ヒンデミット(1895-1963)

CD Kammermusik.1-7: Chailly / Concertgebouw.o

Kammermusik.1-7: Chailly / Concertgebouw.o

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    Tan2  |  神奈川県  |  不明  |  2021年03月11日

    20世紀前半はクラシック音楽の激動の時代だった。しかし、その時代のドイツ音楽はほとんど演奏されることがない。せいぜいリヒャルト・シュトラウスぐらいだが、演奏されるのはほとんど19世紀中の作品ばかり。フランスがドビュッシー、ラヴェルから、ルーセル、6人組、メシアンなど連綿と受け継がれているのに。 唯一の例外といえるのがヒンデミット。代表作は、ナチス政権になってから作曲されフルトヴェングラーが「ヒンデミット事件」を引き起こすこととなる交響曲「画家マティス」と、アメリカ亡命後に作曲された「ウェーバーの主題による交響的変容」だが、そこに至る過程で様々な試行錯誤をしていた作品が一連の「室内音楽」である。  この曲集にはアバドが指揮したベルリン・フィルによる録音もあり、そちらの方がアヴァンギャルド&ヴィルトゥオーゾ的で、第一次大戦後のワイマール共和国の百花繚乱な猥雑感が感じられる。それに対して、このシャイーの演奏は洗練されて優等生的なのでこの曲を客観的に味わうには向いているが、どちらをとるかは好みが分かれるところである。  このCDには、一連の「室内音楽」シリーズでありながらアバド盤には収録されていない木管五重奏曲の「小室内音楽、作品24-2」も収録されているのがうれしいところである。

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