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トップ > My ページ > Pibyggen さんのレビュー一覧
検索結果:7件中1件から7件まで表示
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5人の方が、このレビューに「共感」しています。 2013/06/30
ピノックのパルティータ旧録音(1984年)を長い間愛聴してきた私は、この新録音を購入しようかずっと考えていたのだが、この度ついに購入した。結論から言うと、大正解であった。なぜもっと早く手に入れなかったのか・・・ すべての曲において隅々まで配慮がゆきわたり、チェンバロらしい美しい音で音楽が進められていく。ある時は繊細に、ある時は力強く。まさに「円熟の極致」である。円熟というと遅いテンポを想像されるかもしれないが、そうではなくテンポは中庸で落ち着きがあり、ごく自然な呼吸とともに時間が流れるので、聴いていて非常に気持ちがよい。しかし、何と自然で深い音楽なのだろう!円熟の中にキレのよさがあるところもすごい。 一方で、この新録音を聴き終えてもなお旧録音も依然として色褪せず、若々しい魅力を放っているように感じられたのが嬉しい(特に第4〜6番)。新旧二つの名盤が手元に揃ったこれからは、その時の気分に合わせてどちらかを手に取り、じっくりと聴き比べていきたい。
5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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4人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/04/20
このディスクを聴き終えて、クレメンティの音楽はついこの間書かれたものでは、と思うほど新鮮に感じました。楽器の特性をフルに活かしたヴィルトゥオジティ、野性味溢れる低音、この上なく繊細な高音、心地よい緊張を孕んだ倚音…。ハイドンやベートーヴェンがクレメンティを高く評価していたというのにも納得しました。インマゼールは一音足りとも飽きさせず一気に聴かせてくれます。こんな素晴らしい録音が、フォルテピアノの演奏がまだ多くなかった1979年にされていたとは…。今後もインマゼールの新譜に期待したいものです。
4人の方が、このレビューに「共感」しています。
4人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/11/17
何を隠そう、私はピノックの大ファンである。この「ヘンデル:管弦楽作品集」、中でも「水上の音楽」は私が特にお薦めしたい録音である。1973年のイングリッシュ・コンサート結成当初からこの楽団の持ち味はフレッシュなサウンドや程よくメリハリのきいたリズム感であったが、ここではさらに温かみが加わり、聴く者を幸せな気持ちにさせてくれる。過激さを避けた、品のある音楽作りはやはりピノックならではのものといえよう。ピリオド楽器による録音が次々と生まれる現代にあって、ここで聴かれるような味わい深い演奏にはそう滅多に出逢えるものではない。私はそう思う。お薦めである。
4人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/10/29
まさに「旋律に心をこめて歌わせたユニークな『ターフェルムジーク』」だ。作品に対するブリュッヘンの深い愛情が伝わってくる。私にとって特に印象的であったのは、(第1集の序曲ホ短調や協奏曲イ長調での)ビルスマのチェロである。ビルスマは柔らかでいながら芯のしっかりとした音色でよく歌い、きびきびとした音の運びで、ブリュッヘンの思い描く『ターフェルムジーク』像の具現に大きく寄与していると思う。録音からすでに40年以上の時が流れ、その間オリジナル楽器による名演がいくつも生まれたが、ブリュッヘン盤はそうした中にあって色褪せないばかりか、これからも新たに多くの聴き手を魅了してやまないであろう。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/10/04
テレマンの世界を十二分に堪能できる名盤。A.ホルステッドら、英国ホルン勢のずば抜けた腕前にはあらためて驚かされる。彼らの繰り出す超絶技巧と素晴らしいサウンドには、「痛快」という言葉がぴったりだ。その他、ピッコロのR.ブラウン、オーボエのA.ロブソン、シャリュモーのC.ローソンと、錚々たるメンバーが名を連ねている。スタンデイジ率いるコレギウム・ムジクム90の、瑞々しさの中にも円熟を感じさせる演奏で、テレマンの名作をじっくりと味わいたい。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/05/26
ボッケリーニの「音楽の愉悦」を余すところなく表現した名盤中の名盤。ビルスマの妙技が詰まったこのディスクを、是非多くの方々にお薦めしたい。豪華な共演陣、とりわけチェロ・ソナタでのW.クイケンとH.スミスの素晴らしさも特筆すべきであろう。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/05/12
非常に素晴らしいディスクだ。 のびやかな旋律に、技巧的なパッセージの数々。スタンデイジの洗練された音色と安定した技巧で、ルクレールの世界を堪能できる。決して奇を衒う演奏ではなく、曲にすんなりと入り込めるのがスタンデイジの素晴らしさだと思う。
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