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Review List of saitaman 

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     2017/10/15

    名演がたくさん含まれているとはいえ、80枚全部を聴くのは本当に大変だった。他にも書いている人がいるが、シンポニーエディションに比べれば全体的に音質はマシなものが多かった。あと、この当時のNYPOは本当に上手い。昔はアメリカのオーケストラは機械的などと言われたが、それは貶すための口実だろう。オケはうまいに越したことはない。その後、世界のオーケストラの実力はずいぶん上がったが、現代のオーケストラと比べても全くそん色はない。ただ、ドイツものやフランスものやワルツなどを聴くと、もうちょっと潤いが欲しい、とは思うが。バーンスタインの音作りはとくにかくカッコいい。レパートリーもおそろしく広くて、この全集で初めてきいた曲がいくつもある。そこに思い通りに鳴らせるNYPOがあるのだからいうことなし。また、カラヤンとの大きな違いとして、バーンスタインは作曲家としての顔もあり、多くの作品を残している点があげられる。この全集にはそういった自作自演が多く含まれている。また、DG盤との違いとして、NYPOとのコンビによるアメリカらしさ、勢いの良さがまず挙げられる。それから、この頃のバーンスタインはピアニストとしても結構弾いていて、それがなかなかいける。つまり、DG盤とこれとは別なのであり、DG盤をもっていればバーンスタインの魅力がそれだけで十分わかるかというと、けしてそうではない。ということで、90枚聴くのはまるで修行のようだったが、楽しい時間を過ごさせてもらった。

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     2017/08/19

    時間がかかったが、ようやく全部聴いた。1枚目のCDを聞いて、これ普通のバロックとかじゃないじゃん、正直失敗だったかな、と思った。でも、単に個性的な企画のCDが混じっているだけだとわかって安心した。ちょっと他では無いような少し珍しい試みのものがいろいろある。アーノンクールなどの名前はあるが、知らない演奏家も多い。玉石混交の感もあるが、掘り出し物もある。歌曲や合唱はほとんどがおススメ。全体的にいえるのは、全然保守的じゃなく、個性的で、意欲的なものが多いということ。録音はどれも特に問題ない。聴く価値も、保有する価値も十分ある。

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     2017/07/15

    ようやく全部聴いた。パールマンのすばらしさを徹底的に堪能できるBOXになっている。まず、演奏の水準がどれも高く安定している。また、楽曲の解釈がどれも非常に標準的である。クレーメルやハイフェツのようなちょっと特殊な解釈を狙うようなことはこの人は一切やらない。結果的に、パールマンを聴くというだけでなく、それぞれの曲の優れた標準演奏を味わうという聴き方をしてもいい。そして、驚くのがそのレパートリーの広さである。英語の解説にも書かれているが、一般的なクラシックのバイオリンの曲でパールマンのレパートリーに入っていない曲を探す方が苦労する。ただ演奏で組む相手は結構偏りがある。人柄にも優れた人のようで、このBOXの解説書には、アシケナージ、バレンボイム、クレーメルをはじめとした名だたる演奏家たちのメッセージが寄せてあって、中には結構感動的なものもある。パールマンのインタビューも入っていて、その中でパールマンは、シャープ過ぎる音は嫌いなのでマイクもそのようなものを選んでもらっているというようなことを話している。実際、確かに録音の音はシャープ過ぎないものばかりであり、そういうところにもこだわりがあるようだ。それから、他にも書いている人がいるが、ひとつひとつブックレットが入っていて、かつオリジナルのジャケットで、CDもさらに1枚1枚紙に入っていて、この梱包に関しては確かにこうあってほしいという一つの形であるように思った。

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     2017/04/23

    ムーティらしい緊張感と軽快さが同居した感じの演奏を楽しめる。「コシ・ファン・トゥッテ」はライブ。歌手陣もオーケストラも安心して聴ける。お値段もお手頃で、コストパフォーマンスに優れる。

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     2017/04/15

    美しい。本当に美しい。曲の機敏を柔らかに豊かにそして繊細に表現する田部京子のピアノに引き込まれる。鳥は静かに、天使はまどろみながら…、夢色モビ ールU、3つの白い風景も非常に印象的だ。録音も抜群に良い。素晴らしい一枚。おススメ。

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     2017/04/15

    美しい。本当に美しい。曲の機敏を柔らかに豊かにそして繊細に表現する田部京子のピアノに引き込まれる。鳥は静かに、天使はまどろみながら…、夢色モビ ールU、3つの白い風景も非常に印象的だ。録音も抜群に良い。素晴らしい一枚。おススメ。

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     2017/04/15

    マルティノンがERATOとEMIに録音したものを集めたBOXセット。14枚組となっているが、1枚の収録時間が70分越えのものが多い、つまりキチキチに詰め込んであるので、実際の枚数以上のお得感がある。いくつか手持ちのCDとダブっているがリマスタリングのせいだろう音質も良い。モノラル録音はわずかでほとんどがステレオ録音。サン=サーンス、ベルリオーズはもちろん、ルーセル、ピエルネ、プーランク、ランドスキ、フランク、デユカス、オネゲル、イベール、フローラン・シュミットとそれほど録音が多いとは言えない作曲家の作品が目白押しとなっており、それぞれの曲の代表的な演奏といえるようなものが多く含まれている。

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     2017/03/25

    親しみやすい旋律の曲が多く、肩ひじ張らず楽しめる曲集。スペイン情緒たっぷりで、エキゾチックで、つい口ずさんでしまいそうなメロディーが次々出てくる。今夜はあまり硬い曲は聴きたくないし尖がった現代曲もちょっとなあ、というときにかけて聴くには好適。

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     2017/03/25

    ピアニストのピリスのDGでの室内楽の録音を全て集めたBOX。バイオリンが登場する曲はデュメイと組んでいるので、ピリスのアルバムであると同時にデュメイのBOXという見方もできる。ピリスは室内楽のピアニストとしては少し大人しめな感じもするが、特徴である柔らかな音色で落ち着いた心地よい演奏を聴かせている。デュメイは抒情豊かでまるで歌うようだ。グリーグのアルバムや、ブラームスの「雨の歌」などとてもいい。ベートーベンはとんがったところがなく品がある。フランスものも悪くない。12枚目のリサイタルのCDではチェロのメネスがライブらしい情緒性がよく出た演奏をしており、これも良かった。

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     2017/03/12

    このBOXは掘り出しものだった。スウェーデンの後期ロマン派の作曲家ステンハンマルの曲集。英文のライナーズノートの解説によると、どうやら交響曲第1番はその後ステンハンマルが北欧感にあふれる個性的なシベリウスの交響曲第2番を聴いて、「俺の曲はブルックナーに似すぎている」と自己嫌悪に陥って作品番号を付けずにお蔵入りにしてしまったらしい。確かにブルックナーのコピー感いっぱいだが、それゆえに通俗性があり、聴きやすくてなかなかいい。ピアノ協奏曲の第1番も発表後しばらくは喝采を受けたがそのうち顧みられなくなり、1990年になってようやく全楽譜のコピーがアメリカで見つかったといういわくつきの作品。しかし、これがなかなかロマンチックで良い。交響曲第2番は作曲者自身も自信作だったようで、北欧感があり、親しみやすい。ピアノ協奏曲第2番の方も、第1番からスケールアップした作風になっている。小品にも聴きごたえのあるものが含まれている。どの曲も、わかりやすいメロディーラインと構成で、時にはっとする美しさがある。指揮はJarvi親子によるもので、オーケストラも録音も独奏者も見事な演奏を聴かせる。おススメ。

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     2017/03/11

    ヴェンゲーロフは一度引退を宣言する前に、サントリーホールで聴いたことがある。ダイナミックで情感あふれる演奏を展開してとても感動したのを覚えている。この3枚セットはEMIで録音されたもので、生きのよかったころのヴェンゲーロフのスタイルがよく記録されている。のびやかで表情が豊かでありながら、粗くない。サン=サーンスは非常に良い。ベートーヴェンも見事。ラロもいい。3枚目の小品集は弦楽器群が加わっている。

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     2017/03/05

    先日、ライヒの80歳来日記念公演が東京オペラシティのコンサートホールであって、見に行った。とても良かった。曲の合間にライヒ本人がステージに上がってインタビューを受けていて、自分はいろんな音楽家の影響を受けたけれど先駆者たちとは違う音楽を作ったし、自分に続く世代も私に影響を受けているが違う音楽を作っているのがうれしい、ということを語っていた。この5枚のCDはライヒが70歳になるのを記念して企画されたものだが、代表曲がよくまとまっていてお得感がある。個人的には特に、この5枚の中にも含まれている「Music for 18 Musicians」を初めて聴いたときの衝撃が今でも忘れられない。80歳過ぎてもまだ元気そうだったので、まだとんがった作品を書き続けて欲しいと思った。

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  • 2 people agree with this review
     2017/03/05

    覚えやすい通俗的なメロディーは少ないが、個性的で、少し神秘的で、時々はっとするほど美しい。スクリャービンの曲はもっと人気があってもよいのではないかと思う。ピアノソロの曲が全曲収められて、しかも値段も安い。演奏も音質も良い。

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     2017/02/26

    全集となっているが、もともとそのように意図されて出発したわけではなく、若い頃の録音とかなり年齢がいってからの録音の混在で全曲がカバーされて全集になったという感じのBoxである。スタジオ録音もあれば、ライブもある。グールドのように歌いながらの演奏もある。若いころの完璧な演奏と年齢を経てからの演奏は同じではないかもしれないが、一方でどこか一貫したものも感じられ、粒立ちのあるタッチから繰り出されるいかにもベートーベンのソナタらしさにあふれる見事な演奏がいくつもある。一つ不満があるとすれば、2種類の録音がある作品についてはそれぞれ新しい方の1種類に絞られていること。全集といっても最初からそのように狙って企画されたものではないのだから、新旧の録音があるものについてはいっそのこと新旧どちらも収めて欲しかった。

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     2017/02/19

    このコンビのシベリウスはBISでの旧録音も持っているが、このDGでの新録は全ての点で旧録を上回っている。そもそも、シベリウスの作品集はいろいろなタイプの演奏がある。指揮者の思い入れが強すぎて神経質すぎる演奏がある一方で、ロマン派作品であることの延長を重視した解釈は北欧ぽさが減じられるという問題がある。そいう中で、このヤルヴィ&エーテボリ交響楽団の演奏は、フィンランドらしさという点ではヘルシンキPOなどからするとやや減じられる面はなくもないが、北欧的な雰囲気は全編に漂っている上に、ロマン派的な魅力も余すところなく表現されており、とてもバランスがとれている。もちろん交響曲はどれも素晴らしいのだが、それだけでなく、3枚ある管弦楽集がこれまた抜群である。作品の持つ物語性を大切にしながら巧みに抑揚のある表現を利かせて引き込む。ソロパートの出来も非常にいい。あと、北欧の荒涼とした自然を写した7枚のCDのジャケットの写真もなかなか印象的だ。

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