11 河出文庫

津原泰水

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309412849
ISBN 10 : 430941284X
フォーマット
出版社
発行年月
2014年04月
日本
追加情報
:
287p;15

内容詳細

百年に一度生まれ、未来を予言するといわれる生き物「くだん」。鬼の面をした怪物が「異形の家族」に見せた世界の真実とは(「五色の舟」)―各メディアでジャンルを超えた絶賛を受け、各種ランキングを席巻した至極の作品集がついに文庫化!津原泰水最高傑作短篇との呼び声が高い「五色の舟」を始め、垂涎の11篇を収録。文庫版オリジナル、著者による自作解題も併録。

【著者紹介】
津原泰水 : 1964年広島市に生まれる。青山学院大学卒業。少女小説家“津原やすみ”としての活動を経て、97年に現名義で『妖都』を発表。幻想小説作家として本格的に活動を始める。2006年に刊行された『ブラバン』はベストセラーに。また09年『バレエ・メカニック』、11年『11』(第2回Twitter文学賞受賞)は、各種ランキングを席巻した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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津原泰水による短編集。11編が収録されてい...

投稿日:2021/04/18 (日)

津原泰水による短編集。11編が収録されています。 普段小説を読まない私でも本書が現代の娯楽小説作品として非常に高度なレベルに達しているのは疑いようがなく、大森望氏の「当代最高の短編小説の名手による、当代最高の短編小説集である。」との評は決して言い過ぎではないと思います。 収録作品は何れも甲乙付けがたい魅力がありますが、「琥珀みがき」は折に触れて読み返したいです。

哲 さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おしゃべりメガネ さん

    初読みの作家さんでした。う〜ん、正直厳しかったです。自分の感性が鈍かったのか、読んでいて最初から最後まで、結局ピンときませんでした。世界観は独特で、言うまでもなく研ぎ澄まされているのは感じます。しかし、今作は自分にはフィットしなかったです。違う作品も読んでみないことにはなんとも言えないかなと感じています。中盤からは割りとわかりやすく伝わりやすい世界観だったかなと思います。最初から中盤までは、残念ながらとにかく文字を追うのがやっとで作品の質を満喫できませんでした。ただ誰よりも独特な世界なのは間違いないです。

  • 🐾Yoko Omoto🐾 さん

    あまりにも手強く濃いストーリーに何度も行きつ戻りつを繰り返し、普段読み慣れていないジャンルとやや硬質な文体に短編集ながらも読了までに長時間かかってしまった。既存のジャンルには当てはまらないのではないかと思われる世界観だが、人の内面にある小宇宙を描いた神秘的な感覚はやはりSFと呼んで間違いないのだろう。他人の「辻褄の合わない夢」をそのまま文章にして見せられているような、よくわからないけどでもすごくわかる…そんな奇妙な読後感。特に好きなのは「土の枕」と「微笑面・改」。発想の妙に唸ったのは「テルミン嬢」。

  • 新地学@児童書病発動中 さん

    これはお勧め。SF、ホラー、ファンタジー、純文学といった多様なジャンルを自由に使いながら、ユニークな世界を作り上げている。どの短編も素晴らしいが、私のベストは「土の枕」。わずか16ページの作品なのに、戦争の残酷さ、人の生き方、恋愛、政治、経済、農業といったさまざまな要素が詰め込まれて、分厚い長編小説を読んだ満足感を得ることができる。ホラー色の強い作品が多いので、そういったものが嫌いな方は読まないほうがいいかも。それでも奇形なものに対する作者の眼差しには優しさが含まれており、読後感はそれほど悪くない。

  • ハイランド さん

    闇に蠢くフリークス達、在るべき処に存在できない者達、病んだ魂達の織り成す悲喜劇。ドラマは近視眼的に見れば悲劇だが、俯瞰すれば喜劇となる。どれもグロテスクでいて美しく、しかし長さもテイストも全く異なる短編11本を納めたこの一冊、「綺譚集」と同じ流れを汲む本である。「たまさか人形堂」も嫌いじゃないが、この手のまさに奇譚と呼ぶべき、闇に彩られたサブカルテイストの小説は大好物だ。破滅への予兆を含んだ物語の群れに、四谷シモンの人形はよく似合う。伝奇小説風の「五色の舟」が最も気に入った。著者の本、もっと読んでみたい。

  • aquamarine さん

    単行本では既読です。今回再読してみて、かなり人を選ぶ作品集だろうというのは改めて思いました。SFに分類されるものが多いでしょうか、同じような不思議の世界でも幽明志怪シリーズの怪異とは全く違います。「琥珀みがき」が一番好みだった前回と違い、今回は「五色の舟」がすごく良かった。前回私はラストがきちんと消化できていなかったのかもしれません。そして前回名前をあげてない「延長コード」が凄く沁みました。「微笑面・改」「テルミン嬢」「土の枕」は再読でもやはり好き。きっとまた再読するでしょう。

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人物・団体紹介

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津原泰水

1964年、広島県生まれ。青山学院大学卒。89年、津原やすみ名義で少女小説作家としてデビュー。97年、現名義で発表した『妖都』以降、様々なジャンルを横断する作品を執筆している。2012年、『11 eleven』が第2回Twitter文学賞国内部門1位となる。14年、短篇「五色の舟」がS‐Fマガジン“

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