Sym.4: Bernstein / Nyp, Grist
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一人のクラシックオールドファン | Hyogo | 不明 | 2009年10月05日
1960年収録のマーラー生誕100年、NYPO周年の位置付けプロジェクトであったと聞きます。バーンスタインは後年勿論録り直しはしていますがこの時期録ったマーラー交響曲全集は彼の原点の一つではあると思われことマーラーへの元々の想いがストレートに出ている演奏が多い様です。さて、本盤・・タイム的にはトータル約55分、このプロジェクトではミトロプーロスの跡をフォローしたイメージで演奏されておりこの全体マーラーとしては余り騒がない交響曲第1楽章・・よく歌っており終わりの方のホルンが印象的、続く楽章での弦の踊りニュアンスはバーンスタインの独特な感じ、第3楽章子供の角笛楽章では例の後半奈落に落ちていき底から明かりが見えてくる落ち着き表現と締めはティンパニーを交えた輝かしさと静かなハープ音の組み合わせは作品自体以上に対比させているようです。最終楽章は後年再録した様なBSではなく女声ソプラノのグリストが担当・・・よく健闘しているのですがもう一つ「喜び」めいたものが前面に出ればとも思いました。しかし指揮者バーンスタインのまだ40才代の後年ウィーン進出時代とは異なった情熱が込められた素晴らしい演奏かと思います。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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