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ドニゼッティ(1797-1848)

CD 『ポリウート』全曲 オレグ・カエターニ&ウィーン交響楽団、ホセ・カレーラス、カーティア・リッチャレッリ、他(1986 ステレオ)(2CD)

『ポリウート』全曲 オレグ・カエターニ&ウィーン交響楽団、ホセ・カレーラス、カーティア・リッチャレッリ、他(1986 ステレオ)(2CD)

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    ユローヂィヴィ  |  大阪府  |  不明  |  2017年09月14日

    歌劇『ポリウート』は他のドニゼッティの作品の影に隠れて上演がまれな作品だが、音楽も台本も優れていると思う。 音楽は全体的に派手ではなく、印象に残るアリアやデュエットがあるわけではないが、穏やかで美しい旋律が多い。 紀元250年頃のアルメニアに実在したキリスト教徒が主役で、キリスト教弾圧による悲劇だ。 キリスト教的なテーマもあるが、死んだと言われていた元恋人(セヴェーロ)と現在の夫(ポリウート)の間に立たされる女性(パオリーナ)の苦悩が描かれたり、フィナーレは『アイーダ』や『アンドレア・シェニエ』を先行するような愛の物語でもある。 運命のいたずらで図らずも敵役になってしまうバリトンの役、セヴェーロだが、単なる敵役ではなく筋が通っていて、情もあり、魅力的な役柄だ。 テノール、ソプラノ、バリトンそれぞれに聴かせ所があり、しっかりしたドラマがある。 オラトリオとまでは言わないが、キリスト教的な性格があることから教会で演奏会形式で演奏するのもいいのではないか? また、アルメニアが舞台なのでアルメニアの古代遺跡など、野外で上演するのも面白いと思う。 この録音(1986年、ウィーン・コンツェルトハウスでのライブ録音。)では第2幕第1場のポリウートのアリア、「Fu macchiato l′onor mio 」がカットされているのが残念だ。 カレーラス、リッチャレッリ、ポンスらによるこの作品の貴重な録音であり、名盤だと思う。

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