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バッハカンタータ大好き さんのレビュー一覧 

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     2009/09/11

     少し厳しい言い方かもしれないけど、アルパという楽器の、そして何よりも上松美香さんの1ファンとして、このアルバムを表現すれば、「アルパ・ファンのためのアルバムではなく、上松美香ファンのためのアルバム」なのではないか。
     冒頭の「風」。意表を突いたアレンジは、70年代のフランスやイタリアのプログレッシブ・ロックの雰囲気さえ醸し出す。2年間待たされた上松ファンとしては、その攻撃的かつ壮大な“再登場”に興奮すら覚える。・・・だが、それだけなのだ。2年ぶりの空白を埋める、上松美香というアーチストの復活の「舞台」としては最適な曲であっても、あくまでそこまでで、2度3度と聴こうという気には正直なれない。
     さらに、アルバム全体の流れや統一感といったものが欠如しているのが悔やまれる。上松美香さん自身が作曲した楽曲は、さすがにアルパの良さを引き出してはいる。しかし他の作曲家、とりわけアイリッシュ音楽に影響を受けたとされる曲は、完全に“アイルランド風ちらし寿司”といったような、おそらく本国の人が聴いたら怒るかもしれない安易さで、民族音楽の要素を取り入れるならきちんとその本質を捉えていなければ、その民族に対して失礼ではないだろうか。
     前衛的、実験的なことは大いに推奨したい。ただ、クラシックでは、現在1、2位を争う売上げのあるアルバムとして見たとき、美少女ゲーム音楽などではそれなりの実績を積んだ作曲家かもしれないが、他の世界ではまだ一定の評価を受けていない作曲家をここまで重用してしまったユニバーサルの“姿勢”も残念だ。リズムが崩れまくっているギターについてはもう、閉口するしかない。
     決してけなしたいのではない。上松美香さんはアルパ奏者としては、国内では文句なしの卓越した技術を持った存在であり、パラグアイなど南米の楽曲を弾きこなす日本人離れしたリズム感も天性のものを持っている。そうした彼女にしか、アルパ本来の良さを、多くの人に知ってもらう役割は務まらないのである。上松美香さん自身も、アルパも南米の音楽を愛しているのだから、次のアルバムでは、もういちど「原点」に立ち返ってくれることに、大いに期待しているのだ。

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     2009/09/06

    このお求めやすさでCD11枚組。ブルックナーの交響曲第0番から第9番まで10曲、そしてテ・デウムまでついています。1997年から2006年まで10年をかけて企画されたコンサートでの全曲デジタル・ライヴ録音で、音質はもちろん、演奏の質もなかなかのものです。「バシリカ」ということは教会施設での録音でしょうが、ブルックナー休止での音の残響、実に心地よいです。個々の曲にはもちろん他に多くの名盤がありますが、ブルックナー交響曲全集をこんなに手頃に入手できるのは画期的です。特に他に録音の少ない初期の曲が聴けるのが嬉しい。ブルックナー入門には最適と言えるでしょう。

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     2009/08/14

    僕は155枚のバッハ大全集でカンタータを中心に聴いています。このカンタータの収録内容ですがBWV23の第4楽章とBWV188のシンフォニアが省略さてれいるところとBWV106がOVPP方式で収録されている点です。次に合唱の歌わせ方はあまりきれいではなく時折合唱団の地声がまざっていたりいいところはまったくないと思います。ですが1年3ヶ月でカンタータを188曲録音したルーシンクの力強さはずごいと思います。僕はすでにコープマン・アーノンクール&レオンハルト・リヒター・鈴木・ヴェルナー・リリングそして当全集のルーシンクの計7種類のカンタータを持っています。この8種類のカンタータをランキングでまとめると次のようになります。
    1位リヒター 合唱がきれいだし管弦楽は重圧でオルガンを伴った演奏は世界最
          高のバッハ演奏家であるリヒターならではないかと思います。
    2位コープマン 合唱がきれいでうまいです。テンポ軽くあっさりしていて
           リュート付で演奏されていていいです。
    3位鈴木 現代最高のバッハ演奏家である鈴木はとてもいいです。
    4位ヴェルナー 録音当時あのリヒターと戦ったヴェルナーは合唱こそ少し地声
           がするもののある程度はうまいと思います。
    5位アーノンクール&レオンハルト 2人の巨匠が力をあわせてそれぞれ半分ずつ
                    分担をして少年合唱団を起用しての演奏が
                    魅力的です。
    6位リリング 世界で初の一人指揮者により全集を完成させたリリングの録音は
          合唱はモサモサ気味でソプラノ&アルトの合唱がおばさんみたいな
          感じです。
    7位ルーシンク 世界一早い速度で完成した188曲の録音はあまりうまくなく合
            唱団の地声がきこえたりいいところありません。
           

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     2009/07/30

    僕はこの全集の販売当時は20000円だったのが2009年7月現在13000円と8000円値引き下げとなった。13000円という値段の安さから購入を決意した。カンタータのほうはすでにコープマン67枚・アーノンクール&レオンハルト60枚・リリング大全集171枚・鈴木30枚・リヒタ-26枚・ヴェルナー20枚をすでに持っているがこの全集に収録されているルーシンクだけもっていなくてぜひルーシンクによるカンタータを聴きたくて13000円というブリリアントサマーセール40パーセントオフの時期を利用して購入します。カンタータ以外の曲でも聞いたことのない曲があり楽しみです。

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