ワイラースタインのラフマニノフ、ショパン：チェロ・ソナタ集、ほか

2015年8月29日 (土)

ラフマニノフ、ショパン：チェロ・ソナタ集、ほか
ワイラースタイン、バルナタン

チェロの音の骨太で濃厚な魅力を優秀録音によって味わうことのできるワイラースタインのデッカ制作アルバム第4弾。
　2010年にデッカと専属契約を結び、まずバレンボイムの指揮でエルガーの協奏曲を録音、第2弾ではビエロフラーヴェクとドヴォルザークの協奏曲を録音、第3弾ではコダーイなど20世紀の迫力ある無伴奏チェロ作品を録音してきたワイラースタインが今回取り組むのは、ロマンティックな旋律の美しさで知られるラフマニノフとショパンのチェロ作品。
　前作20世紀作品集では高度なテクニックを示して見せたワイラースタインが、今回はその濃厚な歌心を満喫させます。共演はイスラエル出身でアメリカを拠点に活躍するイノン・バルナタン（バーナタン）。ピアノが重要な役割を果たすラフマニノフとショパンの作品だけに、味の濃い芸風の2人の共演は楽しみなところでもあります。（HMV）

【収録情報】
● ラフマニノフ：チェロ・ソナタト短調 Op.19
● ラフマニノフ：ヴォカリーズ Op.34-14
● ショパン：チェロ・ソナタト短調 Op.65
● ショパン：序奏と華麗なるポロネーズハ長調 Op.3
● ショパン：練習曲第7番 Op.25-7(フランショーム編)

　アリサ・ワイラースタイン（チェロ）
　イノン・バルナタン（ピアノ）

　録音時期：2014年11月
　録音場所：ベルリン　テルデックス・スタジオ
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）

【ワイラースタイン】
1982年生まれのアメリカ人女流チェリスト、アリサ・ワイラースタイン。クリーヴランド弦楽四重奏団の創設者でヴァイオリン奏者のドナルド・ワイラースタインを父にもち、４歳からチェロをはじめ、13歳でクリーヴランド管弦楽団と共演し本格的にデビューしました。その後、数々のメジャー・オーケストラと共演。その活躍ぶりが指揮者ダニエル・バレンボイムの目にとまり、2010年５月にはベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサートに出演。ダニエル・バレンボイムと共にエルガーのチェロ協奏曲を共演し大絶賛されました。（ユニバーサルＩＭＳ）