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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/04/14
20年前の誘拐事件の誘拐犯の娘が大手新聞社に内定しそれをスクープした週刊誌の記事がきっかけとなり2年前の事件が基で干されている新聞記者が再調査を命じられ真相にせまります。 それぞれの場面が実際に見ているようにくっきりと浮かび上がる作品です。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/04/13
ストーリーは当然ですがやはり主人公の設定がうまいです。 暴力団と力でわたりあうサラリーマンというのはともすれば陳腐な現実味のない設定になりがちですが 主人公の出自を極道としたことで各所うまく話がまとまっています。 読後感が爽やかで誰にでも薦められる1冊だと思います。
主人公は当然の事ながら、それ以外の登場人物のキャラクターもたっている。 そして物語の程よいスピード感に相まって会話が重なるほどに性格が際立ってくるのには恐れ入った。 また事件やその際の感情も削り取ってその後の会話や行動の行間に読みこます手法はハードボイルドにありがちとは言えこの作家のそのセンスは秀逸だ。 程よい長さの物語として余韻を残しつつの完結はまさに傑作に値する。
警察と犯人という二者の対決だけではなく巻き込まれた形の主人公を主体にしているところが良かった。登場人物の心のひだを描き込む小説ではないのでキャラクター色はあっさりしているが会話や行動が生き生きしているので物語にのめり込みやすかった。 デビュー作も読んだが著者の守備範囲の広さには感心させられた。
この本の面白いところは単なるパニック系や戦争物の脱出劇ではなく 人類とは何か生きるとはなにか、善とは、悪とは、つまり 人間とは何かを、問いかけながらストーリーを作り出している ところにあると思う。おすすめの一冊です。
死刑について色々と考えさせられた本でした。 書かれていることが事実であればやはり日本の死刑制度はまだまだ色々と問題があるこもしれないと改めて感じました。 途中何度も予想を裏切る展開があって最後まで気が抜けない作品でした。 そして、最後は見事なドンデン返しもあり読み応え十分です。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/04/12
この作品は多少の非現実さ(登場人物の背景設定)や場面展開の散漫さが 気になるところはありますが、それを差し引いても余りある勢いと、 刹那な橋田の愛と生きる姿に引きずり込まれました。若いころに読みたい作品です。
この作品には節目のたびごとに手紙が登場するのですが 手紙という、今ではあまり目にする機会がなくなったものの登場に懐かしさを感じました。しかもひとつひとつの手紙になみなみならぬ感情がこもっていて、 読み終わるとずっしりと書いた人の想いの深さが残りました。手紙が印象的な作品です。
主要登場人物4人の男子高校生はそれぞれ誰にも言えない秘密を持っています。 彼らは長い間そのことに縛られ続けていたがその秘密を告白し共有しあい受け入れあいます。彼らの心が自由になるかすかな希望が見えるラストがとてもいい。
ただただ歩くだけの学校行事をここまで物語として広げられるのはほんとうに凄い。十代の少年少女の複雑で繊細なな心情をよく描けていて最後にはハッピーエンドにしめくくるあたり読後感は最高です。 青春時f代を懐かしむ作品でした。
この本はミステリーと言うよりは恋愛小説と思った方がいいかもしれません。 最後に作者のあとがきを読んで”なるほど、だからこんな柔らかいストーリーなんだ”と納得しましたが・・・。 そのような伏線もあり現代的な話の割には昔のヒット曲「案山子」が出てきたりしたのでしょうね。なかなか意味深な作品です。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/04/11
高級住宅地の近隣住民のそれぞれの家族の葛藤をドロドロに描いた作品です。 こうして家庭が崩壊していくのかと疑似体験させていただきました。 作者は登場人物の性格をよく使い分けて描かれてはいますが主人公である遠藤彩花と高橋家長男の彼女の性格は何とかならなかったのでしょうか? 身近にいたら絶対友人にはなりたくないと思いました。
この本に出てくる自己中心的な考えの人はいくらでもいるのではないでしょうか? そしてこのストーリーに背筋が寒くなると同時に人間にとって何が大切なのか 精神面を鍛える必要があると改めて痛感しました。おすすめです。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/04/10
家族の心情が細やかによく表現できています。頷ける部分もあり素直に同感できる部分が多いです。そしてわかりやすくすらすら読める点も気に入っています。ただ、ラストは予想の範囲内だったのでもう少し意外性が欲しかったです。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/04/10
何となーく違和感を感じながら読み進めていましたが最後はドンデン返しが華麗に決まり納得の結末でした。それも明るい未来に繋がっていくので読後もなかなか爽快です。 登場人物では貫太郎には今一つ共感は出来ませんでしたがやはりテツさんのキャラクターが良かったです。おすすめの一冊です。
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