)、1968年8月(A)サンモリッツ

有名なメヌエットを含む優美流麗な曲想によって広く愛好されているディヴェルティメント第17番、合奏協奏曲ふうの独自の特徴を示す《セレナータ・ノットゥルナ》。カラヤンはこのモーツァルトの名作2曲で、滑らかで流れるような旋律の美しさを際立たせた、磨き抜かれたアンサンブルによる演奏を聴かせています。
UCCG9551
モーツァルト
@セレナード第10番変ロ長調K.361(370a)
《グラン・パルティータ》
Aセレナード第13番ト長調K.525
《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》

ベルリン・フィルハーモニー管楽アンサンブル(@)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(A)
指揮:カール・ベーム
録音:1970年5月ベルリン(@)、1974年10月ウィーン(A)

モーツァルトのセレナードのなかで最も有名な2曲を、ベームがベルリン・フィルハーモニー管楽アンサンブルとウィーン・フィルハーモニーを指揮したアルバム。音楽の本質をしっかりと捉えた、美しい歌が次々と流れ出てくる演奏が繰り広げられています。「ベームのモーツァルト」を知るには格好の一枚です。
UCCP9552
モーツァルト
@セレナード第13番ト長調K.525
《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》
Aセレナード第6番ニ長調K.239
《セレナータ・ノットゥルナ》
Bディヴェルティメント第1番ニ長調K.136(125a)
Cディヴェルティメント第2番変ロ長調K.137(125b)
Dディヴェルティメント第3番ヘ長調K.138(125c)

イ・ムジチ合奏団
録音:1972年7月、9月スイス

モーツァルトのセレナードとディヴェルティメントの傑作を、イ・ムジチ合奏団が演奏したアルバムです。リズム処理が鮮やかな若々しい表現で、特に《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》における合奏団の表現力の豊かさと技術の優秀さは特筆すべきでしょう。いかにも機会音楽の演奏にふさわしい、楽しさが溢れる一枚です。
UCCD9253
ムソルグスキー
@組曲《展覧会の絵》(ラヴェル編曲)
A交響詩《はげ山の一夜》
B歌劇《ホヴァンシチナ》前奏曲
ボロディン
Cダッタンの娘たちの踊りとダッタン人の踊り
 [歌劇《イーゴリ公》から]
グリンカ
D歌劇《ルスランとリュドミラ》序曲

ロンドン交響合唱団(C)
シカゴ交響楽団(@)
ロンドン交響楽団(A‐D)
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
録音:1980年5月シカゴ(@)
1965年12月、1966年5月ロンドン(A‐D)〈デジタル録音@〉

ムソルグスキーやボロディンのオーケストラの名曲をショルティの指揮で聴く、ロシア管弦楽曲集。力感溢れるショルティの解釈はこうしたオーケストラ・ピースにはまさにうってつけで、彼ならではの傑出した統率力を存分に発揮してオーケストラを見事にドライヴしています。《展覧会の絵》の録音の素晴らしさも特筆されます。
UCCG9559
ラヴェル
@ボレロ
A《ダフニスとクロエ》第2組曲
ドビュッシー
B交響詩《海》
C牧神の午後への前奏曲

ミシェル・デボスト(フルート・ソロC)
パリ管弦楽団
指揮:ダニエル・バレンボイム
録音:1981年4月(@)、1981年3月(A)、1978年6月(B)、
1981年5月(C)パリ〈デジタル録音@AC〉

バレンボイムが音楽監督を務めていた時期にパリ管弦楽団と録音した、フランス管弦楽名曲集です。1975年にバレンボイム迎え、得意のフランス音楽を中心に積極的な演奏活動を展開するようになったパリ管弦楽団は、このアルバムでも輝かしい音色を洗練された感覚で生かした、多彩にして明快な演奏を聴かせています。
UCCD9255
リムスキー=コルサコフ
@交響組曲《シェエラザード》作品35
A組曲《サルタン皇帝の物語》作品57
B熊蜂の飛行
 [歌劇《サルタン皇帝の物語》から]

クリストファー・ウォーレン=グリーン(ヴァイオリン・ソロ@)
フィルハーモニア管弦楽団
指揮:ヴラディーミル・アシュケナージ
録音:1986年10月ロンドン
〈デジタル録音〉

管弦楽技法の大家であったリムスキー=コルサコフのオーケストラ作品を3曲収めたアルバムです。最近ではピアニストとしてよりも指揮者としての活躍が顕著なアシュケナージが、フィルハーモニア管弦楽団から絢爛たる色彩を存分に引き出し、作品に内在するオリエンタリズムも色濃く反映させた演奏を繰り広げています。
UCCG9552
ロッシーニ
序曲集
@歌劇《セビリャの理髪師》序曲
A歌劇《どろぼうかささぎ》序曲
B歌劇《セミラーミデ》序曲
C歌劇《ウィリアム・テル》序曲
D歌劇《アルジェのイタリア女》序曲
E歌劇《絹のはしご》序曲

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1971年1月ベルリン

このアルバムには、イタリア・オペラの作曲家ロッシーニが24歳のときに作曲して彼の名を不動のものとした《セビリャの理髪師》から、最後のオペラ作品となった《ウィリアム・テル》まで、彼の代表作である6曲のオペラの序曲を収録。カラヤンとベルリン・フィルハーモニーの洗練された華麗なアンサンブルが聴き手を魅了します。
UCCG9558
シベリウス
@交響詩《フィンランディア》作品26
A《カレリア》組曲作品11
Bトゥオネラの白鳥作品22の2
C交響詩《タピオラ》作品112

エーテボリ交響楽団
指揮:ネーメ・ヤルヴィ
録音:1992年9月(@)、1992年12月(A)、1996年5月(B)、
1995年8月(C)エーテボリ
〈デジタル録音〉

《フィンランディア》や《トゥオネラの白鳥》など、フィンランドの国民的大作曲家シベリウスの代表的なオーケストラの名品4曲を収録したアルバムです。ヤルヴィと彼の手兵エーテボリ交響楽団は、北欧音楽ならではの情感豊かな語り口と重量感溢れる表現で、これら傑作の魅力を余すところなく描き出しています。
UCCG9557
R.シュトラウス
@交響詩《ツァラトゥストラはかく語りき》作品30
A交響詩《マクベス》作品23

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ロリン・マゼール
録音:1983年2月ウィーン
〈デジタル録音〉

R.シュトラウスの《ツァラトゥストラはかく語りき》は「夜明け」を表す大管弦楽による壮麗な開始部分があまりにも有名ですが、マゼールが全編を通じて自由自在に操るウィーン・フィルハーモニーから引き出す豊かな音響と、細部にわたる生き生きとした性格描写は、この作品の魅力を余すところなく表現し尽くしています。
UCCD9256
R.シュトラウス
@交響詩《ドン・キホーテ》作品35
A交響詩《ドン・ファン》作品20

エマヌエル・ブラベッツ(チェロ@)
ヨーゼフ・シュタール(ヴィオラ@)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ロリン・マゼール
録音:1968年3月(@)、1964年4月(A)ウィーン

マゼールが30歳代のときにウィーン・フィルハーモニーと録音した、R.シュトラウスの交響詩2曲をカップリングしたアルバムで、オーケストラの特性を巧みに生かした彼の個性的な解釈が光ります。ブラベッツはウィーン・フィルハーモニーの首席チェロ奏者で、バリリ弦楽四重奏団のメンバーとしての活躍でも知られています。
UCCG9554
スッペ
序曲集
@喜歌劇《軽騎兵》序曲
A劇付随音楽《ウィーンの朝、昼、晩》序曲
B喜歌劇《スペードの女王》序曲
C喜歌劇《美しきガラテア》序曲
D喜歌劇《怪盗団》序曲
E喜歌劇《詩人と農夫》序曲

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1969年9月ベルリン

J.シュトラウス2世やミレッカーとともに「ウィーン喜歌劇の三大作曲家」と称されたスッペは、イタリア風の情熱やウィーン風のワルツのリズムなどを織り交ぜた作風のオペレッタを数多く残しました。彼の名序曲を、カラヤンとベルリン・フィルハーモニーによる洒落た味わいに満ちた、生き生きとした多彩な表現でお楽しみください。
UCCG9555
チャイコフスキー
@大序曲《1812年》作品49
Aイタリア奇想曲作品45
Bスラヴ行進曲作品31

シカゴ交響楽団
指揮:ダニエル・バレンボイム
録音:1981年3月シカゴ〈デジタル録音〉

1991年にシカゴ交響楽団の音楽監督に就任したバレンボイムは、それ以前からこのオーケストラと緊密な関係を続けていました。チャイコフスキーの管弦楽曲集もそうした両者の強い結びつきによって誕生したディスクで、オーケストラの機能が最大限に発揮された、ダイナミックで雄大なスケールの演奏が繰り広げられます。
UCCP9554
チャイコフスキー
@イタリア奇想曲作品45
Aバレエ組曲《くるみ割り人形》作品71a
B弦楽セレナードハ長調作品48

ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(@A)
ロンドン交響楽団(B)
指揮:レオポルド・ストコフスキー
録音:1973年12月(@A)、1974年10月(B)ロンドン

「オーケストラの魔術師」と称されたイギリスの名指揮者ストコフスキーは、クラシック音楽の啓蒙活動を積極的に行い、オーケストラを身近なものとして大衆に紹介することに努めた功労者でした。このチャイコフスキー・アルバムは90歳を超えてからの録音ですが、年齢を感じさせない若々しい情熱的な演奏を展開しています。
UCCP9553
チャイコフスキー
バレエ《白鳥の湖》作品20(抜粋・16曲)

ヒュー・マグワイアー(ヴァイオリン・ソロ)
ロンドン交響楽団
指揮:ピエール・モントゥー
録音:1962年6月ロンドン

フランスの名指揮者モントゥー晩年の代表的な録音のひとつ。オリジナルの抜粋盤で、16曲が演奏されています。流麗な音楽を彫琢してゆくことにかけては右に出るもののなかった存在であり、また高雅ともいえる演奏を特色としたモントゥー。この《白鳥の湖》でもそうした彼の美質や特質が十二分に発揮されています。
UCCG9553
ワーグナー
管弦楽曲集
@楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》第1幕への前奏曲
A歌劇《さまよえるオランダ人》序曲
Bジークフリート牧歌
C歌劇《ローエングリン》第1幕への前奏曲
D歌劇《ローエングリン》第3幕への前奏曲

ニューヨーク・フィルハーモニック
指揮:ジュゼッペ・シノーポリ
録音:1985年10月ニューヨーク〈デジタル録音〉

壮大なスケールや官能的な描写など、他の作曲家では味わうことの出来ない世界を、独特の管弦楽法で表現したワーグナー。名作《ジークフリート牧歌》や序曲・前奏曲で、今は亡き名指揮者シノーポリがニューヨーク・フィルハーモニックから多彩にして重厚な響きを引き出し、ワーグナーの世界を堪能させてくれます。
UCCG9562
《コンサート・イン・ベルリン/早稲田大学交響楽団》
@オーケストラのための《星・島》(武満徹)
A幻想序曲《ロメオとジュリエット》(チャイコフスキー)
B交響詩《ローマの松》(レスピーギ)
Cオーケストラのためのラプソディ(外山雄三)

早稲田大学交響楽団
指揮:高関健
録音:1986年2月ベルリン〈ライヴ・レコーディング〉
〈デジタル録音〉

早稲田大学交響楽団が1986年に4回目のヨーロッパ演奏旅行を行った折に、公演地のひとつであったベルリンでドイツ・グラモフォンのスタッフによってライヴ録音されたアルバムです。日本を代表する武満徹と外山雄三の管弦楽作品2曲とオーケストラのコンサート・ピースの定番2曲で、感動的な演奏を聴かせます。

【協奏曲】


UCCG9570
ベートーヴェン
@ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
Aロマンス第1番ト長調作品40
Bロマンス第2番ヘ長調作品50

ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)
シカゴ交響楽団(@)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(AB)
指揮:ダニエル・バレンボイム
録音:1977年3月シカゴ(@)、1974年12月ロンドン(AB)

ベートーヴェンのヴァイオリンのための3作品を、ズーカーマンの独奏とバレンボイムの指揮によって収録したアルバム。豊潤な音色で朗々と歌い上げるズーカーマンが作品に漂うロマンティシズムを見事に表出、バレンボイムが強靭な意志で全体を牽引し、ソロとオーケストラとの絶妙な対話が繰り広げられていきます。
UCCP9559
ブラームス
ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品77

ミシェル・オークレール(ヴァイオリン)
ウィーン交響楽団
指揮:ウィレム・ファン・オッテルロー
録音:1958年9月ウィーン

第二次大戦後、ヨーロッパやアメリカで華々しい活躍を展開したフランスのヴァイオリン奏者オークレールは、左手の故障のために1960年前半に惜しまれつつ第一線を引退しました。彼女の演奏は繊細で優美な音色と洗練された音楽的センスが魅力ですが、このアルバムでもそうした美質や特徴が十分に発揮されています。
UCCP9558
ショパン
@ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11
Aピアノ協奏曲第2番ヘ短調作品21

ベラ・ダヴィドヴィチ(ピアノ)
ロンドン交響楽団
指揮:サー・ネヴィル・マリナー
録音:1980年3月(@)、1982年2月(A)ロンドン〈デジタル録音A〉

旧ソ連(現アゼルバイジャン)出身のダヴィドヴィチは、1949年のショパン国際ピアノ・コンクールで第1位を獲得し、欧米での華々しい演奏活動を展開しました。彼女の代表的なレコーディングとして真っ先に挙げられるのがこのショパンのピアノ協奏曲集で、堅実なテクニックを生かしたスケールの大きな表現力が光ります。
UCCG9571
メンデルスゾーン
@ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64
ブルッフ
Aヴァイオリン協奏曲第1番ト短調作品26
クライスラー
Bウィーン奇想曲
C愛の悲しみ
D愛の喜び

シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン)
クリフォード・ベンソン(ピアノB‐D)
シカゴ交響楽団(@A)
指揮:クラウディオ・アバド(@A)
録音:1980年2月シカゴ(@A)、1980年6月エルサレム(B‐D)〈デジタル録音〉

ミンツは11歳でメータと共演してデビューを飾るなど、早くからその優れた才能を発揮しました。このCDは彼のデビュー盤となったメンデルスゾーンとブルッフの協奏曲に加えて、2枚目のアルバム《クライスラー・リサイタル》から3曲をフィルアップしています。彼の澄み切った豊麗な美音と明快で新鮮な表現をお楽しみください。
UCCP9557
メンデルスゾーン
@ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64
チャイコフスキー
Aヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35

サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(@)
BBC交響楽団(A)
指揮:シャルル・デュトワ(@)
   サー・コリン・デイヴィス(A)
録音:1976年4月(@)、1975年12月(A) ロンドン

パガニーニ弾きとして有名なアッカルドによる、メンデルスゾーンとチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲集。独奏ヴァイオリンが甘美に歌うメンデルスゾーン、ロシア的な抒情と情熱が融合したチャイコフスキーという2曲の名曲を、アッカルドが美しい音色と完璧な技巧で聴かせます。デュトワとデイヴィスのサポートも万全です。
UCCG9568
モーツァルト
@フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299(297c)
A協奏交響曲変ホ長調K.Anh.9(297b/Anh.C14.01)

ブリン・ルイス(ハープ@)
ケネス・スミス(フルート@)
ジョン・アンダーソン(オーボエA)
マイケル・コリンズ(クラリネットA)
メイリク・アレグザンダー(ファゴットA)
リチャード・ワトキンズ(ホルンA)
フィルハーモニア管弦楽団
指揮:ジュゼッペ・シノーポリ
録音:1991年12月ロンドン
〈デジタル録音〉

シノーポリが首席指揮者・音楽監督を務めたフィルハーモニア管弦楽団との演奏による、モーツァルトの協奏曲の傑作2曲を収めたアルバム。管楽器王国のイギリスが誇る名首席奏者をソリストに起用し、作品が持つギャラントな魅力を余すところなく表現、優美で豊かな響きに満ちた感興溢れる演奏となっています。
UCCG9569
モーツァルト
@フルート協奏曲第1番ト長調K.313(K.285c)
Aクラリネット協奏曲イ長調K.622
Bファゴット協奏曲変ロ長調K.191(K.186e)

カールハインツ・ツェラー(フルート@)
ハロルド・ライト(クラリネットA)
シャーマン・ウォルト(ファゴットB)
イギリス室内管弦楽団(@)
ボストン交響楽団(AB)
指揮:ベルンハルト・クレー(@)、小澤征爾(AB)
録音:1973年8月ロンドン(@)、1978年11月ボストン(AB)

オーケストラの首席奏者としても著名な、ツェラー、ライト、ウォルトがソリストを務めた、モーツァルトの木管楽器の協奏曲3曲を収めたアルバムです。華やかで豊かな情趣を持つフルート、柔らかく透明な音感で活躍するクラリネット、明るく若々しい楽想を持つファゴット。温かい情感に満ち溢れた演奏が繰り広げられます。
UCCD9257
モーツァルト
@ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
Aピアノ協奏曲第12番イ長調K.414(385p)
ベートーヴェン
B自作の主題による32の変奏曲ハ短調WoO80

ラドゥ・ルプー(ピアノ)
イギリス室内管弦楽団(@A)
指揮:ウリ・セガル(@A)
録音:1974年3月(@A)、1970年11月(B)ロンドン

ルーマニア出身の名ピアニスト、ルプーにとって初のモーツァルトのピアノ協奏曲録音となった2曲に、ベートーヴェンの変奏曲をカップリングしたアルバムです。磨き抜かれた美音、繊細で優美な弱音、ゆっくりしたテンポで紡ぎ出される美しい抒情。協奏曲でのセガルの巧みなサポートも光る、珠玉のような一枚です。
UCCG9565
モーツァルト
@ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488
Aピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491

ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
バンベルク交響楽団
指揮:フェルディナント・ライトナー
録音:1960年4月バンベルク

ベートーヴェン弾きとして知られたドイツの巨匠ケンプは、同時にモーツァルトのピアノ作品にも深い造詣を示しました。ピアノと音楽とを慈しむような彼の演奏は決して華麗なものとはいえませんが、ヒューマニスティックな温かい感情に溢れたものであり、この2曲の傑作協奏曲の演奏でも聴く者に至福の時を与えてくれます。
UCCG9567
モーツァルト
@協奏交響曲変ホ長調K.364(320d)
A協奏交響曲変ホ長調K.Anh.9(297b/Anh.C14.01)

トッド・フィリップス(ヴァイオリン@)
モーリン・ギャラガー(ヴィオラ@)
スティーヴン・テイラー(オーボエA)
デイヴィッド・ジンガー(クラリネットA)
ウィリアム・パーヴィス(ホルンA)
スティーヴン・ディブナー(ファゴット)
オルフェウス室内管弦楽団
録音:1989年12月ニューヨーク〈デジタル録音〉

モーツァルトの協奏交響曲2曲を、スーパー・アンサンブルとして知られるオルフェウス室内管弦楽団が演奏したアルバムです。卓越したソロと一種乱れぬ合奏が緊密に支えあう演奏は、まさにこのアンサンブルの本領を十二分に発揮したもので、極めて自然でありながら表情豊かな表現で聴き手に雄弁に語りかけてきます。
UCCG9566
モーツァルト
@ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216
Aヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調K.218
Bヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219《トルコ風》

ヴォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン、指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1965年3月、1967年2月ベルリン

フランス的な趣を色濃く表出させる第3番、若々しい歌に溢れた第4番、そして洗練度と深みを増した青年期の最高傑作のひとつであるスケールの大きな第5番。普遍的な美しさを誇るモーツァルトのヴァイオリン協奏曲を、ウィーンの名ヴァイオリニストであったシュナイダーハンの格調高い気品溢れる演奏で収録しています。
UCCD9258
ラフマニノフ
@ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18
Aパガニーニの主題による狂詩曲作品43

ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)
ロンドン交響楽団
指揮:アンドレ・プレヴィン
録音:1970年4月(@)、1971年11月(A)ロンドン

アシュケナージはラフマニノフのピアノ協奏曲全集を2度録音していますが、ここに聴く2曲は第1回目の全集からのもの。作品本来の抒情性を雰囲気豊かに、また力強いダイナミズムも万全に表現した演奏です。ピアニストとして旺盛なレコーディング活動を続けている彼の数多い録音のなかでも代表的な名盤といえましょう。
UCCG9572
ラロ
@チェロ協奏曲ニ短調
ブルッフ
Aコル・ニドライ作品47
サン=サーンス
Bチェロ協奏曲第1番イ短調作品33

マット・ハイモヴィッツ(チェロ)
シカゴ交響楽団
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
録音:1988年7月シカゴ〈デジタル録音〉

「チェロを弾くために生まれてきた」といわれる、1970年生まれのハイモヴィッツのデビュー盤。弱冠17歳のときの録音で、レヴァイン指揮シカゴ交響楽団のサポートを得ての演奏。優れたテクニック、天性の音楽性、知的な客観性が絶妙にミックスした表現力は、まさに天賦の才能というべきでしょう。
UCCP9560
チャイコフスキー
@ピアノ協奏曲第1番変ロ短調作品23
ラフマニノフ
Aピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18

ヴェルナー・ハース(ピアノ)
モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団(@)
フランクフルト放送交響楽団(A)
指揮:エリアフ・インバル
録音:1970年6月モンテカルロ(@)
1974年9月フランクフルト(A)

ドイツのピアニストのハースはギーゼキングに師事し、師譲りの知的で明快なスタイルを追究、ギーゼキングの後継者として注目されました。世界的な演奏活動を行いさらなる活躍を期待されていましたが、惜しくも1976年に自動車事故のために45歳で急逝、ラフマニノフの協奏曲は彼最後の録音のひとつとなりました。

【室内楽&器楽曲】


UCCP9563
ベートーヴェン
@チェロ・ソナタ第2番ト短調作品5の2
Aチェロ・ソナタ第5番ニ長調作品102の2
Bチェロ・ソナタヘ長調作品17
[原曲:ホルン・ソナタ]

パブロ・カザルス(チェロ)
ミエチスラフ・ホルショフスキ(ピアノ)
録音:1958年9月ボン〈ライヴ・レコーディング〉

20世紀最高のチェリストであったカザルスが音楽仲間の名手ホルショフスキと組んで、1950年代の後半にボンで開催した演奏会のライヴ録音で聴く、ベートーヴェンのチェロ・ソナタ集。作品の持つ深い精神性を歌い上げた至高の演奏です。作品17の原曲はホルン・ソナタですが、しばしばチェロによっても演奏されます。
UCCP9562
ベートーヴェン
@ピアノ三重奏曲第5番ニ長調作品70の1《幽霊》
Aピアノ三重奏曲第7番変ロ長調作品97《大公》

カール・エンゲル(@)、
ミエチスラフ・ホルショフスキ(A)(ピアノ)
シャーンドル・ヴェーグ(ヴァイオリン)
パブロ・カザルス(チェロ)
録音:1958年9月ボン(@)、1961年7月プラード(A)

チェロ演奏史上最大の人物であるばかりでなく、20世紀芸術界の巨人として知られるカザルス。彼が僚友のホルショフスキやヴェーグとともに行った演奏会のライヴ録音による、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲の代表的な2作品を収録しています。3つの楽器が各々の美点を存分に披瀝しあった極めて格調の高い演奏です。
UCCG9579
ブラームス
@ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調作品78《雨の歌》
Aヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調作品100
Bヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調作品108

ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
録音:1974年11月ニューヨーク

ズーカーマンが僚友バレンボイムと組んで録音したブラームスのソナタ全集。銘器を楽々と操り、豊麗な音色で朗々と歌い上げる彼の演奏は、まるでベル・カントのアリアを聴くかのようです。バレンボイムの音楽的構造を見事に際立たせた知的なピアノが全体をキリリと引き締めて、見事なバランスを見せています。
UCCG9578
ショパン
@チェロ・ソナタト短調作品65
フランク
Aチェロ・ソナタイ長調
 [原曲:ヴァイオリン・ソナタイ長調]

ピエール・フルニエ(チェロ)
ジャン・フォンダ(ピアノ)
録音:1971年1月ミュンヘン

音色や表現に他の奏者では味わえない品格があり、音楽的な高貴さでファンを魅了し続けたフルニエ。「チェロのプリンス」という称号はその演奏の特徴を端的に表しています。ショパンにおける情熱と感情の吐露、フランクでの理性と内面性との美しい調和。フルニエの熟成した深い表現力が横溢するアルバムです。
UCCG9577
ダンツィ
@木管のための五重奏曲ト短調作品56の2
A木管のための五重奏曲ヘ長調作品68の2
ラハナー
B木管のための五重奏曲第2番変ホ長調

アンサンブル・ウィーン=ベルリン
録音:1987年8月ザルツブルク
〈デジタル録音〉

ウィーンやベルリンのオーケストラの首席奏者たちが組織するスーパー・アンサンブル、アンサンブル・ウィーン=ベルリンの木管五重奏曲集。ダンツィはベートーヴェンとほぼ同時代の、ラハナーはベルリオーズと同年生まれの、いずれもドイツの作曲家です。名人芸を自在に発揮した感興溢れる演奏をお楽しみください。
UCCG9573
ハイドン
@弦楽四重奏曲第67番ニ長調Hob.III: 67(作品64の5)《ひばり》
A弦楽四重奏曲第77番ハ長調Hob.III: 77(作品76の3)《皇帝》
モーツァルト
B弦楽四重奏曲第17番変ロ長調K.458《狩り》

アマデウス弦楽四重奏団
録音:1974年3月ベルリン(@)
1963年6月、9月ハノーファー(AB)

小鳥の囀りを思わせる楽想から標題が付けられた《ひばり》、変奏主題に〈皇帝賛歌〉を用いたところから名称が冠せられた《皇帝》、快活な主題が狩猟を連想させる《狩り》。定評のあるアマデウス弦楽四重奏団による演奏で、ハイドンとモーツァルトの最も有名な弦楽四重奏曲3曲をカップリングしたアルバムです。
UCCG9574
モーツァルト
@弦楽五重奏曲第3番ハ長調K.515
A弦楽五重奏曲第4番ト短調K.516

メロス弦楽四重奏団
録音:1986年7月バンベルク
〈デジタル録音〉

晴朗な曲想と書法の緊密さが際立つ第3番、苦悩を込めた厳粛な音調がト短調交響曲を想起させる第4番。ドイツ屈指のカルテットであるメロス弦楽四重奏団とヴィオラ奏者バイヤーによる、知的な洞察力と鋭敏な感受性に裏打ちされた演奏で、モーツァルトの弦楽五重奏曲の真髄を明確に照らし出しています。
UCCG9575
モーツァルト
@ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調K.452
ベートーヴェン
Aピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調作品16

ジェイムズ・レヴァイン(ピアノ)
アンサンブル・ウィーン=ベルリン
録音:1986年8月ザルツブルク
〈デジタル録音〉

ピアニストとしてのレヴァインが、ウィーンとベルリンのオーケストラの首席奏者によって構成されるアンサンブル・ウィーン=ベルリンと共演したアルバム。管楽器の書法に円熟が示されるモーツァルト、同じ編成と調性でモーツァルトとの親近性を見せるベートーヴェンという、2曲のピアノ五重奏曲の名作を収録しています。
UCCG9576
モーツァルト
@クラリネット五重奏曲イ長調K.581
ウェーバー
Aクラリネット五重奏曲変ロ長調作品34

エドゥアルト・ブルンナー(クラリネット)
ハーゲン弦楽四重奏団
録音:1987年6月ケルン
〈デジタル録音〉

ハーゲン弦楽四重奏団とブルンナーによるクラリネット五重奏曲集。モーツァルト晩年の澄み切った心境を伝える高貴な作品と、対照的に明るく華やかな作風を持つ協奏曲スタイルで書かれたウェーバー。繊細で柔らかい香気を放つように歌い上げるクラリネットと、生気溢れるフレージングの弦が見事に呼応しています。
UCCG9580
プーランク
室内楽曲集
@ピアノ、オーボエとファゴットのための三重奏曲
Aクラリネット・ソナタ
Bホルンとピアノのためのエレジー
Cフルート・ソナタ
Dピアノ、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットとホルンのための
六重奏曲

ジェイムズ・レヴァイン(ピアノ)
アンサンブル・ウィーン=ベルリン
録音:1989年4月ザルツブルク
〈デジタル録音〉

ピアニストとしても音楽的天分を遺憾なく発揮しているレヴァインと、スーパー・ヴィルトゥオーソが顔を揃えるアンサンブル・ウィーン=ベルリンが共演した、プーランクの室内楽曲集。演奏者自らが楽しんでいるかのように、終始生き生きとして表情豊かにプーランクの抒情を歌い、フランス固有のエスプリを美しく表現しています。
UCCD9262
《リッチ/20世紀無伴奏ヴァイオリン作品集》
@無伴奏ヴァイオリンのためのソナタSz117(バルトーク)
Aエレジー(ストラヴィンスキー)
B無伴奏ヴァイオリンのためのソナタニ長調作品115(プロコフィエフ)
C無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ作品31の1(ヒンデミット)
D無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ作品31の2(ヒンデミット)

ルッジェーロ・リッチ(ヴァイオリン)
録音:1960年4月ジュネーヴ

「バッハに比肩するヴァイオリン独奏曲の傑作」と称される古典的な美しさを備えたバルトーク作品をはじめ、20世紀に作曲された無伴奏ヴァイオリンのための作品5曲を、技巧派の名手リッチが演奏しています。完璧なテクニックや官能的な音色、そして鋭敏で集中力に富んだ彼の持ち味が十分に発揮されたアルバムです。
UCCD9259
ベートーヴェン
@ピアノ・ソナタ第8番ハ短調作品13《悲愴》
Aピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調作品27の2《月光》
Bピアノ・ソナタ第21番ハ長調作品53
《ワルトシュタイン》

ラドゥ・ルプー(ピアノ)
録音:1972年6月ウェスト・ハンプステッド

ルプーの日本でのデビュー盤となった記念すべきアルバムです。彫りの深い堅固な構成力と比類のない透明な美音によって紡ぎ出される彼のリリカルな演奏は、現代ではほとんど聴くことが出来なくなったもの。ルプーのベートーヴェン録音は他に協奏曲とソナタが各1枚あるだけなので、大変貴重なものといえましょう。
UCCP9565
《ショパン・ピアノ名曲集》
@即興曲第4番嬰ハ短調作品66《幻想即興曲》
Aワルツ第1番変ホ長調作品18《華麗なる大円舞曲》
Bワルツ第7番嬰ハ短調作品64の2
Cワルツ第9番変イ長調作品69の1《別れのワルツ》
Dワルツ第6番変ニ長調作品64の1《小犬のワルツ》
E夜想曲第2番変ホ長調作品9の2
F夜想曲第8番変ニ長調作品27の2
Gマズルカ第5番変ロ長調作品7の1
Hポロネーズ第3番イ長調作品40の1《軍隊》
Iポロネーズ第6番変イ長調作品53《英雄》
J前奏曲第7番イ長調作品28の7
K前奏曲第15番変ニ長調作品28の15《雨だれ》
L練習曲第13番変イ長調作品25の1《牧童》
M練習曲第12番ハ短調作品10の12《革命》
N練習曲第5番変ト長調作品10の5《黒鍵》
O練習曲第3番ホ長調作品10の3《別れの曲》

クラウディオ・アラウ(@EFJK)、
ゾルタン・コチシュ(A‐D)、
ニキタ・マガロフ(G‐IL‐O)(ピアノ)
録音:1975年‐1982年〈デジタル録音A‐D〉

ピアノの詩人と称されるショパンは、様々な形式、美しい旋律、半音階的和声法などによってピアノの表現様式を拡大し、後のピアノ音楽に多大な影響を与えました。そうした彼の作品のなかで最も広く親しまれている名曲を網羅したのがこのアルバムです。アラウ、コチシュ、マガロフという3人の名ピアニストの演奏で。
UCCG9586
《フルニエ/珠玉のチェロ小品集》
@アダージョとアレグロ(フランクール)
Aメヌエット(ハイドン)
Bラルゲットとロンド作品10の3(ウェーバー)
C夜想曲第2番変ホ長調作品9の2(ショパン)
D太陽への讃歌(リムスキー=コルサコフ)
E熊蜂の飛行(リムスキー=コルサコフ)
Fアダージョとアレグロ変イ長調作品70(シューマン)
Gアヴェ・マリア(J.S.バッハ&グノー)
H感傷的なワルツ作品51の6(チャイコフスキー)
I野の寂しさ作品86の2(ブラームス)
J妖精の踊り作品39(ポッパー)
Kロンドト短調作品94(ドヴォルザーク)
L白鳥(サン=サーンス)
Mロッシーニの《モーゼ》の主題による変奏曲(パガニーニ)

ピエール・フルニエ(チェロ)
ラマール・クラウソン(ピアノ)
録音:1969年1月ミュンヘン

「チェロのプリンス」と呼ばれて根強い人気を持ち続けていた、フランスの名チェロ奏者フルニエの小品集で、グノーの《アヴェ・マリア》やサン=サーンスの《白鳥》などの名作14曲を収録。限りない美音と音楽的な高貴さに溢れた格調の高い演奏で聴く者を魅了する、フルニエのエッセンスが凝縮されたアルバムです。
UCCP9568
《ジャンドロン/チェロ名曲集》
@アルペジオーネ・ソナタイ短調D.821(シューベルト)
A《魔笛》の主題による12の変奏曲作品66(ベートーヴェン)
Bセレナード作品54の2(ポッパー)
Cラルゴ[歌劇《セルセ》HWV40から](ヘンデル)
D白鳥[組曲《動物の謝肉祭》から](サン=サーンス)
Eトロイメライ[子供の情景作品15から](シューマン)
F熊蜂の飛行[歌劇《サルタン皇帝の物語》から](リムスキー=コルサコフ)
G愛の悲しみ(クライスラー)
Hユモレスク第7番変ト長調[8つのユモレスク作品101から]
(ドヴォルザーク)

モーリス・ジャンドロン(チェロ)
ジャン・フランセ(@A)、
ピーター・ガリオン(B‐H)(ピアノ)
録音:1960年11月(B‐H)、1966年11月(@A)オランダ

《アルペジオーネ・ソナタ》に加えて、アンコールとして演奏されることも多い小品を網羅した、フランスの名チェリストのジャンドロンによるチェロ名曲集。カザルスにも師事した彼は、持ち前の洗練された表現とふくよかで美しい音色を特徴とする演奏家でした。粋な表情も見え隠れする、洒落た雰囲気のアルバムです。
UCCP9569
《ペペ・ロメロ/ギター名曲集》
@入り江のざわめき[組曲《旅の思い出》作品71から](I.アルベニス)
Aグラナダ[スペイン組曲作品47から](I.アルベニス)
Bセビーリャ[スペイン組曲作品47から](I.アルベニス)
Cアルハンブラの想い出(タルレガ)
D夢(タルレガ)
Eアデリータ(タルレガ)
Fタンゴ(タルレガ)
G《魔笛》の主題による変奏曲作品9(ソル)
H禁じられた遊び(作曲者不詳)
Iシャコンヌ[無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番
ニ短調BWV1004から](J.S.バッハ)
Jマラゲーニャ[スペイン作品165から](I.アルベニス)
Kタンゴ[スペイン作品165から](I.アルベニス)
Lアランフエス協奏曲―第2楽章:アダージョ(ロドリーゴ)

ペペ・ロメロ、セリン・ロメロ(IJ)(ギター)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・
フィールズ(L)
指揮:サー・ネヴィル・マリナー(L)
録音:1978年‐1985年〈デジタル録音@‐K〉

スペイン出身の名ギタリストであるセレドニオ・ロメロの次男で、ロメロ一家の大黒柱的な存在として知られる、ペペ・ロメロの演奏によるギター名曲集。剛健とも評したいほど骨組みのしっかりした、切れ味のよい技巧を駆使した男性的な演奏をお楽しみください。バッハとアルベニスの2作品では長男のセリンが共演しています。
UCCP9566
《グルダ/ピアノ・アンコール》
@パッサカリア
[クラヴィーア組曲第1巻第7組曲ト短調HWV432から](ヘンデル)
A前奏曲とフーガ嬰ハ短調BWV848
[平均律クラヴィーア曲集第1巻から](J.S.バッハ)
Bロンドニ長調K.485(モーツァルト)
Cトルコ行進曲[ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331から]
(モーツァルト)
Dアンダンテ・ファヴォリヘ長調WoO57(ベートーヴェン)
Eバガテルイ短調WoO59《エリーゼのために》(ベートーヴェン)
F6つのエコセーズ変ホ長調WoO83(ベートーヴェン)
G即興曲第4番変イ長調D.899の4(シューベルト)
Hトロイメライ[子供の情景作品15から](シューマン)
Iワルツ第14番ホ短調遺作(ショパン)
Jワルツ第6番変ニ長調作品64の1《小犬のワルツ》(ショパン)
K花火[前奏曲集第2巻から](ドビュッシー)
Lトッカータ[組曲《クープランの墓》から](ラヴェル)

フリードリヒ・グルダ(ピアノ)
録音:1961年11月ウィーン

ウィーン生まれの名ピアニストのグルダによる演奏で、ヘンデルやバッハからラヴェルに至る珠玉のようなピアノの小品を、作曲家の年代順に収録したアンコール集。既成の解釈にとらわれない自由な精神の鼓動を聴くことが出来る、ひと味もふた味も違った刺激的な魅力に富んだ、オリジナルのアンコール・アルバムです。
UCCP9570
《虹の彼方に〜ポップス・ピアノ・ミュージック》
@時のたつまま(アズ・タイム・ゴーズ・バイ)
A二人でお茶を(ティー・フォー・トゥー)
Bテンダリー
Cウォーキン・マイ・ベイビー・バック・ホーム
Dスター・アイズ
Eジーズ・フーリッシュ・シングズ
F煙が目にしみる(スモーク・ゲッツ・イン・ユア・アイズ)
Gニアネス・オブ・ユー
Hナイティンゲール・サング・イン・バークリー・スクエア
Iマンハッタン
J真夜中に太陽は沈まず(ミッドナイト・サン・ネヴァー・セッツ)
Kエイント・ミスビヘイヴン
L言いだしかねて(アイ・キャント・ゲット・スターテッド)
Mオール・ザ・シングス・ユー・アー
Nカクテルズ・フォー・トゥー
Oムーンライト・セレナーデ
P虹の彼方に(オーヴァー・ザ・レインボウ)

ラルス・ルース(ピアノ)
録音:1989年〈デジタル録音〉

〈二人でお茶を〉〈煙が目にしみる〉〈ムーンライト・セレナーデ〉〈虹の彼方に〉など、ポピュラー・ミュージックのスタンダード・ナンバーを、ラルス・ルースの魅力的なピアノ演奏で聴くアルバムです。ムーディーでビューティフルなピアノ・サウンドは、聴く者に心地よいひとときや安らぎと癒しをもたらしてくれるでしょう。
UCCG9585
《ミルシテイン/ヴァイオリン・リサイタル》
@無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調BWV1004(J.S.バッハ)
Aソナタイ長調(ジェミニアーニ)
B華麗なるロンドロ短調D.895(シューベルト)
Cパガニニアーナ変奏曲(ミルシテイン)
Dコンソレーション[慰め]第3番変ニ長調(リスト)
Eロシアの歌(ストラヴィンスキー)
F巷に雨の降るごとく(コダーイ)
Gホパーク(ムソルグスキー)

ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)
ジョルジュ・プリュデルマッシュ(ピアノA‐G)
録音:1973年2月、3月、9月(@)ロンドン
1975年11月(A‐G)ミュンヘン

ミルシテインが1975年に録音したリサイタル盤に、名盤の誉れ高いバッハの《無伴奏ソナタとパルティータ》のパルティータ第2番をカップリングしたアルバムです。70歳を越えても衰えを知らぬ演奏活動を続け、世界中から尊敬を集めた彼の演奏の特徴は、完璧なまでに磨き抜かれた技巧と深い音楽性にありました。
UCCD9261
《リッチ/ヴァイオリン名曲集》
@ツィゴイネルワイゼン作品20(サラサーテ)
Aカルメン幻想曲作品25(サラサーテ)
Bハバネラ作品83(サン=サーンス)
C序奏とロンド・カプリチオーソ作品28(サン=サーンス)
Dゆううつなセレナード作品26(チャイコフスキー)
Eスケルツォ[《なつかしい土地の思い出》作品42から](チャイコフスキー)

ルッジェーロ・リッチ(ヴァイオリン)
ロンドン交響楽団
指揮:ピエロ・ガンバ(@‐C)
   エイヴィン・フィエルスタート(DE)
録音:1959年9月(@‐C)、1958年2月(DE)ロンドン

イタリア系アメリカ人の名ヴァイオリニスト、リッチの演奏で、サラサーテ、サン=サーンス、チャイコフスキーのヴァイオリンの名作を収録したアルバム。彼は10歳でデビューを飾り、80歳を超えるまで世界各国で現役として活躍を続けました。一世を風靡した技巧の冴えは、ここに収録した技術的な小品で見事に示されています。
UCCP9561
《ズーカーマン/ヴァイオリン・ロマンス》
@ロマンス第2番ヘ長調作品50(ベートーヴェン)
Aポロネーズ変ロ長調D.580(シューベルト)
Bロマンスヘ短調作品11(ドヴォルザーク)
Cロマンス第1番ト長調作品40(ベートーヴェン)
Dコンツェルトシュトゥックニ長調D.345
(シューベルト)
Eロンドイ長調D.438(シューベルト)

ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン、指揮)
セント・ポール室内管弦楽団
録音:1986年3月ミネソタ〈デジタル録音〉

銘器を楽々と操ってスケールの大きな演奏を聴かせるズーカーマンは、イスラエル出身の名ヴァイオリニスト。このアルバムには彼の豊麗な音色で朗々と歌い上げる演奏による、ロマンティックなヴァイオリンの小品が収められています。無類の音楽的センスと卓抜なテクニックを誇る、彼の実力者としての面目躍如たる一枚です。
UCCP9567
《ズーカーマン/ヴァイオリン・アンコール》
@スペイン舞曲第1番[歌劇《はかなき人生》から](ファリャ)
Aハバネラ形式の小品(ラヴェル)
Bタンゴ[《スペイン》作品165から](I.アルベニス)
Cハンガリー舞曲第1番(ブラームス)
Dシチリア舞曲(パラディス)
Eカヴァティーナ作品13(ブロックウェイ)
F気まぐれ女作品17(エルガー)
G4つのロマンティックな小品作品75(ドヴォルザーク)
H愛の悲しみ(クライスラー)
I愛の挨拶作品12(エルガー)
J愛の喜び(クライスラー)

ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)
マーク・ナイクルーグ(ピアノ)
録音:1984年12月アメリカ
〈デジタル録音〉

ズーカーマンはたっぷりした音色と卓越したテクニックで人気を博しているヴァイオリニストで、ヴィオラ奏者としても旺盛な演奏活動を続けています。このCDは彼がリサイタルでアンコール・ピースとして取り上げることの多い珠玉のヴァイオリン小品を収めた、オリジナルのアンコール・アルバムです。
UCCG9583
グリーグ
《抒情小曲集》(抜粋)
@アリエッタ作品12の1
A子守歌作品38の1
B蝶々作品43の1
C孤独なさすらい人作品43の2
D春に作品43の6
E音楽帳作品47の2
Fメロディ作品47の3
Gハリング(ノルウェー舞曲)作品47の4
H羊飼いの少年作品54の1
Iガンガル(ノルウェー農民の行進曲)作品54の2
J小人の行進作品54の3
K夜想曲作品54の4
Lスケルツォ作品54の5
M郷愁作品57の6
N小川作品62の4
Oバラード風に作品65の5
Pトロルドハウゲンの婚礼の日作品65の6
Qあなたのおそばに作品68の3
Rゆりかごの歌作品68の5
S昔々作品71の1
21夏の夕べ作品71の2
22パック作品71の3
23過去作品71の6
24余韻作品71の7

アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ)
録音:1992年12月、1993年4月ヴィースバーデン
〈デジタル録音〉

「《抒情小曲集》は私の人生の一部です」とグリーグが語った全10巻66曲から成るこの曲集は、作曲家が人生の折にふれて書き記したピアノ小品集です。ユーモア、憂愁、愛、悲しみといった抒情的な本質を率直に表現した、音で綴った私的な内面の日記といえましょう。ガヴリーロフが24曲を慈しむように演奏しています。
UCCG9582
モーツァルト
@ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調K.332(300k)
Aアンダンテヘ長調K.616
B〈キラキラ星〉の主題による変奏曲ハ長調K.265
Cピアノ・ソナタ第15番ハ長調K.545
Dピアノ・ソナタ第13番変ロ長調K.333(315c)

クリストフ・エッシェンバッハ(ピアノ)
録音:1969年12月(@D)、1968年10月(C)ベルリン
1964年7月ハノーファー(AB)

ドイツ・ピアノ界の旗手としてモーツァルトのピアノ・ソナタ全集で華々しいレコード・デビューを飾ったエッシェンバッハ。「ギーゼキング以来の正統的なモーツァルト演奏」と絶賛されたそのアルバムから、優雅な幸福感に満ちた第12番、協奏曲風な性格の第13番、清澄な美しさ溢れる第15番などを収録しています。
UCCG9584
ムソルグスキー
@組曲《展覧会の絵》
タニェエフ
A前奏曲とフーガ嬰ト短調作品29
メトネル
B《忘れられた調べ》から
 祭りの踊り作品38の3/夕べの歌作品38の6/
昼下がりの歌作品39の4/悲劇的ソナタ作品39の5

リーリャ・ジルベルシュテイン(ピアノ)
録音:1993年6月(@)、1992年2月(A)、9月(B)ハンブルク
〈デジタル録音〉

モスクワ出身のジルベルシュテインが《展覧会の絵》を素晴らしいテクニックと瑞々しい感性で演奏しています。タニェエフはリムスキー=コルサコフの師として知られるロシアの作曲家・教育家、またメトネルは20世紀前半に活躍、ドイツ・ロマン派風の表現にロシアの旋律や和声を加味した独特の作風で知られています。
UCCD9260
シューベルト
@ピアノ・ソナタ第20番イ長調D.959
Aピアノ・ソナタ第14番イ短調D.784

ラドゥ・ルプー(ピアノ)
録音:1975年8月(@)、1970年11月(A)ロンドン

リーズ国際コンクールで優勝を飾った折に、イギリスの新聞が「千人にひとりのリリシスト」と評して一躍有名になったルプー。レパートリーの中核を成し、また彼の個性が存分に発揮されるのがシューベルトの作品です。この2曲のピアノ・ソナタでも、彼は豊かな感性と緻密な構成力が美しく調和した演奏を聴かせています。

【声楽曲】


UCCP9571
《カレーラス/オペラ・アリア集》
@「妙なる調和」[歌劇《トスカ》から](プッチーニ)
A「星は光りぬ」[歌劇《トスカ》から](プッチーニ)
B「冷たい手を」[歌劇《ボエーム》から](プッチーニ)
C「誰も寝てはならぬ」[歌劇《トゥーランドット》から](プッチーニ)
Dオシアンの歌「春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか」
[歌劇《ウェルテル》から](マスネ)
E「人知れぬ涙」[歌劇《愛の妙薬》から](ドニゼッティ)
Fフェデリコの嘆き「ありふれた話」[歌劇《アルルの女》から](チレア)
G「ある日、青空を眺めて」[歌劇《アンドレア・シェニエ》から]
(ジョルダーノ)
H「永久に君を失えば」[歌劇《仮面舞踏会》から](ヴェルディ)
I「見よ、恐ろしい火を」[歌劇《トロヴァトーレ》から](ヴェルディ)

ホセ・カレーラス(テノール)
カティア・リッチャレッリ(ソプラノI)
ロビン・レゲイト(テノールI)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団(@‐BDHI)
ロンドン交響楽団(CFG)
トリノ・イタリア放送交響楽団(E)
指揮:サー・コリン・デイヴィス(@‐BDHI)
ヘスス・ロペス=コボス(CFG)、クラウディオ・シモーネ(E)
録音:1976年‐1984年〈デジタル録音E〉

輝かしい美声と情熱的な歌い口、そして音楽に対する真摯な姿勢で絶大な人気を誇るカレーラス。彼のオペラ全曲盤やアリア集から、〈星は光りぬ〉〈冷たい手を〉〈誰も寝てはならぬ〉〈オシアンの歌〉〈人知れぬ涙〉など有名なオペラ・アリア10曲をセレクトしました。カレーラスの悲壮感漂う歌唱が熱い感動を誘います。
UCCG9587
《ドミンゴ/オペラ・アリア集》
@「妙なる調和」[歌劇《トスカ》から](プッチーニ)
A「見よ、恐ろしい炎を」[歌劇《トロヴァトーレ》から](ヴェルディ)
B「泣くなリュー…ああ、最後のお願いだ」[歌劇《トゥーランドット》から](プッチーニ)
C花の歌「おまえが投げたこの花は」[歌劇《カルメン》から](ビゼー)
D「耳に残るはきみの歌声」[歌劇《真珠採り》から](ビゼー)
E「朝はばら色に輝き」[楽劇《ニュルンベルグのマイスタージンガー》から](ワーグナー)
F「お手をどうぞ」[歌劇《ドン・ジョヴァンニ》から](モーツァルト)
G「フォンテンブロー!寂しい森よ」[歌劇《ドン・カルロス》から]
(ヴェルディ)
H「清きアイーダ」[歌劇《アイーダ》から](ヴェルディ)
I「誰も寝てはならぬ」[歌劇《トゥーランドット》から](プッチーニ)

プラシド・ドミンゴ(テノール)
バーバラ・ヘンドリクス(ソプラノB)
ルッジェーロ・ライモンディ(バスB)
キャスリーン・バトル(ソプラノF)
ウィーン国立歌劇場合唱団(BI)
ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団(E)
フィルハーモニア管弦楽団(@)
サンタ・チ

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Sym, 4, : Bohm / Lso

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Sym, 4, : Bohm / Lso

Tchaikovsky (1840-1893)

User Review :4 points (3 reviews) ★★★★☆

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(tax incl.): ¥964

Release Date:08/December/2004

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Bartok: Concerto For Orchestra.Etc.

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Bartok: Concerto For Orchestra.Etc.

Bartok (1881-1945)

User Review :4.5 points (5 reviews) ★★★★★

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(tax incl.): ¥964

Release Date:08/December/2004

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