ポール・オースター

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ナショナル・ストーリー・プロジェクト 1 新潮文庫

ポール・オースター

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784102451113
ISBN 10 : 4102451110
フォーマット
出版社
発行年月
2009年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,366p

商品説明

「誰かがこの本を最初から最後まで読んで、一度も涙を流さず一度も声を上げて笑わないという事態は想像しがたい」。元はラジオ番組のためにオースターが全米から募り、精選した「普通の」人々の、ちょっと「普通でない」実話たち――。彼の小説のように不思議で、切なく、ときにほろっとさせられ、ときに笑いがこみ上げる。名作『トゥルー・ストーリーズ』と対になるべき180もの物語。

<ポール・オースター>1947年生れ。コロンビア大学卒業後、数年間各国を放浪する。1970年代は主として詩や評論、翻訳に創作意欲を注いできたが、1985年から1986年にかけて、『シティ・オヴ・グラス』『幽霊たち』『鍵のかかった部屋』の、いわゆる「ニューヨーク三部作」を発表し、一躍現代アメリカ文学の旗手として脚光を浴びた。他の作品に『ムーン・パレス』『偶然の音楽』『リヴァイアサン』『ティンブクトゥ』『幻影の書』などがある。

内容詳細

「誰かがこの本を最初から最後まで読んで、一度も涙を流さず一度も声を上げて笑わないという事態は想像しがたい」。元はラジオ番組のためにオースターが全米から募り、精選した「普通の」人々の、ちょっと「普通でない」実話たち―。彼の小説のように不思議で、切なく、ときにほろっとさせられ、ときに笑いがこみ上げる。名作『トゥルー・ストーリーズ』と対になるべき180もの物語。

目次 : 動物(鶏/ ラスカル ほか)/ 物(星と鎖/ ラジオ・ジプシー ほか)/ 家族(雨天中止/ 隔離 ほか)/ スラップティック(大陸の両岸で/ フェルトの中折れ帽 ほか)/ 見知らぬ隣人(七十四丁目のダンス―一九六二年八月、マンハッタン/ ビルとの会話 ほか)

【著者紹介】
ポール・オースター : 1947年生れ。コロンビア大学卒業後、数年間各国を放浪する。’70年代は主として詩や評論、翻訳に創作意欲を注いできたが、’85年から’86年にかけて、『シティ・オヴ・グラス』『幽霊たち』『鍵のかかった部屋』の、いわゆる「ニューヨーク三部作」を発表し、一躍現代アメリカ文学の旗手として脚光を浴びた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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ポール・オースターが自身のラジオ番組のた...

投稿日:2021/04/18 (日)

ポール・オースターが自身のラジオ番組のために全米の聴取者から募った「本当にあった話」の数々から、とりわけ記憶に残る179話を収めたアンソロジー。 物語は10のカテゴリーに分類され、この巻では「動物」「物」「家族」「スラップスティック」「見知らぬ隣人」の部が収録されています。 全く違う人たちの全く違う体験が語られているにも関わらず、通読した後には「アメリカの物語」が感ぜられるはずです。

哲 さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア さん

    オースターの妻、シリの発案で始まったラジオ番組―全米のリスナーから寄せられた「私の物語」を編集したもの。地域的にも、年代的(子供はいないが)にも幅広い層を網羅する179の物語。彼らはけっして声高に語らない。実に抑制されたスタイルで彼ら自身にかつて一度だけ起こった、とっておきの物語を語る。中には、それこそO・ヘンリーの短篇小説を思わせるようなものもある。例えば「金の贈り物」。小説としての(小説ではないのだが)完成度の高さでは「1949年、クリスマスの朝」が群を抜くだろう。これ1作だけでも読んだ甲斐がある。

  • hiro さん

    『洋子さんの本棚』を読み、そこに登場していたこの本を読みたくなった。アメリカのラジオ番組で募集し、ポール・オースターが編集したもの。普通の人達が書いた実話なので、この本に登場する家族、動物、物、国土の広さ、移民、人種、戦争、宗教、行事など、さまざまな話を通して、実際のアメリカという国を知ることができた。また、常識では起こりえないような奇跡としか呼べないことが実際に起こっていることに驚き、叙述トリックにはまって最後のオチに思わず笑ってしまったり、悲しい話もあったが、良い本が読めた。もちろんUも読みます。

  • ケンイチミズバ さん

    父親が事業に失敗し、クリスマスプレゼントをあきらめていた家族。イブの朝、プレゼントの箱がいっぱい!一番下の弟がこっそり隠した兄弟たちのおもちゃや道具が中身だった。家族が笑い転げるさまが微笑ましい。これがOヘンリー的な優しさなのか。最近CMでまさに目にして再読。家族の幸せにアメリカも日本もないなあとあらためて感じ入ります。冒頭のラスカル!だめだ、あっち行け。がとても笑えます。白装束で身を隠しても店の看板犬、愛犬がまとわりつく。男はKKKから決別するが、一生涯からかわれ続けることに。

  • ゆのん さん

    ラジオでリスナーからの葉書(今はTwitterなど)を読むというのは昔からあるスタイルだが、この本はリスナーから物語を募集したものを纏めたもの。物語は短く、実話でなければならない。選び、朗読するのはあのポール・オースター。様々な土地の様々な職業の人々の物語がギッシリと詰まっている。短い物語ばかりだが、ゾクゾクと鳥肌の立つような物語が沢山。94

  • Lara さん

    ラジオ番組の聴者から寄せられた物語のなかから、選ばれた179の物語。それぞれは、小説とは違った、実に不思議な話が多かった。なかには、文化の違いからか、私には、オチの分からない話もあった。

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