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Review List of 一人のクラシックオールドファン 

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     2009/06/07

    バッハのトッカータはバッハ若かりし頃の作曲で進取気概に満ちそれだけら未だこれからだという未完の魅力を有しています。グールドはいつものペースでリズム・メロディを低く口ずさみやヽ無機的に達者な技術で提示しております。例えば15分以上かかるBWV913ニ短調では導入部から第1フーガへの切り込みそして再び間奏の後のアドリブ風タッチを交えた第2フーガとの対比は聴き物であります。無機的な運びはややもすれば不気味に感じられる場合がありますが彼の持続的「音声」がそれを救っているようでもあります。出来れば全曲盤をすすめます。

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     2009/06/07

    バッハのトッカータはバッハ若かりし頃の作曲で進取気概に満ちそれだけら未だこれからだという未完の魅力を有しています。グールドはいつものペースでリズム・メロディを低く口ずさみやヽ無機的に達者な技術でBWV914のみ1960年代で残りは1970年代の収録により全6曲を提示しております。無機的な運びはややもすれば不気味に感じられる場合がありますが彼の持続的「音声」がそれを救っているようでもあります。出来れば全曲盤の方をすすめたいです。

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     2009/06/06

    バッハのトッカータはバッハ若かりし頃の作曲で進取気概に満ちそれだけら未だこれからだという未完の魅力を有しています。グールドはいつものペースでリズム・メロディを低く口ずさみやヽ無機的に達者な技術で全6曲を提示しております。例えば全曲の中で15分以上かかるBWV913ニ短調では導入部から第1フーガへの切り込みそして再び間奏の後のアドリブ風タッチを交えた第2フーガとの対比は聴き物であります。無機的な運びはややもすれば不気味に感じられる場合がありますが彼の持続的「音声」がそれを救っているようでもあります。

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     2009/06/06

    本盤1964年録音なのですが、「海」はこれ以前にPOとEMI収録されているのを除いて他はカラヤンとしては当時比較的「初物」イメージがあり私の聴いているLP帯でも「増々好調カラヤンノ新録音!」と銘打っています。彼は後年やはりDGにBPOと再録しているのですがフルートで活躍するツェラーは再録でも健在。タイム的には「牧神の・・」がやヽ長めにですが無難にカラヤン自身ラテン系が入っているのか不明ですが決して場違いな演奏ではなく当時の彼の充実に向かう様子が窺える名演と思います。LP再登場大歓迎!やはりLPですよ。

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     2009/06/06

    本盤1964年録音なのですが、「海」はこれ以前にPOとEMI収録されているのを除いて他はカラヤンとしては当時比較的「初物」イメージがあり私の聴いているLP帯でも「増々好調カラヤンノ新録音!」と銘打っています。彼は後年やはりDGにBPOと再録しているのですがフルートで活躍するツェラーは再録でも健在。タイム的には「牧神の・・」がやヽ長めにですが無難にカラヤン自身ラテン系が入っているのか不明ですが決して場違いな演奏ではなく当時の彼の充実に向かう様子が窺える名演と思います。

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     2009/06/06

    デッカのフェーズ4超ステレオLPではストコフスキーとかこのミュンシュとかがNPHO等を指揮した盤があり私はレスピーギ「ローマの松、ローマの泉」を楽しんでいました。成程音響は我が大したことのない再生装置でも分る位大変色彩豊かなもので、ましてこの曲とこの指揮者の組み合わせなのですから・・。ミュンシュは当時特にダイナミックな明快な演奏を展開し例えば「ローマの松」第2楽章(カタコンブの松)の奈落に引き摺られそうな不気味さ、第4楽章(アッピア街道の松)の巨大とも言えるクライマックスは聴き物で廃盤なら再登場が望まれます。

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     2009/06/05

    カラヤンのハイドン交響曲に初めて接したのはVPOを振っての1959年他のDECCAのLP盤「太鼓連打」「ロンドン」だつたリスナーも多いと思います。後年カラヤンはハイドン交響曲を1975年頃BPOとEMIに、そして1980年代初め同じBPOとDGに録音しておりますます豪華な重厚な交響曲へと仕上げられて行きヴェテランレガートの味は堪能出来ますでしょう。しかし三つ子の魂百まででDECCA盤のある意味溌剌さは後年には求める事は出来ません、なお例えば「ロンドン」等最終楽章で本盤は後年盤で演奏された反復部分は略されておりスッキリしています。

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     2009/06/05

    カラヤンのハイドン交響曲に初めて接したのはVPOを振っての1959年他のDECCAのLP盤「太鼓連打」「ロンドン」だつたリスナーも多いと思います。本アルバム代表選手として特に彼得意の「ロンドン」交響曲は後年1975年頃BPOとEMIに・・そして本盤1980年代初め同じBPOとDGに録音しておりますます豪華な重厚な交響曲へと仕上げられて行きます。しかし三つ子の魂百まででDECCA盤のある意味溌剌さは後年には求める事は出来ません、ヴェテランレガートの味は堪能出来ますでしょう、なお最終楽章本盤は反復部分の演奏有りDECCA盤より3分程度長くなります。

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     2009/06/05

    ブロムシュテットという指揮者、北欧作曲家ニールセンは任せておけ!といった比較的地味な感じで捉えていたのですが今回サンプリングでシベリウス交響曲第1番を通して聴いた処中々歯切れが良く男性的で過不足なく幾分この曲の持つ厳しさも前面に曖昧さを残さずの表現(バランス良すぎるかもしれませんが)に満足。 第3楽章で容赦ないティンパニー・イラツキも吐露させ最終楽章はタイム的に幾分余裕をもって筆に墨をタップリ含ませ縁取りを明確化した最高の演奏でした、他の曲は未聴ですので無難にワンランクダウンさせて下さい(1989年〜1995年収録)。

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     2009/06/05

    カラヤンのバロック音楽は当然フルオーケストラなのでぶ厚く豊潤、しかしBPO音色の「切れ」もあり何と贅沢にウットリさせられる要素を含んでいるのでしょう。この盤の内容は私の聴いている昔のLPとほぼ同じで標題曲以外にレスピーギ「古代舞曲とアリア」等も入っていましたがバロック故というわけではありませんが「難しいこと抜き」に楽しめる盤となっています。アルビノーニのアダージョは映画にもよく使われていますが私は1962年仏映画「シベールの日曜日」で初めて聴いた思い出の曲です。 今回LP盤再登場は大歓迎!何と言ってもLPですよ・・。

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     2009/06/04

    2006年収録のヘンデル・アリア集に続いて同じバック・・マルコン指揮VBO
    ・・との本盤はヴィバルディのアリア15曲です。音程の安定さと感情表現の確かさは余計彼女の知性を際立たせるように思いました。今回は彼女自身の編曲分が多いだけ丁寧なつくりになっています。以前アルヒーブレーベルから出ていたバッハ・カンタータアリア集もあった事を記憶していますがバロックアリアへの彼女のメゾソプラノという音域が各国語発音の成否は別にして落ち着いた情緒に誘い入れてくれます。

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     2009/06/04

    グールドのバッハ 小フーガ、前奏曲等のこのアルバムはバッハのこれらを作曲した目的が弟子や子息への教育用ということだとされていますが作品的には教育用といったレベルから飛翔して一つの作品グループを形成しているように思えます。特にグールドの手にかかると各曲の構造が些かの容赦も無く無機的に分解され再構築されていく過程を見せ付けられる思いがします。例によってグールドの口ずさみ声が持続的に聴こえるのが一種の「救い」にもなり教育用という身近さに気づかせてくれる「間」も感じます。素晴らしい盤と申せましょう。

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     2009/06/04

    スラブ、ハンガリー両舞曲1959年BPOとの収録が唯一ではと思います。それはさておき、この頃VPOとは別に本格的にBPOと膨大な量の収録に入ろうとする時期の収録演奏です。カラヤンは何とオーケストラ物それも独墺系以外の民族的な臭いのする曲もセンスアップして分り易く聴衆に伝える事の上手い指揮者でありましょうか!私は収録されているスラブ5舞曲で特に彼の演奏による第16番が気に入っています。一方のハンガリー8舞曲も同様に若さ・・・と言ってもカラヤン50才・・の証明の如く実に聴かせ上手な演奏で第6番は特に好きな演奏。LPでの再登場大歓迎!

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     2009/06/04

    スラブ、ハンガリー両舞曲1959年BPOとの収録が唯一ではと思います。それはさておき、この頃VPOとは別に本格的にBPOと膨大な量の収録に入ろうとする時期の収録演奏です。カラヤンは何とオーケストラ物それも独墺系以外の民族的な臭いのする曲もセンスアップして分り易く聴衆に伝える事の上手い指揮者でありましょうか!私は収録されているスラブ5舞曲で特に彼の演奏による第16番が気に入っています。一方のハンガリー8舞曲も同様に若さ・・・と言ってもカラヤン50才・・の証明の如く実に聴かせ上手な演奏で第6番は特に好きな演奏。素晴らしいです。

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     2009/06/04

    以前話題になったカラヤン生誕100年記念のライブDGGのチャイコフスキー「悲愴」交響曲、ブラームス「第1交響曲」等の1988/5来日時とほぼ同時期の最後?のブラームス交響曲なのですがこの第4番は先入観かもしれませんがブラームスとは別の世界、美的追求の仕上げで鍛錬洗練されたBPOと録ったからでしょう・・少なくとも第4番とは焦点がずれてしまったような演奏となっているように思いました。何をカラヤンは目指そうとしたのか冒頭のチャイコフスキーの演奏に通じる「綺麗ごと」の仕上げになってしまった感があります。

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