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村井 翔 さんのレビュー一覧 

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     2009/05/23

    5楽章、60分超の大作でめぼしいCDが出るたびに買っている、お気に入りの曲。この演奏は手堅いけど、こじんまりしたノイマンとスケールは大きいが金管の咆哮などロシア臭が強すぎる感もあるスヴェトラーノフの中間ぐらいのアプローチ。やや晦渋な曲を分かりやすく解きほぐして聴かせてくれるが、考えてみれば、これはピアニスト・アシュケナージの美質でもあった。民俗色のある曲ではないので、オケはヘルシンキ・フィルで問題なし。

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     2009/05/19

    指揮者の自筆ライナーノートでは、終楽章はパロディだというアドルノの説に反対して、直球勝負を公言しているが、各楽節ごとの対比を大きくとったこの演奏は、結果としてパロディにしか聞こえないのは実に皮肉。ライナー冒頭で挑戦的な言葉を投げつけているバーンスタインにこそむしろ近い指揮者の資質が随所で聞き取れるのも、また皮肉。第一楽章末尾の急加速+減速はバーンスタイン以上だけど。結局「解釈は常に主観的」てことで、実に面白い。

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     2009/05/17

    拍手入りのライヴだが、客席はとても静か。明らかな傷は修正したとしても、ほぼ一発録りに近い録音とすれば、オケの実力はなかなかのもの。ノリントン率いるSWR放送響や今はホーネックを音楽監督に戴く州立歌劇場のオケに伍すると言ってもいいだろう。何よりも魅力的なのは、まだ30代のフェルツ(1971-)の生きの良い指揮。確かに緩急の対比は大きいが、そんなにあざとさは感じられず、むしろ情熱的でマジメな指揮者だと思った。中間楽章をスケルツォ、アンダンテの順にした理由を述べている自筆ライナーノートも堂に入ったもの。

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     2009/04/26

    ホフマンスタールの入り組んだ象徴世界をどう見せるかは難題で、音楽面のみならず演出の点でも上演至難な大作。シュールレアリスム風にまとめたショルティ/フリードリヒ組もクールに過ぎるきらいはあるが、猿之助の演出は『金鶏』などと比べても、さらに表面的なスペクタクルに堕してしまっている。歌手陣は慣れない白塗り、着物風衣装で奮闘しているが、この名古屋での録画ではオケの響きがとても薄く聴こえるのも残念。

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