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ロッシーニ(1792-1868)

CD 『セヴィリャの理髪師』全曲 クラウディオ・アバド&ロンドン響、ヘルマン・プライ、テレサ・ベルガンサ、他(1971 ステレオ)(2CD+ブルーレイ・オーディオ+DVD)

『セヴィリャの理髪師』全曲 クラウディオ・アバド&ロンドン響、ヘルマン・プライ、テレサ・ベルガンサ、他(1971 ステレオ)(2CD+ブルーレイ・オーディオ+DVD)

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検索結果:7件中1件から7件まで表示

  • ★★★★★ 

    エステ荘の噴水  |  岩手県  |  不明  |  2019年03月28日

    この録音が行われた1971年あたりからロッシーニ歌劇の再評価が始まりました。それまでは『セヴィリア』だけが、歌手・指揮者とも「アドリブ満載のコント劇」のごとく自由に楽しんで上演されていたであろうことは、50・60年代の録音を聴いても想像できます。この時代を懐かしいという人がいるのはわかります。一方トスカニーニもカラヤンもジュリーニも、序曲集のレコードは作っても『セヴィリア』の録音は行っていません。やはり何か手を出しがたい事情があったのでしょうね。プッチーニには手を出さなかったアッバードがロッシーニの上演に積極的だったのは何か使命感みたいなものを持っていたのかもしれません。私はこの録音を非常に楽しんでおり何の不満もありません。もっとも、それはこの録音の10年後、81年9月のスカラ座来日公演でのアッバードの『セヴィリア』を十分に楽しんだ、という思い出からかもしれませんが。

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  • ★★★★★ 

    せごびあ  |  愛知県  |  不明  |  2018年03月17日

    アバドが最もアバドらしかった時期の演奏だと思います。

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  • ★★★☆☆ 

    日本の庶民  |  東京都  |  不明  |  2012年01月21日

    『セビリャの理髪師』を全曲聴くのは初めてなので、あれこれ言うことは出来ないが、思ったことを記してみる。 【長所】全体的に良く出来上がっている。引き締まっていて大きなトチリが無く、安心して聴ける。 【短所】堅苦しい気があり、それがソリストにも同じ事が言える。他の方が指摘されているように、「歌っている」と言うより「音を追っている」ように聴こえる。アバドの指揮も、ヴェルディの『シモン・ボッカネグラ』(1977年)の録音と比べると燃焼不足のように感じる。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2010年03月11日

    アバドは評価の難しい指揮者である。それは、ベルリン・フィルの芸術監督就任後の停滞によるところが大きい。偉大な指揮者の後任は誰でも苦労が多いが、カラヤンとは異なり、自分の個性や考え方を、退任に至るまでベルリン・フィルに徹底することが出来なかったことが大きい。アバドは、分不相応の地位での心労が祟ったせいか、退任の少し前に大病を患ったが、大病の克服後は、彫りの深い凄みのある表現を垣間見せるようになったのだから、実に皮肉なものだ。しかしながら、私は、アバドが最も輝いていたのは、ベルリン・フィルの芸術監督就任前のロンドン交響楽団時代ではないかと考えている。特に、この時期に手掛けたイタリア・オぺラには、若さ故の生命力と、アバド得意のイタリア風の歌心溢れた名演が非常に多い。そのような中にあって、このセビリャの理髪師は燦然と輝くアバドの傑作の一つとして評価してもいいのではないかと思われる。ロッシーニのオペラは、後年のヴェルディやプッチーニのオペラなどに比べると、録音の点数も著しく少なく、同時代に生きたベートーヴェンが警戒をするほどの才能があった作曲家にしては、不当に評価が低いと言わざるを得ない。そのようなロッシーニのオペラの魅力を、卓越した名演で世に知らしめることに成功したアバドの功績は大いに讃えざるを得ないだろう。独唱陣も、ベルガンサ、プライなど一流の歌手陣を揃えており、同曲随一の名演の地位は、今後とも揺るぎそうにない。

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  • ★★★★☆ 

    楽園クラブ  |  不明  |  不明  |  2009年07月24日

    演奏も歌も超一流、音質も文句無し、お手本のような名盤ではあるが… 犬くんくんさんの仰る通り、演劇の面白さは感じられないです。熱がこもっておらず、台詞棒読み感が拭いきれないのが惜しいところ。演技しているというより、音を正確に追っている(歌っている)という印象を受けます。それぞれ歌唱は抜群に巧いのに、役になりきれてないというか。 まぁCDなので、まずは演奏と歌が大事。その点では、このオペラを聴くなら避けては通れない名盤、と言って良いと思います。最初の一枚に。

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  • ★★★★★ 

    Nessuno  |  福岡県  |  不明  |  2007年08月16日

    私は、このオペラの録音を聴いて、オペラが大好きになったし、ロッシーニが大好きになった。音楽の専門知識は無いけれど、素直にオペラってこんなに面白いものだったのかと、感動した。プライのフィガロは抜群に上手かったし、アルヴァの伯爵も、どこまでも美しい美声で、貴族の傲慢かつ繊細な風格を表現できていた。ベルガンサも、最高に可憐だった。旋律もイタリアらしい陽気さに満ちていて、素晴らしかった。この録音以前の物がどんな音楽だったか知らないけれど、私は純粋にこの録音が好きだ。何より歌手が楽しんで歌っているのがわかるから。

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  • ★★☆☆☆ 

    犬くんくん  |  縦浜  |  不明  |  2006年10月01日

    ロッシーニは好きですねえ。喜びと軽快に疾走し、それは唾棄すべき教養主義的なクラシックとは対極に来る純粋な音の楽しみに満ちたものなのですが、時代考証を得た批判版を使えばそれで良しとする、この時代あたりから出てきた、伝統破壊脱構築(いわゆるポストモダン)なインターナショナルな傾向にはうんざりです。まさに教養主義の旗手。でもこれは教養主義の立場から見ると現代的スタイルを極めた名盤なのでしょう。このオペラのノスタルジックでドタバタした伝統的演劇の面白さは失われている。この指揮者にとっては関心の無いことなのだろう。

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