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クラシっ子 さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/10/19

    札幌交響楽団のCDで購入したのは,これが2枚目。はっきり言って圧巻です。ドボルジャーク7番は,ヤンソンスのオスロフィルを愛聴していましたが,弦の冷ややかな空気感は,これにとても近いし,いや,札響の方がもっと重心は低くて,かつ流麗な感じもしました。
    奇をてらわず,自然な表現で,チェコの田園風景を思わせる旋律のなんと美しいことでしょう。美しさだけでなく,力強さも備わっていて,第1,第4楽章では,金管・木管群がしっかりなっていて,バランスやアンサンブルがとてもよい。トランペットは,国内オケでは傑出している感じもしました(首席奏者の福田さんって,随分前ですが東京交響楽団で首席でしたよね?)。でも,このオケの特徴は,なんと言っても弦です。どのセクションも,本当によく歌い込んでいて,目をつぶって聴くと,チェコのオケのような,さわやかさと重厚さがあります。ビオラとチェロは,特にすごいと思う。地方オケで,ビオラとチェロがこれだけのプレイができるオケなんて,ほかにあるか・・・・?
    エリシュカさんは,昨年度,N響定期で我が祖国全曲を振ったりして,ちょっと話題になりましたよね。チェコの古き良き音楽の正統派の伝道者という感じがして,すごく好感が持てます。
    ドボルジャークばかりに注目しましたが,ヤナーチェクも,背筋がぞくっとするほど,響きに艶があり,感動的でした。ウィーンフィルの癖のある録音より,札響の方が,ぜんぜん垢抜けています。
    このCD,ライブ版ならではの熱い感じがいっぱい詰まっていて,絶対に買いだと思います・・・・というか,早く札響の生演奏が聴きたい。いままで,札響のことを知らなすぎました。尾高先生の指揮で東京公演が11月にあるとか。オール・エルガー・プロとのこと。チケットをゲットしなくては。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/08/03

    北欧好きの私が何気なくネットサーフィンで見つけ、迷わず購入したこのアルバム。最近よくある地方オケのセッション録音CDのように余計な残響がなく、とてもシンプル。ハイブリッドCDでクリアな音質もよい。聴くたびに良さを実感。
    なんだか日本のオケの音じゃないみたいな・・・弦楽の響きに非常に特徴がある。一言で言うと…寒い、ひんやりとした空気感。まるで北欧のオケのよう。北海道のヨーロッパ的…いや北欧的な気候がこのような音を作っているのだろうか。
    日本の地方オケで(在京のメジャーオケでも)、これだけの演奏を聴かせるところは、そうないと思った。札響、本当に恐るべしです。
    どの曲も、尾高さんらしく、とてもオーソドックス、かつ深い譜読みの現われというか、鳴らすところは鳴らし、しっとりさせるところはしっとりして、全体的にいい感じです。あまりの名曲揃いだが、これらをあえてCD録音しようという、尾高さんの戦略は、大成功ですね。
    この夏、買いの一品です。

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