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yuuyuu さんのレビュー一覧 

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     2010/08/06

    交響曲第2番へのコメントとさせていただきます。まず、演奏時間ですが、次のようになっています。{T14:53/U09:15/V05:25/W09:36}。よく計算され、丁寧に演奏されていると思います。音の抑揚などの表情やバランスも良く、それが適切な叙情性を引き出すことにも役立っていると思います。温もりがありますが粘着性はなく、スッキリとしていて聴きやすいと思います。楽曲の骨格といいますか構成といいますか、そういった要素での安定を常に見失わないのはギーレン自身も作曲家であるからでしょうか。終楽章のテンポはやや遅めだと思いますが、アンサンブルが引き締まっていますし、ティンパニの適切な強打の利用なども手伝ってダレるということはありません。全楽章を通してアンサンブルも安定していますし音質も良いので、繰り返し聴きたくなる演奏だと思います。非デジタル盤ではフリッチャイ&RIAS交響楽団、デジタル盤ではこのギーレン盤が良い、と私は思っています。

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     2010/06/27

    待ちに待った「シベールの日曜日」のDVD化が実現されました。白黒であるにもかかわらず、ひたすら美しく素晴らしい映画です。まるで芸術絵画を観ているような気がします。愉快で明るい映画ではありませんが、なにかこう人の感性に深く入り込んで来る内容をたくさん含んだ映画だと思います。

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     2010/06/18

    どれも素晴らしい演奏だと思います。全体的傾向として派手さはありませんが、端正で力強く、味わい深い演奏だと思います。私個人の感想では、後のミュンヘンフィルとの録音よりも、このベルリンフィル盤のほうが好きです。特に3番はステレオ録音であるということも手伝って、私にとっての(現時点での)同曲ベスト盤です。演奏時間は次のとおりです。1番・14:30/9:20/5:02/16:46/、2番・15:38/10:51/5:16/9:23/、3番・9:22/8:15/5:53/8:43/、4番・12:26/11:23/6:37/10:01/、悲劇的序曲・12:59、ハイドン変奏曲・21:18

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     2010/01/30

    私はノイマンが指揮しているハイドンの協奏交響曲が気に入りました。格調が高く過不足のない演奏だと思います。ソリストたちも味わい深く、現時点では私のこの曲のベスト盤です。

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     2009/12/24

    「シェエラザード」が最も良かったと思います。まず、そのテンポが良いと思います。ほとんどの指揮者がスコアの指定(特に奇数楽章の)よりも大幅に遅い演奏を行っているのに対し、ベイヌムはスコアの指定テンポ数値の近似値で演奏しています。どこか他所で聴いて耳に残っているテンポを基準とするのではなく、スコアを基準としています。テンポ以外にも、ベイヌムは終始スコアを手がかりにして演奏しています。世間の風潮を手がかりにはしていません。かといって、スコアを機械的になぞっているだけではないことぐらいは聴けば分かります。独特の味わいと温もりと情熱があります(それはオーケストラの特色によるところも大きいと思います)。「自分の主観」あるいは「世相的風潮」(それらは「しばしば木を見て山を見ない」になる場合がある)に依存した演出を行うのではなく、作品それ自体の自立性を生かすことによって作曲家の意思を我々に伝え、そしてそれを作曲家と聴き手と奏者と共有しようとしている演奏だと感じました。録音がモノラルであるということを差し引いても、ベイヌムの演奏は私にとって「シェエラザード」のベストです。「シェエラザード」は本当はこういう構成の作品だった、と納得できるような演奏だとも感じました。ブラームスの2番も名演だと思います。その他の収録されている作品も好演です。CD2枚のわりには収録曲数も多いですし、モノラルのわりには音質も結構クリアですのでお買い得です。

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     2009/12/06

    「シェエラザード」は全体的に「適切なテンポ」で演奏されていると思います。他の多くの指揮者たちは、「多数派の指揮者たちが平均的に行っているテンポ」を基準として演奏しているのに対し、モントゥーは「スコアを基準として演奏している」と思われます。つまり、他のどこかで聞いた演奏様式に依存するのではなく、スコアを自力で読み込むことによって独自の演奏スタイルを発揮していると思います。スコアを自力で読み込むということなど当たり前のことのように思いますが、しかし、現実には「シェエラザード」に限ったことではありませんが、スコアよりも多数派の演奏家のスタイルを基準としてしまうという風潮が音楽界には潜んでいるような印象があります。モントゥーのこの演奏を「速めのテンポだ」と思っている人は、スコアではなく多数派の指揮者の演奏を基準としているのであろうと察します。確かにその多数派の「遅め」のテンポが悪いとは思いませんが、基準は多数派ではなくスコアにあるという事を忘れないでいて欲しいと思うのです。その点、モントゥーは(細部の事を言い出したら切りがないのですが)全体的にはスコアを基準とした独自のスタイルを発揮していると言って良いと思います。ステレオ初期の録音ですが、その年代のわりには聞きやすい音質だという事も手伝って、傾聴に値する演奏だと思います。「火の鳥」も過不足のない独特の味わいのある秀演だと思います。

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     2009/11/28

    以下はシェエラザードに関する感想とさせていただきます。アンセルメの表現は過度に感情に走ることなく、冷静に作品の全体像を見渡しつつ曲の流れと要所を大切にして演奏していると感じました。「冷静に」と言っても、それは「冷めている」という意味ではありません。冷静さを持っている分だけ絶妙さが出ていると言って良いでしょう。パリ音楽院管弦楽団の演奏は、昨今の世界的オーケストラの水準と比べると少し粗削りな感じがないわけでもありませんが、鑑賞に支障はないと思います。むしろ「味」としての面白みになっているような気がします。また、ヴァイオリンに限らず時折現れるソロは、どれも聴き応えがあります。全楽章を通して飽きにくい演奏で好感が持てます。1954年の録音ですが、なんとステレオです。音質も時代を感じさせないほど良好です。演奏時間は、T9:33/U10:54/V9:06/W11:55となっています。

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     2009/09/22

    ブラームス、シェーンベルク、いずれも好演だと思いますが、私は特にブラームスの交響曲第3番が気に入りました。一般的な指揮者は、この曲の第1楽章のテンポ(Allegro con brio)が遅すぎると思いますが、レーグナーは「Allegro con brio」とまではいかないまでも、この位ならいいだろう、と思えるテンポだと私は感じました。活力と落ち着きを兼ね備えたタイプだという印象です。繰り返し聴きたくなる演奏だというのが私の実感です。また、4番の第1楽章のテンポが「尋常ではない」という意見をどこかで見たことがありますが、しかし、普通の指揮者が遅すぎるのであって、レーグナーのほうが楽譜に忠実だと思います。なぜなら、過度ではないが「Allegro」なのですし、しかも二分音符が一拍なのですから。

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     2009/09/16

    ブラームスの交響曲第3番は、セルとコンセルトヘボウの両方の特徴が生きており、整然としながらも力強さと温もりを感じさせる好感度の高い演奏だと思いました。音質も、モノラルにありがちな曇った音ではなく、古さを感じさせないような明瞭さがあります。ドヴォルザークの8番も好演です。演奏時間は次のとおり。
    ブラームス交響曲第3番/T9:45/U7:40/V5:46/W8:43
    ドヴォルザーク交響曲第8番/T10:07/U9:53/V6:16/W8:57

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     2009/09/01

    私は3番の演奏が気に入りましたので、3番に関して記述させていただきます。他の多くの指揮者たちの演奏は、作曲者の死後も時代を超えて演奏を行ってきたがために知らず知らずのうちに変異してしまったブラームス像を基盤としているのに対し、ロヴィツキは演奏姿勢の基本に戻って、「他人の演奏の風潮を基準とするのではなくスコアから直接音楽を立ち上げた」という印象を受けました。特に第1楽章にその傾向が強く感じられると思いました。他のほとんどの指揮者たちが、その指定テンポ(Allegro con brio)を守るというよりは、演奏が受け継がれているうちに、いつの間にか緩んでしまった(であろう)テンポを基準としているのに対し、ロヴィツキはそのような風潮に翻弄されることなく、自力でスコアを読み、その結果、他の指揮者たちが残した「手垢(?)」に安易に同調することなく、自信をもって「ブラームスの本当の姿」を我々に聴かせてくれるような印象を受けました。引き締まった演奏ですが頑なではなく、力強いですが強引ではありません。ただ、第3楽章だけは、どちらかというと情緒性を優先したようなテンポおよび表情だと感じました。勿論、それでも良いと思います。それから、音質も1960年代初頭の録音とは思えないほど良好です。

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     2009/07/19

    2&3番の演奏が気に入りましたので、評価&コメント共にその2&3番へのものとさせていただきます。ブラームスの音楽に期待されがちな渋みや深みは薄いですが、その代わり、どこか人懐っこいような明るさがあります。「ブラームスはこうあるべき」という主張も特に強いわけではありませんが、「ブラームスワールドって素敵だよ。手ぶらでいいからおいでよ。」とでも言っているような気楽さを感じます。普通の指揮者のテンポより全体的に速めですが、ブラームスが書いたスコアから判断すると、むしろこの位が妥当だと私は思っています。表情もスッキリしており、繰り返し聴いても疲れにくいと思います。ブラームスを聴き過ぎて飽和状態になってしまった人が、再び「元気を取り戻す」には、このアブラヴァネル盤は好都合かもしれません。また、ブラームスは結構世俗音楽が好きだったと伝えられていますが、そんなブラームスの一面も表れている演奏だと思いました。ところで、とかくその合奏力の粗さを指摘されがちなユタ交響楽団ですが、ここでは特に問題はないと思います。
    尚、個人的感想にはどうしても主観が関わりますので、客観的な演奏時間を以下にご紹介します。
    第1番/T12:15/U8:14/V4:56/W15:48、
    第2番/T14:03/U8:08/V5:26/W8:27、
    第3番T8:59/U7:39/V6:08/W8:12、
    第4番T11:49/U10:40/V6:03/W9:21

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