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　2015/11/17

これ程体系化して網羅されているのはヴァルシがタダものでなかったことと、独では尊敬を集めたピアニストであったことを、証明する。ほとんどがＣＤ化されておらず入手不可能な演奏ばかり。40枚はボリュームもあり全部を一気に聴くには手強い。このような素敵な演奏家がいたとの再認識を楽しみに一枚一枚聴き進むのが最適かも。楽曲の説明やら日本での演奏会やらの画像も貴重。99ユーロより実質安くなるとは！もう少し待てばよかったかな。万人には薦められず星４つ。随分と探した私としては星５つ！！！！！

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　2015/02/05

私もヴァーンメディア盤で一枚づつ購入し聴きました。それを思うとずいぶんお得な価格になったものです。出来はバラバラでシェルヘンの運びに必死に付こうとするオケとが醸し出す緊張感あり、はたまた両者が諦めたかのようなダラけた、演奏ありです。一番の聴きものはやはり、9番です。この正しく奇怪な演奏を聴いた時、シェルヘンが実は偉大な表現者であったことを認識しました。彼の残した演奏では、マタイ、マーラーの諸作品に魅力を感じます。
ところで、この一連のライブ演奏は画像として残されてはいないのでしょうか。

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　2014/10/31

これも再発大歓迎な名盤。
どうでしょうか？全曲盤で論じるならこれとリシャルト・バクストの新旧盤が双璧と思うのですが。選集ならジョルジュ・フレンティ？の名演。寂寥感でしたら前者３種類。マズルカが舞曲である姿を再認識させられたのは後者。フリエールの再発は両手を挙げ歓迎します。この深さに。どうでしょうHMVさん、バクストのウエンストミンスター盤とムザの録音をｃｄ化されては？
ルイサダには心底共鳴できない者より。

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　2014/10/03

再発されたことは良い企画だと思います。当然ながら世に出ているグリンベルグ、メジューエワなどの女流での全集などという変な括りでなく、この演奏もベートヴェンのこれら作品のもつ魅力を充分に聴かせてくれます。優れた演奏です。一曲一曲をしっかりとした譜読みの元に確固たる信念や愛情で弾いているのでしょう。感動的であります（全部が全部でもありませぬが。ただし全部が良いなんて全集これまで聴いたことはないです）。フレンチでもロシアでもないピアニズムがハンガリーにあるような気がします。傑出した演奏家も多々いますし、いました。ここの処フンガロトンがお国の事情？で停滞してましたが元々は名演奏家の宝庫。引続き頑張って良い作品を出していただきたいと思います。そう！彼女の未発表集「アンコール」、期待しておりますよ。

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　2013/02/14

とある、とてもお詳しいお方のサイトを拝見し取り寄せ聴きました。しかしビーチャムが斯様な演奏をしていたとは。劇場の偶像を追い評論家頼りもよろしいですが、自分で集め聴くことがやはり一番であり大切だと思った演奏です。本当に優れた聴き手の方がいらっしいます。お教えいただきありがとうございました。

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　2012/08/25

シミジミ聴いてしまう。何度も聴いてしまう。それほど聴く曲目ではないがこのピアニストの前では全ての曲が名曲である。奇をてらう演奏でなく、ピアノという楽器の持つ魅力が伝わってくる演奏。あと一枚バッハがＶｉｓｔａＶｅｒａから出ていたが廃盤となってしまっているのは惜しい。ピアノをお好きな方にはお薦め。