Omar
不遇を乗り越え、アシッド・ジャズ黎明期から UK ソウルを牽引し続けた男の等身大の今
「大きくなったらオマーみたいになりたい」 --- スティーヴィー・ワンダー90 年代初頭から UK ソウル界を牽引、『シング(イフ・ユー・ウォント・イット)』('06)以来 7 年ぶりの新作となる『ザ・マン』を発表するオマー。その間彼は結婚して双子の娘の父となった。今年 2 月のエリザベス女王誕生日に大英帝国勲章(メンバー)を受勲した彼だが、音 / ルックスは 20年のキャリアを感じさせず、ムーグを操り、ヤーマンなムードをほのかに漂わせる不変の作風が最新作でも遺憾なく発揮されている。
今作の最大のトピックは「ヴォイス・オブ・ソウル II ソウル」ことキャロン・ウィーラー久々のニュー・レコーディングであるデュエット曲 “Treat You”。他、ディアンジェロの右腕でもあるピノ・パラディーノの手を借り再演、オリジナルが夜のムードに対し、今回は昼の爽やかさを演出した代表曲 “There's Nothing Like This” や、独版ファイヴ・コーナーズ・クインテット、ヒドゥン・ジャズ・クァルテットとのアシッド・ジャズ期よりも “ジャズ”に寄った新境地 “High Heels” などを収録した素晴らしい作品となっている。今なおシーンをリードし続ける男、“ザ・マン” オマーの今の等身大を感じてほしい。
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※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。