CD 輸入盤

組曲『惑星』 ダニエル・ハーディング&バイエルン放送交響楽団

ホルスト (1874-1934)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
900208
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ハーディング初の『惑星』が稀に見る雄大なスケールで登場!

英国出身のハーディングですが、意外にもこれまで『惑星』の全曲録音は無く、ウィーン・フィルとのシェーンブルン宮殿コンサートのライヴで『木星』があるのみでした。そこに登場したバイエルン放送響とのライヴ録音が出色の内容です。
 全曲の演奏時間は57分近くで、50分前後が多いこの曲の録音の中にあって異例の長さ。遅めのテンポの中でフレーズをたっぷりと歌わせて細やかな表情付けを行い、バス・オーボエを際立たせるなど特殊なオーケストレーションを生かす意図も感じられます。レーベルからの情報によればバイエルン放送響は長い間この曲を演奏していなかったとのこと。高度な演奏能力を持ちながらも『惑星』に関しては伝統が染みついていないオーケストラを得て、ハーディングが思いのままに解釈を披露しています。
 『火星』では重量感のある響きでテンポを刻み、『木星』中間部の有名な旋律では力強く歌い上げます。『土星』では瞑想的な弱音と爆発的な中間部との対比が鮮烈。『海王星』最後の女声合唱のヴォカリーズは、きわめてゆっくりと繰り返されつつ極小音量に絞り込まれて消えてゆきます。この曲の持つ外面的な効果は活かしつつ、深い内面性をも感じさせる演奏となっています。(輸入元情報)

【収録情報】
● ホルスト:組曲『惑星』 Op.32


1. 火星、戦争(戦い)をもたらす者
2. 金星、平和をもたらす者
3. 水星、翼のある使者
4. 木星、快楽をもたらす者
5. 土星、老いをもたらす者
6. 天王星、魔術師
7. 海王星、神秘主義者

 バイエルン放送合唱団の女声団員(合唱指揮:フロリアン・ベンファー)
 バイエルン放送交響楽団
 ダニエル・ハーディング
(指揮)

 録音時期:2022年2月24,25日
 録音場所:ミュンヘン ヘルクレスザール
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)


【参考データ:『惑星』演奏時間比較】
● ホルスト/LSO(1926) 42:36(6:12/ 7:19/ 3:33/ 7:02/ 6:58/ 5:57/ 5:35)
● ボールト/LPO(1978) 48:26(8:02/ 7:26/ 3:48/ 7:59/ 8:22/ 6:27/ 6:22)
● ハーディング/BRSO(2022) 56:39(8:22/ 8:48/ 4:17/ 8:23/ 10:57/ 6:12/ 9:40*)
 *ハーディング盤のタイム表示は9:49ですが余韻を含むため、正味演奏時間の9:40で表示。(輸入元情報)


ユーザーレビュー

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全体的にゆっくりとしたテンポで演奏されて...

投稿日:2023/05/06 (土)

全体的にゆっくりとしたテンポで演奏されています。そのせいか曲により完成度に違いを感じます。好印象だったのは木星・土星・海王星。特に海王星の女声コーラスは繊細さの極みで、夜の静寂の中に消えていくような雰囲気がたまりません。物足りないのは水星・天王星で、切れ味の鋭いダイナミックさに欠けます。この2曲はオケの名人芸の見せ場だと思うのですが。

好事家 さん | 千葉県 | 不明

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人物・団体紹介

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ホルスト (1874-1934)

“惑星”で有名なイギリスの作曲家グスターヴ・ホルストは、1874年9月21日、英国グロースターシャー州のチェルトナムにスウェーデン移民の子として生まれます。父は音楽教師、母はピアニストだったこともあって、家庭環境は非常に音楽的でした。1887年、チェルトナム・グラマー・スクール入学。1891年、同校卒業。管弦楽のための間奏曲、スケルツォ作曲。1892年、ウィック・リッシントンでオルガニストの職に就

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