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トップ > My ページ > KHUMBU さんのレビュー一覧
検索結果:5件中1件から5件まで表示
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4人の方が、このレビューに「共感」しています。 2010/02/12
多少の荒さを感じるものの、若々しい溌剌とした実に新鮮なハイドンだ。 素晴らしいハーモニーの中に、これまでの既成枠にとらわれない彼らのハイドンが見事に伝わってくる。 オーストリア・ブルゲンランド州ライディングのリスト博物館での2008年の録音。録音技師はトーマス・ラング。 レンジも広く、オフ過ぎずオン過ぎず、録音会場のアンビニエンスを心地よくとらえ、空気感も見事だ。 さすがヘンスラー・クラシック、室内楽の録音は「こう、あるべし」といった優秀録音。
4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/12/25
世のブルックナー・ファンには軽蔑の目でもって怒られそうだが、私めにはブルックナー節?が鼻につき(耳につき)どうしてもこの大作曲家の曲は全て同じように聴こえてしまう。唯一、好印象で聴けるのが、この曰く因縁つきの「0番=NULLTE交響曲」なのだ。さてこのCDだが、問題の第1主題云々の話は学者や評論家に任せるとして、指揮の下野は、第1楽章のトレモロによるゆうゆうたる出だしから次楽章までジックリとのどかに聴かせ、第3楽章でいわゆるブルックナー節を強烈に炸裂させるとともに、ブルックナー休止では聴く者にウッと息をつかせてくれ、最終楽章で「ウーン良いじゃないか」と頷かせる緩急見事な棒さばきだ。ブルックナー・オケの大フィルも実に心得たもので、鮮やかにその振りに応えている。大植ファンには怒られそうだが「朝比奈の後のブルックナーは、この下野で決まりだな」と予感させる演奏だ。録音も、ザ・シンフォニーホールの空気感と余韻を見事にとらえ、レンジも広く、奥行き感も十分。またSACDと通常CDの音質差も僅少の優秀録音だ。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/12/17
ブルックナーの弦楽五重奏曲とワーグナーのヴェーゼンドンクの歌曲(弦楽六重奏曲版)と言う珍しい内容で、演奏がウィーン弦楽六重奏団の最後の録音、しかも録音には定評あるパン・クラシック盤となれば、買わぬわけにはいかぬ。ブルックナーといえば交響曲以外はミサ曲などの宗教曲が有名で、浅学な私めは、室内楽としてはこの五重奏曲しか知らない。しかも知っていると言っても知識として知っているだけで聴いた事はなかった。よって期待を込めて聴いた。しかし室内楽でも、やはりブルックナーはブルックナーだった。そこかしこに、ブルックナー節が顕著に顔を出し、いわば管楽器のない交響楽的室内楽。ウィーン六重奏団が何ゆえに最後の録音にこれを選んだのか、やはり珍しいから最後の最後に演奏したかったのだろうな・・。 ワーグナーの歌曲もしかりで、随所に、楽劇ラインの・・やトリスタンと・・を連想させるメロディ・ラインがソプラノの独唱に入っている。こちらもワーグナーはワーグナーだった。 録音はMUSICA NUMERIS/服部光一郎。オンマイクながら残響も適度にひろった好録音ではあるが、彼の録音にしては、録音場所のグラーフェネック城の空気感が薄く余韻も少々乏しい。しかし一般的には優秀録音。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/12/15
レーベルはSEIKO EPSON CORP(エプソン・クラシック)。あのプリンターのエプソンがクラシックCDを出しているのを恥ずかしながら初めて知った。また録音データには録音技師Musica Numeris Swiss、服部光一郎の名があり、96kHz/24bitレコーディングとある。 結論から書くと超一級の演奏で超優秀録音。 今井のヴィオラは、テレマンの心を、時として激しく、また優しく、リズミカルに、そして、たおやかに、彼女の感性と技術力で弾き語る。その一音一音がユッタリと穏やかに私の右脳を浸していく。何という至福のひと時か。 本来「12のファンタジア」はヴァイオリン曲だったはずなのに、テレマンは本当はヴィオラのために書いたのではないか、これらの曲はヴィオラに奏でて欲しかったのではないか・・・。 そして、その今井の奏でる楽音の全てと、ラ・ショウ・ド・フォン/ミュージック・シアターの空気感と余韻を見事にとらえた録音。エプソンがこんな素晴らしいCDをプロデュースしていたとは・・・キヤノンも作れ!
2人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/11/28
冒頭から、その楽音の瑞々しさと清澄な空気感溢れた録音に驚かされ、聴き進むにつれファウストのヴァイオリンとリーブルのヴィオラの掛け合いの妙と美しさに、そして二人の名人芸の連続に圧倒され、ロッラの音楽にどんどん引き込まれていく。聴き終えた後は久方ぶりの清清しい余韻と満足感に浸れた。ロッラの音楽性と、完璧なまでの二人の演奏、そしてそれを芸術的なまでにとらえた服部光一郎の見事な録音、クラッシック・ファン、オーディオ・マニア必聴の名盤の誕生です。
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