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哲 さんのレビュー一覧 

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     2021/04/18

    津原泰水による短編集。11編が収録されています。
    普段小説を読まない私でも本書が現代の娯楽小説作品として非常に高度なレベルに達しているのは疑いようがなく、大森望氏の「当代最高の短編小説の名手による、当代最高の短編小説集である。」との評は決して言い過ぎではないと思います。
    収録作品は何れも甲乙付けがたい魅力がありますが、「琥珀みがき」は折に触れて読み返したいです。

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     2021/04/18

    ご多分に漏れず某SNSでの「炎上」を機に手に取ったのですが、これが想像以上に面白く、普段娯楽小説の類、特に長編小説は全くと言っていいほど読まない私が、ページを捲る手を止められず一気読みしてしまったほどです。
    結末に関しては「投げっ放し」と捉える方もいるかと思いますが、私は著者からのエールだと捉え、多いに気に入りました。

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     2021/04/18

    『復讐するは我にあり』などで知られる佐木隆三が、米国統治下の沖縄の風俗街を描いたルポルタージュ。
    行間から沖縄の夜が匂い立つような筆致にあてられ、遅読家の私が珍しく一気読みしてしまいました。
    近年、社会学的見地から沖縄を題材にとった優れた書籍が多く出版されていますが、この読み味は他にないものだと思います。

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     2021/04/18

    現代詩文庫シリーズ、2冊目の岩田宏。
    リズミカルな詩の数々は、読む者に得も言われぬ高揚と緊張をもたらします。
    興味深いのはマヤコフスキーとプレヴェールについて語ったエッセイ「どしたらいんだろ」で、『プレヴェール詩集』(岩波書店、2017)を読んだ方は是非こちらも一読されたい。

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     2021/04/18

    シャンソン「枯葉」の作詞などで知られるジャック・プレヴェールの詩集。
    上品なユーモアと風刺精神に満ちたその詩世界は、なるほど本書の訳者小笠原豊樹=岩田宏の作風と一脈相通ずるところがあります。
    詩はよく分からないという方でも親しみやすい一冊かと思います。

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     2021/04/18

    歌人・小池光の日経新聞連載を書籍化したもので、「詩歌に詠まれた動物を、その生態、文化史的側面にも注目して、縦横無尽にユーモラスに鑑賞する105編のコラム」(帯文より引用)は確かに面白く、読んでいて思わず吹き出すことしばしば。
    著者の博識に感嘆すると同時に、詩人たちが動物たちに注いできた眼差しの深さに改めて感じ入る一冊。

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     2021/04/18

    東直子さんによる短歌エッセイ。毎日新聞連載「愛の歌を読む」「命の歌を読む」をまとめたもの。
    巻末の西加奈子さんとの対談の中に「エモーショナルな部分を刺激される歌」を選んだとあり、確かに情熱的な歌が多く取り上げられているように感じました。
    東さんの読みは柔らかく、私のような短歌素人にも歌の魅力が快く伝わってきます。

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     2021/04/18

    所謂〈穂村弘以降〉の現代短歌に馴染めない私が、その穂村さんが解説を書いている歌集を読んで涙を流すとは思いも寄らないことでした。
    ここに収められている祈りのような歌を詠んだ人が、確かにこの世界に生きていたのです。
    出会うことが出来て良かったと思える一冊です。

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     2021/04/18

    ポール・オースターが自身のラジオ番組のために全米の聴取者から募った、短いものなら1ページ、長くても15ページの「本当にあった話」のアンソロジー、第2巻。「見知らぬ隣人(承前)」「戦争」「愛」「死」「夢」「瞑想」の部が収録されています。
    第1巻よりも幾分シリアスな話が多いように感じましたが、通読した後に胸を去来するのはやはり「アメリカの物語を読んだ」という感慨です。
    余談ですが、星新一や田丸雅智さんのショートショートを好む方が本書を読んだらどのような感想を持つのか気になります。

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     2021/04/18

    ポール・オースターが自身のラジオ番組のために全米の聴取者から募った「本当にあった話」の数々から、とりわけ記憶に残る179話を収めたアンソロジー。
    物語は10のカテゴリーに分類され、この巻では「動物」「物」「家族」「スラップスティック」「見知らぬ隣人」の部が収録されています。
    全く違う人たちの全く違う体験が語られているにも関わらず、通読した後には「アメリカの物語」が感ぜられるはずです。

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     2021/04/17

    星新一の自選短編集。
    簡潔明瞭な文章で綴られる50編の小説は、何れも上品な皮肉とユーモアに満ちています。
    学研『5分後に意外な結末』シリーズが人気を博している今、改めてこのショートショートの巨人を読み返すのも一興かと思います。

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     2021/04/17

    石集めが好きなロバのシルベスターは、ある日まほうの小石を拾います。その帰り道の途中、腹を空かせたライオンと出会ってしまい……。
    物語が急転直下する理由が非常に間の抜けたものになっているのですが、朴訥とした絵も相俟って展開に無理は感じられず、読む者はこの家族に救いの手が差し伸べられることを願わずにはいられません。
    そして長い試練の後に訪れるハッピーエンドは、とても暖かいものです。

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     2021/04/17

    『パトレイバー』『攻殻機動隊』などで知られる押井守が自身の代表作『パトレイバー2』を題材にとった演出ノート。
    『パト2』の緻密な画面がどのような意図で設計されたかが解説されており、押井氏のファンならずともアニメ鑑賞を趣味とする人なら一読の価値があると思います。

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     2021/04/17

    しましまトラの赤ちゃんとぽちぽちヒョウの赤ちゃんが、獲物を求めて小さな冒険の旅へ。
    絵本や児童文学ではありがちなストーリーで目新しいところはありません(強いて言うなら、ジャングルを舞台にしているだけに、いわゆる弱肉強食の掟がうっすらと示されているように読めるのがこの作品ならでは)が、少ない色で鮮やかな世界を表現した絵が素晴らしく、何度でも読み返したくなる魅力があります。

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     2021/04/16

    「昭和によく見られたもの」と「平成に主流になってきたもの」を一対の写真で紹介、トピック毎に解説と撮影の裏側が付記されます。
    この本を読むまで昭和の花束と平成の花束の違いなんて考えたこともありませんでした(笑)。
    違う世代の方と一緒にああだこうだ言いながら読むとより楽しめる一冊かと思います。

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