ドヴォルザーク(1841-1904)

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CD 輸入盤

セレナード集(ドヴォルザーク、スーク、ヴォルフ、グリーグ) ミュンヒンガー&シュトゥットガルト室内管

ドヴォルザーク(1841-1904)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4800447
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Australia
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ミュンヒンガー&シュトゥットガルト室内管/弦楽セレナード集
巨匠ミュンヒンガー没後20年の記念盤


シュトゥットガルト室内管弦楽団を率いて、バロック演奏を中心に一時代を築いた巨匠カール・ミュンヒンガー。2010年が没後20年にあたる彼の偉業を湛えて企画されたアルバム。彼らの持ち味だったリズムの切れ、楽器のバランス、そして充分なスケール感は、当盤に収められた4つの19世紀弦楽作品においても、大きな成功を収めています。(ユニバーサルIMS)

【収録情報】
・ドヴォルザーク:弦楽セレナード ホ長調Op.22
 録音時期:1975年6月
 録音場所:ルートヴィヒスブルク
 録音方式:ステレオ(セッション)

・スーク:弦楽セレナード 変ホ長調Op.6
・ヴォルフ:イタリアのセレナード ト長調
 録音時期:1971年6月
 録音場所:ルートヴィヒスブルク
 録音方式:ステレオ(セッション)

・グリーグ:ホルベルク組曲Op.40
 録音時期:1956年11月
 録音場所:ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
 録音方式:ステレオ(セッション)

 シュトゥットガルト室内管弦楽団
 カール・ミュンヒンガー(指揮)

【ミュンヒンガー・プロフィール】
1915年5月29日ドイツのシュトゥットガルトに誕生。ミュンヒンガーはまずシュトゥットガルト高等音楽学校に学び、その後、ライプツィヒ音楽院でアーベントロートに指揮法を師事し、同じ時期にフルトヴェングラーからも強い影響を受けています。
 卒業後は、地元シュトゥットガルトでオルガニスト兼合唱指揮者として活動を開始、1941年には、ハノーファーのニーダーザクセン州立管弦楽団の指揮者に就任していますが、1943年には戦争の激化により音楽活動の停止を余儀なくされます。なお、この時代にミュンヒンガーは、一部楽員の問題行動によって演奏会が失敗した経験を持っており、そうした経験から、楽員と納得の行くまで練習できるオーケストラを持ちたいと考えるようになりました。
 第二次世界大戦が終わるとミュンヒンガーは地元シュトゥットガルトで、音楽好きの医者や資産家などの協力を得て、楽員16名から成るシュトゥットガルト室内管弦楽団を結成、戦後の悪条件の中で厳しい練習を重ね、1945年9月18日にデビュー公演を開いて大成功を収めることとなります。
 以後、一流の共演者などとの共演もあって話題を呼ぶようになり、1948年には初めての国外公演となるフランスとスイスのツアーも実施して成功を収め、以後、毎年のように海外公演をおこなって徐々に名声を高めて行きました。
 特に、1951年に録音したヴィヴァルディの『四季』のLPがベストセラーを記録したことは、音楽界に大きな影響を与え、バロック・ブームの呼び水ともなりました。
 当初はバロック専門だったミュンヒンガーですが、やがてもっと編成の大きな音楽も演奏したいと考えるようになり、1966年、45名編成のシュトゥットガルト・クラシック・フィルハーモニーを結成してレパトリーを拡大、同時にミュンヒンガーはウィーン・フィルやパリ管弦楽団など、通常のオーケストラへの客演もおこなうようになります。
 しかし、ミュンヒンガーの音楽家生活の中心がシュトゥットガルト室内管弦楽団との演奏であることに変わりはなく、数多くの演奏会やツアーをこなし、1988年、73歳で引退するまで積極的な活動を展開し、2年後の1990年3月13日、地元シュトゥットガルトで亡くなります。

【ミュンヒンガーの芸風】
ミュンヒンガーといえばまず思い浮かぶのが、キャリア初期に録音された小編成オケをキビキビとドライヴした力強い合奏による剛毅で切れ味の良い演奏です。その後、経験を重ねたミュンヒンガーの演奏には暖かさや品格が備わるようになり、数々のすばらしい演奏をレコーディングでも味わうことが可能となっています。

収録曲   

  • 01. Serenade for Strings in E Major, Op. 22
  • 02. Serenade for Strings in E Flat Major, Op. 6
  • 03. Italian Serenade in G Major, WWXV/3
  • 04. Holberg Suite, Op. 40

総合評価

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ドヴォルザークはもちろん、ヴォルフがとて...

投稿日:2018/12/28 (金)

ドヴォルザークはもちろん、ヴォルフがとても良いです。というか、ヴォルフ狙いで購入しました。大変美しく柔和で躍動感も満点です。音もとても良いです。良い意味で「本当にミュンヒンガー?」って思いました。

せごびあ さん | 愛知県 | 不明

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 ことによるとミュンヒンガーが遺した録音...

投稿日:2017/10/20 (金)

 ことによるとミュンヒンガーが遺した録音の中の最高傑作がこのドヴォルザークかもしれない。私たちが抱いているセレナードのBGM的な曲想、特にマリナーやクーベリックらがもたらす平穏な語り口を真っ向からくつがえす驚くべき名演奏である。ミュンヒンガーのこの曲への共感は尋常でなく、時には優しく語りかけ、時にはほとばしる情熱が緩急をともなう濃厚な表情となって訴えかけ、同時に音楽の流れはきわめて自然で格調高く、聴く者はこの曲がいかに機智に富んだ起伏の大きい佳曲であることを思い知らされるのである。しかも演奏者の個性をセレナードのワク内にピタリと収めているのは、いかにもミュンヒンガーらしい。第2楽章の羽根のように優美な歌とリタルダンドの妙、第3楽章の激しい追い込みと一転むせかえるような歌、第4楽章のいじらしいまでの愛情を示しつつ造形を立て直す天才的なテンポ設定のうまさなど、まさにフルトヴェングラーに迫る表現力といってよい。彼に比べると、同様に曲への愛情を一途に表出しようとしたケンペの演奏は繊細さを欠いていかにも鈍重であり、積極的に変化をもとめたチョン・ミョンフンは表情が硬く時に暴力的に響く。  ミュンヒンガーはバロック啓蒙家として一世を風靡し、縦横をキッチリ緻密に描くのを信条とし、一方ウィーンフィルとのフルートとハープ協奏曲やハフナーセレナード(モーツァルト)では、彼のクリアな音楽性がもたらす典雅な響きで私たちを魅了してきたものだが、晩年は厳格な合奏力と引き換えにロマンティックといってよいほど内容にこだわり、味わいが濃くなった。  私は1982年の来日公演に接したが、楽員たちに直立しての演奏をもとめ、自ら台に乗ることなく中央で大振りに指揮する小男の姿はいささか珍妙にみえたものだ(彼は意外に背が低い)。頑固そうな顔立ちからはリハーサルの厳しさもかくやと思われたが、プログラム中の当曲においては、すでに往年の統率力も覇気も失っており少々失望した。一方当CDの録音は1975年、晩年期の少し前の緻密さと後年の表現力がひとつになったピーク時期にあったのだろう。混入したシュッという掛け声にみられるごとく気力が充実し稀有の名演となった。この曲を愛する方、いやむしろセレナードとして軽い曲と認識されている方に、ぜひともこの演奏をお薦めしたいと思う。

センメル さん | 東京都 | 不明

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購入動機は・ミュンヒンガー/シュツツガル...

投稿日:2013/03/25 (月)

購入動機は・ミュンヒンガー/シュツツガルトの名・曲の組み合わせでとくにスークが含まれている(チャイコがないのも結構)・録音に期待大・マルチバイ価格に魅力等。ドヴォルザークはこの人どうなんだろうかと心配したが自然(バロックくささなし、ドイツくささもなし)だがフレーズの変わりにルバートがあるのはチョットどうかな。スークは曲を知らなかったがいい曲だ(ただし素人ではやや難しいか)。最も気に入ったのはグリーグ、これぞミュンヒンガーならではのガッチリしたドイツ音楽としてのホルベルグ(ホルベアじゃない)、いい演奏だ。この古い録音がまたすばらしい。総合的にアンサンブル力量、録音状態ともに最高で名盤と思います。

tanobu さん | 兵庫県 | 不明

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