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madman さんのレビュー一覧 

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     2011/10/29

    '00年発表。いわゆるワン・パーソン・ユニットなのにピーチズという複数形を使っていることにも最初は驚かされたけれど、ドイツのキティ・ヨーからリリースされた本作を実際聴いて、もっと驚いた。オールドスクール・ヒップホップとスーサイドの出会い?いや、それ以上のものだ!当時はプライマル・スクリームの『XTMNTR』が出た頃で、そのアルバムに秘められたいわゆるポスト・パンク的な方向性に膝を叩いていた。この1stアルバムにも、同じようなベクトルを感じて、やはり強烈にのめりこんでしまった。今振り返ってみると“ポスト・パンク再評価”の先駆け、みたいな感じなのかもしれない。まあ、彼女自身にそんな思惑はまったくなかったと思うのだが…。

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     2011/10/29

    '03年発表。コミュニティ的な一体感を重視してきた彼らが、プロデューサー、ボブ・ロックのサポートを得て、ジェイソン・ニューステッドの脱退という痛手を乗り越えて放った起死回生の一撃。重厚な楽曲ばかりで向き合うリスナーにもエネルギーが必要とされるが、そのパワーは圧倒的だ。

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     2011/10/29

    '00年発表。アンディ・ウォーホルの名前の最初にDを加えたグループ名にも、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドへの傾倒ぶりが表れている4人組が、2000年に放った3rdを、IのCM起用を機に日本発売。ポップなメロディとヘビーなサイケデリック・フィーリングを融合させたサウンドは、どの曲も聴きごたえがある。B級なスタンスへの愛着が見え隠れするが、このポテンシャルは本物と見た。

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     2011/10/23

    '11年発表。ビターで、しみるわ。ビートニクを根っこに高橋幸宏と鈴木慶一が30年前に結成したユニット、10年ぶりの通算4枚目。フォーク/カントリーな生音、電子音によるアンビエントと今の彼らのリアル感が貫かれた音は穏やかめ。そしてカットアップ技法を用いての詞は老成していく両者の心情が苦い…んだけど。最後に吐かれるのひとことに少しだけ心が軽くなった。

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     2011/10/23

    '51年発表。ビートルズの実験的試みの指導者であり、BBCラジオフォニック・ワークショップとも交流があったジョージ・マーティン制作による珍品。収録曲「The White Suit Samba」は、アレック・ギネス主演の「汚れない繊維の発明」を巡る、洗剤業者との諍をめぐるサスペンス映画『The Man In The White Suit』の主題歌だそうで、内容にちなんで洗剤の泡の音をテープ編集したコンクレート風バッキングに、ジャズ・コンボの演奏を乗せたものとなっている。51年のアビー・ロード第2スタジオの録音だが、元々ピーター・セラーズのアルバムの効果音担当だったマーティンにとって、テープ編集はお家芸。

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     2011/10/23

    '77年発表。11年ロシア生まれ。絶対音感を持ち、4歳でバイオリンを始め、9歳でコンサート・デビュー。演奏旅行の最終地、NYでレオン・テルミンと出会い師事。テルミン普及のための数多くコンサートを務めた。本作は77年に、ロバート・モーグの妻、シャーレインの企画で、モーグ自身のレーベルからリリースされた唯一の作品集。レオンが設計したオリジナル・モデルを使って75年に録音されたもので、ピアノはクララの姉妹のナディア・レイゼンバーグが弾いている。ラフマニノフ「ヴォーカリーズ」、ストラヴィンスキー「火の鳥の子守歌」などを収録。

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     2011/10/23

    '61〜'75年作品。'04年リリース。観世寿夫ら兄弟の歌を素材に、邦楽器を一切使わず、水、鳥の鳴き声、ガラスコップの音、電子音だけで構成している。

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     2011/10/22

    '57〜'72年作品。'95年リリース。湯浅譲二の初期作品集の“テープ音楽編”。「スペース・プロジェクションのための音楽」は、大阪万博のせんい館のための映像音楽で、オーケストラの各楽器音を不確定性理論に基づいて配置させたセリエルな作品。ストリングスの渦のようなグリッサントと電子ノイズがド迫力。「ヴォイセス・カミング」は、電話の呼び出し音や、「もしもし」「アロー」など各国の電話交換手の挨拶をモンタージュしたもの。後半部のインタビューでは、会話の接続詞だけをつなぎ、いかに人の会話が無意味なものかをブラックに描写。「イオン」はホワイト・ノイズとデンオンの可変速テレコによるグリッサントが、聴く者を音の渦に巻き込む。

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     2011/10/22

    '80年発表。板倉文の前身バンド“宇宙防衛軍”に、個性派シンガー小川美潮が78年に加入。当時のマネージャーが渡辺プロの系列会社に就職した縁で、大手ナベプロ所属のテクノポップ・バンドに。とはいえ“テクノ化”は、『ムーンライダーズ』を聴いて指名した、プロデューサー矢野誠のアイデア。中華服のユニフォームを着るなどはすべて後付けで、メンバーの音楽知識も実は高く、オリエンタルな曲調もミルトン・ナシメントのペンタトニック経由という基本はフュージョン。「わたしマネキンよ」などクラフトワークの影響もあるが、曲はジャズを脱し切れていない。ドドンパ調の「福の種」でデビューしたが、これは唯一板倉文曲にあらず。

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     2011/10/13

    。08年発表。サーラー・クリエイティヴ・パートナーズ、クエストラヴ、マッドリブ。そしてロイ・エアーズといった生演奏によるファンク字引を得て、ドス黒く発光する作品。Bのアウトロに配されたロフト・ジャズ的な感性、屈強なビンテージ・ブレイクが炸裂するE、9thワンダーのプロデュースによるサイケデリックR&BのKなど、様々なグルーヴが、合わせ鏡のように反響。アメリカ国家というモンスターの内臓を切り裂き、散らかした際の鮮血が、内耳のカーブをドロリと降りてくるかのような生々しさを感じさせる名盤だ。全編を覆う、この焦燥感。ぜひ体感してほしい。

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     2011/10/08

    '11年発表。本作の他にアプリ、ウェブサイト、カスタム・メイドされた楽器、ライブ、教育的なワークショップから構成されるビョークのマルチ・メディア・プロジェクト作品。音楽的タブーに常に挑戦して来た彼女らしい、スケールのでかさ。こういう事を机上の論理として考えられる人は沢山いるだろうけれど、形にし、さらにハイクオリティであるものを作れる人は彼女を含め希有な存在だと思う。けれど、何だか凄すぎて、自身のライフから遠いサウンドに聞こえたりも。そこも含め、タイムレスな芸術作品であると思う。何をやってもビョークはビョークの貫禄があって、ステキです。

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     2011/10/03

    '11年発表。おっさん。良い意味でも逆の意味でも。年齢を重ねてきたなーと言うのがヴィジュアルだけでなく、ズシリとしたサウンドの重みからも感じられる。エッジは正直たっているとは思わないものの一音一音に深みがある。去ってしまったものを懐かしんでも仕方ないのだけれど、だからこそジョンの胸に染み入る1音弾きがハイライトで聞きたいと思う自分がいる。新メンバーも最大の力を発揮しているとは思うが、それまでのカラーを変えきれる程のヤングパワーは感じられなかったかも。でも、これは次のステップの始まり。欠けたものは感じても衰えは感じさせません。キーポンローリン姿にリスペクト!

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     2011/09/25

    '11年発表。ロンドン暴動で多くのインディー・レーベルが倉庫が燃やされ、在庫を失った。WARPもその一つ。ここで負けるな!90年代初頭のテクノ黎明期から、近年は映画音楽でも活躍するエレクトロニカ・デュオの本作はかつてのインテリジェント・テクノから、哀愁の北方系フォークトロニカ、映画音楽風まで20年の集大成的作品。ハードディスク内で緻密に作られた音のボトルシップ。長く愛聴出来そう。

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     2011/09/10

    '11年発表。DJとしても活躍しているクリエイターの3部作完結編。農家が飼育している豚の音声を採集し、そこに自身で機材のサウンドを加えていくというユニークなアプローチで特異な音響を作り上げている。ラストでアコースティック・ギターを披露しているのも印象的だ。

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     2011/09/06

    。11年発表。ブラジルのサンパウロ出身のガールズ・バンドの3作目。スペイン語で自由を意味するタイトルどおり、打ち込み中心ながら、最強ともいえるほどの陽気さとまぶしいくらいの開放感が全編を貫いている。プライマル・スクリームのボビーほかの客演も素晴らしいラジカルでポップな傑作。

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