CD 輸入盤

交響曲第3番(第2稿/ノーヴァク版)、アダージョ(1876) マルクス・ポシュナー&ウィーン放送交響楽団、リンツ・ブルックナー管弦楽団

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
C8095
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


#bruckner2024
ブルックナー:交響曲第3番(第2稿、ノーヴァク版)+アダージョ(1876)


「CAPRICCIO」レーベルと国際ブルックナー協会の主導で、ブルックナーの全交響曲のすべての稿を録音する企画 「#bruckner2024」の第16弾。
 ブルックナーがワーグナーに献呈したことで「ワーグナー」のニックネームを持つ第3番には3つの稿があり、改訂の度に全体は短くなって、ワーグナー作品からの引用は削られてゆきます。第3稿の完成時にはブルックナーは第5番まで書き終えており、その経験が反映されていますが、この経過を「完成度を高めた」と取るか、「オリジナリティが減じた」と取るか、研究者でも評価が分かれます。
 「CAPRICCIO」の「#bruckner2024」では3つの稿すべてに加え、第1稿と第2稿の間に作曲された1876年のアダージョも収録(ノーヴァクが「アダージョ2」と命名したもの)。これで第3番創作と改訂の軌跡を同一指揮者の解釈でたどれることとなりました。
 ポシュナーの解釈は重々しいサウンドやテンポから決別し、見通しよく、細部の指示をわかりやすく音にしてゆく姿勢で当初から一貫してきました。1876年のアダージョにはティントナーやヴァンスカの録音があり、いずれも演奏時間が20分を越えますが、ポシュナーは約16分。瞑想性よりも清らかな抒情が感じられます。それでも第2稿(1877年)の第2楽章(アンダンテ…クワジ・アダージョ。演奏時間約14分)と比べると、この微妙なテンポ指定の違いをしっかりと認識して指揮していることがわかります。こうした態度は、異稿の録音が集積された今こそ意義や効用があらためて実感されることでしょう。
 ブルックナー研究家のウィリアム・キャラガンはブルックナーの異稿について「自分の好み、理想の姿、究極の形を探すのはやめよう。すべてのスコアには価値がある。特に第3番は傑作だ。どのような姿であろうとも」と語っており、その言葉に感じるところのあるファンには是非聴いて頂きたい1枚です。(輸入元情報)

【収録情報】
● ブルックナー:交響曲第3番ニ短調 WAB103(第2稿/ノーヴァク校訂版)

 I. Gemasigt, mehr bewegt, misterioso (16:27)
 II. Andante. Bewegt, feierlich, quasi Adagio (14:08)
 III. Scherzo. Ziemlich schnell (6:32)
 IV. Finale. Allegro (12:27)

 ウィーン放送交響楽団
 マルクス・ポシュナー
(指揮)

 録音時期:2023年11月22日&24日
 録音場所:ウィーン、放送文化会館&ムジークフェラインザール
 録音方式:ステレオ(デジタル)

● ブルックナー:アダージョ(1876年/ノーヴァク校訂版) (16:01)

 リンツ・ブルックナー管弦楽団
 マルクス・ポシュナー
(指揮)

 録音時期:2023年2月22日
 録音場所:リンツ、ムジークテアター・リハーサルホール
 録音方式:ステレオ(デジタル)


【#bruckner2024について】
ウィーンを拠点とするレーベル「Capriccio」がブルックナー研究の第一人者でイェール音楽大学院のポール・ホークショーの監修の下、ブルックナーの生誕200年にあたる2024年までに全交響曲のすべての稿を録音するというプロジェクトです。少なからぬ曲で目下刊行が進んでいる新ブルックナー全集(NBG)の楽譜が使われる予定。
指揮者には全曲を通じてマルクス・ポシュナーを、オーケストラはポシュナーの手兵リンツ・ブルックナー管弦楽団を主体にウィーン放送交響楽団も起用。ブルックナー・ファンにとっては目と耳の離せないシリーズといえそうです。(輸入元情報)

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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