ローカル・ヒップホップを消費しまくれ！ 〜 ベイエリア宝探しの旅

突然ですが、今回からヒップホップについて書かせていただきます。ブレブレですみません。一発目からヘヴィですが、US ベイエリアのヒップホップ・シーンについてご紹介いたします。

西海岸というと HDM 読者なら Low End Theory や Brainfeeder、Stones Throwなどの、マニアック且つ先鋭的な LA シーンを思い浮かべるかも知れませんが、ベイファンクを基礎としながら、新しいサウンドを貪欲に取り込み独自の進化し続けているベイ・ヒップホップも今、かなり熱いです！しかも供給過多な市場ならではの当たり外れもこれまた一興だったりします。

中でも注目しているのは、ローカル・シーンをバックアップする Thizzler On The Roof 主宰の「The Bay Area Freshmen 10」。 そう XXL 誌の 名物新人企画「XXL Freshmen」のパク○、いや、ベイエリア版です。本家ほどの影響力はないものの、これまでもメジャーデビューしたフィメール・ラッパーの Kreayshawn や、Wiz Khalifa と共演する等最近メキメキ頭角を現している Iamsu! が選ばれていたりと侮れません。現在候補の 30 名もピンキリで興味深いのですが、個人的にはサンノゼのAntwon、プエリトリカン系若手 Sayknowledge が気になっています。この号が出る頃には 10 名が決定しているかも…？

最後にチラっと宣伝を。ベイエリアの重鎮ラッパー、E-40 が 93 年に発表した 1st『Federal』の 14 曲入りオリジナルデッドストック（現在出回っているのは 11 曲入りの再発盤）を HMV オンライン限定で取扱いしてますので、在庫のあるうちぜひ入手を！