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　2010/02/06

私も、模範的でバランスのとれた演奏だと思います。交響曲は、サラステ＆フィンランド放送響やヴァンスカ＆ラハティ響より録音が良好で、演奏も、包容力では前者を、清澄さでは後者を凌駕しています。第1楽章冒頭はやや慎重ですが、第2楽章の後半の弦による第2主題が美しく、第4楽章フィナーレでは、それまで抑えていた分、パワーが爆発！ただ、第4楽章副主題のテンポの揺らし方には違和感をおぼえる方がいらっしゃるかもしれません(私も最初は笑ってしまいました)。

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　2009/12/06

ボコボコにされる覚悟で書きます。ムターもオケも音色が異様に明るいのに加え、体型が太めの人が寒そうにみえないように、ムターの音が太すぎて、北欧的な暗さ・寒さは感じられませんでした。また、現時点で他の方は指摘されていないようですが、解説で渡辺氏が述べているように、協奏曲の終楽章でのオケのリズム感が今一つで、Keiさんと同様、ムターの節回しに違和感を覚えた部分もありました。併録の小品は力みがなく聴きやすいという点で、和愚練庵さんに同感です。

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　2009/12/06

TYRさんのおっしゃるようにエネルギッシュでエモーショナルな、ライブならではの演奏。鍵盤のタッチを軽めに設定したのか、ピアノの音は重くなりすぎず、かといって決して打鍵が弱いわけではなく、爽快感があります。今まで苦手だった第3楽章も、このじっくり歌い込まれた演奏を聴いて初めて好きになりました。

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　2009/12/06

各楽章の所要時間は、18：14、9：31、11：58、9：27。バックハウス＆ベーム指揮VPOがなじめなかった私も、これにはある程度満足していて、特に第4楽章は、ゴマさんのおっしゃるように「重厚できれい」で、硬軟織り交ぜた名演だと思いました。問題は第3楽章で、テンポがやや速めですが、同じくらい速い(12：05)アラウ＆ジュリーニ指揮フィルハーモニア(EMIフランス)のような起伏の大きさはなく、一本調子に感じられました。値段に関しても、カメラータの中では高くないようですが、同じく小品などが併録されていないツィメルマン＆バーンスタイン指揮VPO(ユニバーサル)の2倍以上では、さすがに高すぎる気がします。もっと安ければもっと売れるのでは？

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　2009/10/25

カレリアが好演で、フィンランディアもまずまず。問題は第2交響曲で、録音が少々粗いのが残念。演奏は、試聴サンプルのように第3楽章などが少々荒っぽく、ライブならではの熱気が前面に出た分、北欧の詩情は後退した感があります。おそらく、会場で直接聴けば感動したのでしょうが…。

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　2009/07/20

交響曲全集は、残響が長い上に低音が弱く、ルーセルらしい歯切れ良さと迫力が不足気味。ｴｯｼｪﾝﾊﾞｯﾊ＆ﾊﾟﾘ管弦楽団(ONDINE)やｸﾘｭｲﾀﾝｽ＆ﾊﾟﾘ音楽院ｵｹ(TESTAMENT)のほうが良さそうです。対照的に、ﾒﾙｼｴ＆ｲﾙ･ﾄﾞ･ﾌﾗﾝｽによる『ﾊﾞｯｶｽ』全曲と声楽曲集は秀演！声楽は苦手なので、その評価は他の方にお譲りしますが、『ﾊﾞｯｶｽ』は、Hrsが弱いのが惜しいものの、Tp独奏だけでなく、第2組曲冒頭のVaとVlの独奏も素晴らしく、弦楽全体もよく鳴っていて、演奏･録音とも上記ONDINE盤より高水準で、今まで聴いた中ではこの曲のbest！ﾄﾙﾄｩﾘｴ＆BBCﾌｨﾙ(CHANDOS)は不要になりました。SONYはこれだけ分売したほうが儲かるのでは？ただ、ｺｽﾄ･ﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽは悪くないものの、解説が全文仏語で、場面ごとにトラックが細分化されていないので、ﾌｧｰｽﾄ･ﾁｮｲｽには不向きかも。ONDINE盤を先に買っておくといいと思いますね。