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　2012/03/24

ズスケのベートーヴェンと同じく、シンプルな響きの構成により曲の構造を明らかにする演奏で、とっつきにくいバルトークの曲も面白く思えてくる。荒々しさをバルトークの一番の「売り」と考えるなら少々もの足りなく感じられるかもしれないが、バルトークをより古典的な音楽性（楽しみ）へと近づけてくれるようにも思えるこの演奏を結局繰り返し聴くことになる。

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　2011/03/17

すばらしい。録音もいい。四つの音をしっかり聴き分けられると同時に、一つ一つを追っていこうとしてふと気がつけば心地よく調和している。特に大フーガについては衒いがなく、曲に対する理解が優れているように思う。もちろんもう少し野性的であったら、とか思ったりもするのだが、最終的には最も納得させられる演奏であり、また聴きたくなる。全集で出してほしい。