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angel さんのレビュー一覧 

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     2011/04/16

    主役3人のすばらしい美声は、この上ないもので、もちろんすばらしいが、コワニー伯爵夫人を歌うアストリッド・ヴァルナイ、マデロンのクリスタ・ルートビッヒ二人の往年の名歌手が、脇に回ってこの録音に花を添えている。とりわけ、ヴァルナイの年を重ねた声は、まさに容色衰えたりとも、品格の高さで、その存在感を示す老女優の名演を、髣髴とさせる名唱。伯爵夫人の歌唱にはっとして、耳を傾けたのは、後にも先にもこの演奏のみの経験。ウィーン歌劇場・ドミンゴのシェニエ、ビデオ映像で、マデロンを歌ったバルビエーリや、オペラではないが、日本の柳兼子の晩年の歌唱にも通じるものがある。
     コッソットが、アズチェナではなく脇で何か残してくれないかと、ふと思ったりもした。

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     2011/03/21

     ネトレプコの声が予想以上に、暗く太くなって、まるでアルトのよう。それに呼応してピッツォラートはその上?下?を行くコントラルト。さらに暗く太い。演奏はかなりオペラティック。この前に出たフィンクの録音と比べるとまさに好対照。個人的にはこちらも好き。ただしDVDで見る録音セッションの演奏は、出だしからあまりよくない、CDを後から聞いて、ほっとした。ネトレプコのターニングポイントにこの後なるかもしれない録音、ペルゴレージのスターバトマーテルコレクションには是非入れておきたい。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/21

    ソプラノとアルト共に男声で歌われた数少ない録音のうち、もっともソプラノパートが美しい。女声ではないかと疑うほど。アルトパートを歌うチャンスの方が、録音に恵まれているようだが、男声とすぐにわかる声。ワシンスキーのソプラノは稀有。どちらにしても、スラヴァが録音しているものより(これも男声のみの録音だが)声の落ち着きがいい。廉価で買える間に聞くだけの価値はあると思う。

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     2010/10/17

     サザーランドの数多いデッカの録音では、耳にしたことのない、すばらしいコロラトラソプラノの歌唱がここにはある。これが大ソプラノの誕生の舞台と聞くが、まさに納得の歌唱。すばらしいに尽きる。後年の首を傾げたくなる、声の曇りなど微塵もない。別人かと思うほど。グルベローバも真っ青になる、イタリアンベルカント。あっぱれおみごと。サザランドこの一枚、聞き逃しなく。

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     2010/06/28

     昔NHKの教育で放送したときに比べると、映像も音声もずいぶん良く感じました。その当時は、伝える媒体がなかったということでしょうが、こうして今また見られるのはうれしいことです。中でも、主役がすばらしいことは言うまでもありませんが、今は亡き山路芳久氏が、修道僧の役で、一幕から堂々出演、大きな役ではないですが、きっちりいい声でうたっています。本当に懐かしい。それに加えて、カラスとの共演も多かった往年の名メゾソプラノ、フェドーラ・バルビエーリが、存在感たっぷりのマデロン(老婆)を演じています。この二人をお見逃しなく。カップチェルリもすごかったなあと今さらながら、懐かしんでみております。それを思うと、今でも現役のドミンゴは、いつかは伝説になるのでしょうか。舞台も豪華で、おすすめです。

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     2009/06/21

    プラチード・ドミンゴと競演したアジアの初ソプラノは、おそらくイスラエルオペラに代役でトスカを歌った砂原美智子です。本人が生前題名のない音楽会で話していました。デビュー間もない頃の若き日のドミンゴと偶然競演する機を得たとのことでした。この演奏実に均整の取れたものですが、カレラスのリッカルドのほうがヒロイックになったと思います。カバリエでは絵になりませんが、CDではカレラス・カバリエ組みありましたね。カラヤンのCDはこの舞台とはまた違うカラヤン最期を予感させるような重い演奏でした。やっぱり、トスカニーニのモノラル録音が一押しです。

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