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ブレンデル/ベートーヴェン全集

2010年9月24日 (金)

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集、ピアノ協奏曲全集(12CD)
ブレンデル、レヴァイン&シカゴ交響楽団


ブレンデル2度目のピアノ・ソナタ全集と、3度目のピアノ協奏曲全集を組み合わせたお買得ボックスセット。  ピアノ・ソナタ全集はブレンデルが39歳から46歳のときにかけておこなわれたセッション・レコーディングで完成されたもので、アナログ後期PHILIPSならではの自然な音質でも話題になりました。演奏も十分な体力に恵まれていた時期のものだけに集中力が強く、細部まで入念に仕上げられた演奏は聴きごたえがあります。ブレンデルの3度の全集はどれも高水準な内容を持っていますが、緻密な完成度の高さではこれが一番かもしれません。

 ピアノ協奏曲全集は52歳のブレンデルが39歳のレヴァイン指揮するシカゴ交響楽団と共演したコンサートでのライヴ録音。実演ならではの豪快な迫力、思い切った名人芸の数々によって、力に満ちたベートーヴェン像を描き出した素晴らしい演奏です。ブレンデルはここでは果敢なアプローチを随所で見せており、レヴァイン率いるシカゴ響の圧倒的かつノリノリの演奏にまったく負けていません。モダン楽器ならではの重量感と力感にあふれたパフォーマンスが実に心地よい聴後感を与えてくれます。セッション録音に較べて細部情報が入りにくく、大雑把に聴こえかねないという欠点もあるライヴ録音ですが、こうした実演ならではの奔流のような高揚感を居ながらにして味わえるのはやはり魅力的です。レコード・アカデミー賞受賞の名演でもあります。

 なお、デッカからも同じ70年代のソナタ全集を核にした12枚組ボックスが登場します。そちらの組み合わせは、ハイティンク指揮により1975年から77年にかけてセッション録音されたピアノ協奏曲全集(合唱幻想曲付き)となります。(HMV)

【収録情報】
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集(第1〜32番)
 アルフレート・ブレンデル(ピアノ)

 録音時期:1970-77年
 録音方式:ステレオ(セッション)
 原盤:PHILIPS

・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集(第1〜5番)
 アルフレート・ブレンデル(ピアノ)
 シカゴ交響楽団
 ジェイムズ・レヴァイン(指揮)

 録音時期:1983年6月14-20日
 録音場所:シカゴ、オーケストラ・ホール
 録音方式:デジタル(ライヴ)
 原盤:PHILIPS
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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