【中古:盤質A】 Sym.8: Szell / Cleveland O (1970)+slavonic Dance.3, 10
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 2011年06月20日
本盤におさめられたドヴォルザークの交響曲第8番の演奏は、セルが亡くなる直前の録音であり、セル&クリーヴランド管弦楽団による二度目のスタジオ録音ということにもなる。本演奏は、前回の演奏(1958年盤)を上回るのみならず、一世を風靡したこのコンビによる最高の名演の一つであり、古今東西の同曲の数ある名演の中でもトップの座を争う至高の超名演と高く評価したい。私見ではあるが、本名演に比肩できるのは、クーベリック&ベルリン・フィル盤(1966年)とカラヤン&ウィーン・フィル盤(1985年)だけではないかと考えている。セルは、クリーヴランド管弦楽団を徹底的に鍛え抜き、セルの楽器と称されるほどの超一流の楽団に仕立て上げたことで知られている。したがって、このコンビによる全盛時代の演奏は、特定の楽器が目立つということは殆どなく(これは、セルが最も嫌ったことであった。)、オーケストラ全体が一つの楽器のように聴こえるような精密なアンサンブルによる精緻な演奏を誇っていた。その残滓は、後継の音楽監督のマゼール時代にも色濃く存在しており、私も、マゼールに率いられて来日した際のコンサートにおいて、クリーヴランド管弦楽団の鉄壁のアンサンブルに驚嘆したのを今でもよく覚えている(確か、曲目はストラヴィンスキーの3楽章の交響曲であったと記憶している。)。ただ、あまりの演奏の精密さ故に、スケールもやや小型であり、いささか融通の利かないメカニックとも言うべき演奏も多々見られたと言わざるを得ないところだ。そのようなセルも最晩年になると、鉄壁のアンサンブルを維持しつつも、クリーヴランド管弦楽団の各団員により自由を与え、伸びやかな演奏を行うようになってきたところであり、それに併せて演奏のスケールも大きくなっていった。本名演は、そのような一連の流れの頂点にある演奏と言えるのではないかと考えられる。セルは本演奏においても曲想を精緻に描いてはいるが、フレージングが実に伸びやかである。そして、どこをとっても情感の豊かさに満ち溢れており、スケールも雄渾の極みと言える。これは正に、ドヴォルザークやスメタナ、ヤナーチェクなどのチェコ音楽を心から愛した巨匠が最晩年になって漸く到達し得た至高。至純の境地であると言えるのではないだろうか。併録のスラヴ舞曲第3番及び第10番も、ドヴォルザークの第8と同様の素晴らしい完熟の名演だ。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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shef | utsunomiya | 不明 | 2005年09月19日
最高の8番。鋼鉄のようにがっしりした構築と愛情と品性あふれる演奏は奇跡。クリーブランドの底力とセルの眼力がこの作品のもつ魅力を最大限、いやそれ以上に引き出している(ブラームスを敬愛していたドボルザークが喜びそうな演奏!)同時期、シューベルトのグレイトも録音しているが、長く廃盤になったまま。 再び陽の目を見ることを祈る。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 2010年11月29日
セル/CLOのドヴォルザーク交響曲第8番と言えば私はエピック・レーベルでの演奏LP盤で長らく聴いておりました。それは1958年の録音(タイム@9’55A10’03B6’20C9’00)で当時はまだ交響曲第4番の位置付けで「イギリス」副題も付いていなかったのではないかと思ったりしています。その演奏と基本的フォルムは本盤演奏は変わってはいないと思います。1970年セルが73歳の頃の録音でタイム的には各楽章何れも数十秒長めになったようで・・・@10’49A10’35B6’41C9’33・・・あります。セルらしい簡潔な中に民族的な香りも含ませた演奏で特に今回の演奏はセルの少し柔らかにロマンチックな面が出た処が特徴かと思います。第1楽章潤いを持っての演奏運びは意外なCLOの弦の暖かさにより表現されています。中程ピーク後のフルート等管楽器マイルドさにも注目ですね。第2楽章、弦の美しさ・・・弦ソロも・・・は増しロマン性が感銘深いです。最後のエンディングでのぼやかしを入れながらテーマを出して行く辺りも聴きものでしょう。第3楽章も民族舞曲風をゆっくりと進め絶妙な「間」を懐かしく咬ませるなど本盤ならではでしょう。最終楽章は特に私は知らず知らずの内に聴き込んでしまいました。何とも言えない深々とした味わいは最初からやや録音がツーンと突き抜けていない靄がかりのハンディを払いのけるに充分であります。スラブ舞曲第3番(5’00)、第10番(6’06)も過剰な演出ではない安心ものであります。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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こもんせんす | 茨城県 | 不明 | 2010年01月10日
悪い演奏では決して無いと思いますが、結局売ってしまいました。セルは好きで集めてますが、結局ソニー盤を聞いてしまうので無駄な持ち物を減らす意味でこういう場合は手放す主義です。ソニー盤の方により生き生きした活力を感じる。音は硬めだがそれがが引き締まった造形をより強調するかのようだ。リマスターの効果もあって、艶や抜けがある程度保たれている。一方こちらは全体にはより条件良い録音だが、この時代にしては抜けがもうひとつで全体にやや甘い。クリーブランドの個性がむしろ曖昧になっているように聞こえる。これが本当の響きに近いのか?原音知りませんが。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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古渡 弁蔵 | 北海道 | 不明 | 2009年10月26日
市立図書館にあったので借りて聴きました。確かにすばらしい。でももう少し繊細さを求めたかった。好みの問題でしょうが、あえて買おうという気持ちにはなれなかった。私にはカラヤン=ウィーンフィルのデッカ盤が一番合っている。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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mizumoto | 東京 | 不明 | 2008年06月22日
もちろん演奏は最高です。録音の評判が良くないみたいですが、セル自身は それまでの米コロンビアからEMIに移って たいへん音質の良さを喜んだらしいですよ。僕も旧CBSソニーの硬くて音像の近い直接的なサウンドよりEMIのホール感のある音の方が ずっと好きです。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ジョックン | 静岡県 | 不明 | 2007年08月16日
言わずと知れた、同曲最高の名演である。ただ最高であると言うことを前提に言わせてもらえば、旧盤の方がややベターな気もする。 新盤が出ると、ほとんどの場合そちらに気を取られてしまい、旧盤の存在が薄くなってしまうという市場の風潮があるような気がするのは残念な気もする。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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井上トロ | 長野県 | 不明 | 2005年04月18日
初めて交響曲を聴こうと言う方にオケと指揮が素晴しく噛み合ったスリリングな名演を!1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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かんたあびれ | 神奈川県 | 不明 | 2019年11月03日
セルのラストレコーディングは、素晴らしい音楽だ。オーケストラが一つの楽器のように、深い共感に満ちたドヴォルザークを奏でる。指揮者の統率と団員の音楽性が見事に調和し、緻密なアンサンブルとスケール感が両立している。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ヴェラスケス | 鹿児島県 | 不明 | 2010年07月10日
不覚にも第1楽章後半、第2楽章中間にて涙ぐむ。 これぞ私の求めていたグレートだ。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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顕 | 岐阜県 | 不明 | 2009年05月24日
まことに堂々としたシンフォニックな表現で優れている。しかし、曲の性格上、別にセルじゃなくても、例えばカラヤンでもミュンシュでも、ターリッヒでもこの曲の良さはストレートに聞き手に伝わるけどね。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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C.V.Alkan | 大阪府 | 不明 | 2009年05月03日
素晴らしいです!とにかく素晴らしい。自分の中ではスラヴ舞曲の10番が特に良かったです。テンポから間の取り方まで、ものすごくしっくりきました。これほどの演奏はなかなか聴けないのではないでしょうか。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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味噌カツ | 名古屋 | 不明 | 2008年06月29日
自在なテンポ、伸びやかな歌。素晴らしい。この曲はこうでなくては。第1楽章の主部などでは切れ味の良い鋼鉄のアンサンブルを聴かせ、第2楽章や第3楽章ではまろやかで美しい音色を聴かせる。終楽章もかっちりとした構築感のある響きで、品格あり立派。録音も良好、たっぷりとした響きの上品な仕上がりである。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ぴょんすけ | Japan | 不明 | 2008年06月04日
ちょwマジでヤバすぎw!(((;*`д´))アンサンブルが神すぎるwwwww。ヘボウを振ったベト5と共にセルを代表する超名盤だねぇ(*’ー^)b⌒☆0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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kensan | fukui | 不明 | 2008年02月08日
最高のNo.8!!この演奏を超えるものはあるのか。しかし、この演奏に比してやはり録音が…。EMI特有の軟調で霞がかった鳴り方だ。まあ、この価格ではあるし、それほど繊細さを求められないNo.8だからまだ許せるのだが…。聞いていても、目の前の曇りを拭き取ってしまいたくなる。もっと空間の透明度を上げてもらわないと、微妙なタッチが伝わってこないではないか。音色の階調が単純すぎる。本当はもっと冴えた演奏だったのではないだろうか。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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