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Review List of robin 

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     2023/03/04

    皇帝と変奏曲が1970年、ピアノトリオが1954年のモノラル録音で、最初の2曲は音がまあまあ良く、トリオはぷつノイズがあるが3曲ともに鑑賞に堪える。アンチェルにもっとオケをドライヴしろ、と言いたくなるが演奏としては味がありグールドもオケ以上にニュアンス豊かに弾いていおり、退屈など全くしない優れた演奏だと思う。購入する前は不安だったがわたしの予想以上の出来栄えで良かったと思っている。トリオのチェロにネルソバが弾いているのが興味深く、彼女のAUDITE発売のセットものを持っているが、デッカのセットを手に入れたい。

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     2023/03/03

    EMIの浅っぽい録音のためか演奏に潤いにも音色にも欠け、聴いていて少しも面白くない。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲のCDでこんなつまらないCDも珍しいぐらいだ。タワーレコードのケッケルトsqのCDもイマイチだったが、同様である。ステレオの安価なCDでもっと内容豊かな演奏が多くあるので、このCDの価値は低いと言わざるをえない。ハンガリーの高名な弦楽四重奏団であるのに残念である。

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     2023/03/03

    モノラルCDも持っているが、これはブライトクランクステレオである。フルトヴェングラーはモノラルで聴いてこそ、という方も多くおられようが私は疑似ステレオのほうが聴きやすい。彼の一連のベートーヴェンの録音も同じくブライトクランクのほうが聴いていて耳あたりが良い。もっともCDによるけれど。この演奏のCE28やt他のTOCEモノラルCDは音がきつく楽しめないのが本音であるが、疑似ステレオCDではやや迫力不足でおとなしい演奏に感じるのも事実である。

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     2023/03/01

    今迄東芝のTOCE3733で聴いてきたが、明らかにこのオーパス蔵が良い。音の分離、迫力がまるで別物と言いたいぐらいである。1943年のライヴをこの音で聴けるなら幸せというべきであろう、しかもフルトヴェングラーとなればうれしさも一層のことで、我が家の低級な再生機でも迫力満点の音で鳴っている。ただオーパス蔵のCDの音色はなべてやや暗めなのが少しばかり残念であるが、星5は妥当だろう。演奏は星6の素晴らしさで、フルトヴェングラーはウィーンフィルよりベルリンフィルが似合っている。

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     2023/02/28

    この人は根が真面目なのか音楽が固くなるところがあるようだ。多くは聴いていないが、このシベリウス全集もやや硬く思ったほどには楽しめない。アシュケナージのシベリウスのほうが柔軟さにおいて勝っているし旋律の美しさも心に入ってくる。ブロムシュテットのシューーベルトの演奏も同様の傾向があるが、何を演奏してもはみ出さず手堅いのがメリットといえようか。

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     2023/02/23

    ほとんど何も得ることのない演奏であったのは残念だが、なかば予想していたことなので別に驚かなかった。SKDとの正規録音のモーツァルトも出来ばえは常識的で面白くもおかしくもない。今にして思えばN饗はこの指揮者から得るところがあったのか疑問に思っている。スイトナーはフリッチャイと同じくごく並みの指揮者と思っているのでもう新しくCDを聴くことはないであろう。

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     2023/02/23

    録音もよく演奏は予想以上に優れたもので、最近買ったピアノのCDでも出色の演奏である。後年の演奏に聴かれるようなリズム等に過度に尖ったところもなく、音の良さもあり遺憾なくショパンの素晴らしさを味わえることができた。解説書の絵柄は後発の2010年のほうが好きである。

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     2023/02/19

    音も良くどの曲も伸びやかなヴァイオリンである。ラヴェルのみの評価となるがそのラヴェルの演奏は昔聴いたウイウコミルスカを思い出させる。伸びやかでフランス的なニュアンスにも欠けておらず、多くの録音があるものの優れた演奏がなかなか見つからない中で、このロスタルの演奏は彼のシューベルトと同じく十分推薦に値するし、シューマンの録音もあるようだが多分優れた演奏に違いないと思う。シューベルトの幻想曲など、ブッシュ、シゲティと同クラスの名演だった。

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     2023/02/18

    記録としては重要な演奏だろうと思うが、純粋に演奏だけ取れば今では他により優れた演奏が出ている。フランス人ピアニストによる演奏はもっと淡くロマンのニュアンスが豊かなので田中はやや分が悪いというものの、この時代にあってこれだけ弾ける邦人ピアニストはそうはいないと思う。田中ファンにとってはありがたいというべき演奏であろう。

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     2023/02/16

    モーツアルト的な響きを期待したが私の想像していた響きとはかなり違っていた。古楽器とはいえ大味な響きで演奏も繊細というより大味でウィーン風な優雅でまろやかさを期待したら裏切られるだろう。

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     2023/01/25

    初期のCOCO-80146で所有。フィりップス時代のインバルはどうも味がうすくて評価しなかったが、DENONに移ってから巨匠性が増し、音楽が大きく深くなったと思う。このシューマンも恰幅が良くしかも響きが充実し聴きごたえがあり驚くばかりだ。音の整理指揮者のサヴァリッシュやスイトナー等をはるかに超えた存在で、ドイツ指揮者よりずっと味濃いドイツ的響きを生み出している。彼のベートーヴェンやブラームスも聞きたいのだが手が回らないのが残念である。セルやバーンスタイン、T.トーマス等のアメリカの指揮者では聴けない本物のシューマンという気がする。

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     2023/01/25

    一聴すると響きは充実しており満足ゆく演奏のように思えるが、響きや音色のニュアンスに欠けていてどことなく変化の乏しさを感じてしまう。これはスイトナーの振るモーツァルトやベートーヴェンにも共通しており、いつも物足りなさを覚える。サヴァリッシュのシューマンより上だが、クーベリックの2種の演奏のほうがずっと良いと思う。以前からどことなく交通整理のうまいだけの指揮者と思っていたが、その中でも、このシューマンは響きに張りがありモーツァルトやベートーヴェンよりは成功しているようだ。しかし、私には聴かなくても一向に構わない指揮者の一人で、彼のモーツァルトのCDなど全く聞きたいとは思わない。

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     2023/01/17

    シューリヒトのブル8で、今のところ最も音が良いのがこの2枚組のCDである。音色が艶やかで音の伸びも申し分なく、ファンならMUST-OWNのCDである。

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     2023/01/17

    結論からいうと、シェリングとしてはあまり出来は良くない。大御所の前で節回しが固く柔軟さに欠けている。恩人とのデュオでは致し方ないかもと思う。シェリングのこの曲のライヴも海賊盤もないのが不思議であるが、正規録音で再録してほしかった演奏の一つである。この3曲の名曲、未だデ・ヴィートを超える演奏が聴けないのが残念である。

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     2023/01/15

    わたしはリマスターCDは積極的に聴かない派の人間であるが、このDELTAプレス盤0029の第九を聴いてリマスター処理が実にうまくいっているのに感心した。艶やかな音色、奥行きのある響き、分離の良さ等で、現在持っている10種のバイロイト第九のCDの中でもベスト1か2に位置するぐらいだと思った。変に音がデジタル臭くも固くもなく好感の持てる音質、音色である。このデルタ盤に比べると今迄聞いてきたバイロイト第九の愛聴盤の音がやや平面な音に聴こえてしまうほどである。音の分離、解像力は今一歩かもしれないが、音色が実に艶やかで立体的であるという点に最も魅かれている。

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