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古楽器奏者 さんのレビュー一覧 

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     2010/08/08

    セネカと若き友人ルキリウスとの往復書簡のうち、セネカがルキリウスに充てた現存するすべてが訳されている。後世に多大な影響を与えたセネカだが、それは他に訳されている哲学論集ではなく、この書簡集によるところが大きい。哲学論集とは違い、1通1通わかれていて、しかも簡単な見出しがつけられているので、第1書簡から順に読んでいかなくとも、気になるテーマを見つけてじっくり読んでセネカと共に考え、場合によってはセネカに反論するつもりで対話してみるのがこのような書の有益な読み方である。忙しく、また一寸先が闇であるような現代にこそじっくり読まれるべき書。

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     2010/08/08

    セネカといえば、後世に大変な影響を与えた古代ローマの哲学者・政治家である。しかし未だに日本では、茂手木訳の大著3冊を除けば、白水社の文庫クセジュに収められた碩学ピエール・グリマルによる簡潔にして非常に密度の濃い研究書と岩波書店から出版されている『セネカ哲学全集』しか信頼に足る書物は出版されていない。本書はそんなセネカの全体像をつかめる哲学論集の翻訳である。確かに少々古くはなっているが、しかし、訳者のセネカに対する愛情を感じ取ることのできる好著である。価格が高いのでお勧めしにくいが、時間をとって、ゆっくりとセネカと対話をするつもりで読めば得るところ多である。

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     2010/08/08

    ギリシアでギリシア悲劇を専門的に学んだそうで、蜷川幸雄がギリシア本国で上演した『オイディプス王』の翻訳にも当たっている。しかし、残念ながら山形は現代ギリシア語しかできず、蜷川演出でも現代語から訳したようだ。ギリシアでも現代語による上演が当たり前のようになっているというから、悪くはないのだろうが、やはりギリシア悲劇は古代ギリシア語からの翻訳でなければ味わいきれない。原語からの翻訳は、主として学者が担ってきたので、ギリシアだけでなくにほんでも演劇を学んだ者が原語から訳せたらどのようなものになるか興味深いのだが、ないものねだりであろうか?

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     2010/08/07

    悪評高いカラヤンの『マタイ』。皆川達夫がカラヤンを好まないことはわかるが、磯山雅に至っては、鼻で笑うというか、軽蔑しきっていて、それを著書に書かれるのを読むのは不愉快だ。大編成オーケストラOK、テヌート奏法OK。カラヤンがこの大曲をどう処理するか、とても興味深い。

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     2010/08/07

    DVDで見ることができる。確かにDVDでは古楽、古楽奏法、それに真剣に歌う歌手の姿も見ることができるが、映像のないCDの場合、果たしてどれだけの演奏に聞こえるだろうか?DVDとしてはお勧めできるが、CDではなかなか勧めにくいところである。

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     2010/08/07

    第1曲と終曲は恐るべきスローテンポだが、全体を通してこれほど密度の濃い、集中し切った演奏があったであろうか?スタジオ録音なので音も明瞭だ。ただ、曲ごとにコーラスの配置が変わるので、場面の転換ごとにブツ切れになってしまい、全体像がとらえにくいのが欠点だ。すべての奏者・歌手がここまで一体になって演奏するのは奇蹟に近い。アルト独唱のユリア・ハマリが特に素晴らしい。

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     2010/08/07

    すでに廃盤になっているが、ヘンスラー盤の『マタイ受難曲』は非常に素晴らしい。ここではリヒターのDVDでも歌っていたユリア・ハマリが聴けるのが楽しみだ。CD10枚でこの価格は嬉しい。

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     2010/08/07

    テクニックは言うまでもなく、演奏も素晴らしいのだが、それはあくまでもピアノで考えた場合。チェンバロ演奏ではアーティキュレイションが重要になる。イェーツほどの名手が何故なのかはわからぬが、チェンバロのアーティキュレイションができていない。非常に残念だ。

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     2010/08/06

    確かにテクニックの面では?と思わざるを得ないところもないではないが、バロック以前の音楽なので、バロック以降のものさしでは計れない魅力があるかもしれない。手軽にこの名曲集を聴きたいと思ったら間違いはないと言える。

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     2010/08/06

    癒しの音楽というべきであろうか、静かに聴いていたい曲集である。

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     2010/08/06

    バロック以前のルネサンス期の音楽だが、なかなか聞かせてくれる名曲揃いだ。7枚組なのでちょっと手が出にくいかもしれないが、逆に考えればこのCDがあればバードの鍵盤作品全曲を聴くことができる。演奏は可もなく不可もない、という程度だが、詳しい解説書がつくのも魅力。

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     2010/08/06

    ザルツブルク音楽祭だったであろうか、大変好評であったために、この二人のリサイタルは日本でも行われた。ラゴスニヒの横にシュライヤーも座り、あたかも対話を楽しむかのような息の合った演奏を聴かせていた。本CDでも二人の息はぴったりで、シュライヤーの音色もこの曲集にとても合っているように思える。BGM風にして聞き流すのもよいし、じっくり聴くのもまた結構。とても楽しく素晴らしい演奏でお勧めしたい1枚だ。

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     2010/08/06

    ギリシアの円形劇場での公演なので、どれほどの熱演かと期待をもって見てみたが、期待はずれもいいとこであった。原語から訳したとは思えない酷い翻訳、古代ギリシア劇に雅楽といった時代錯誤もいいとこだし、コロスの役割は中途半端で、何よりも主役がダイコン!不明瞭な発声で早口なために聞きづらく、表情も到底王とは思えず、せいぜいテレビドラマの出演者ごとき。日本の劇団によるギリシア公演ということを除けば、他には何の価値もない駄作。間違ってもギリシア悲劇の参考にしようとしてはならない。

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     2010/08/05

    クラヴィコード、もしくはペダルクラヴィコードによるバッハは何枚か出ているので珍しくないが、2段チェンバロのための『ゴルトベルク』をクラヴィコードで弾くというのは興味深い。

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     2010/08/05

    日本人も師事した人の多い名手パウル・マイゼンの演奏。『ブランデンブルク協奏曲』第5番でリヒターとの共演がDVDで見ることができるが、本CDではチェンバロがリヒターではないのが残念。ピリオド楽器全盛の今からすれば時代遅れの感がないでもないが、やはり一時代を築いた名手の演奏は素晴らしい。

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